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「家事代行が来る前に掃除しちゃう⋯」家事代行スタッフは汚くても気にしないって本当?

  • 2024.11.16

こんにちは。家事代行ママのこじゆかです。忙しい毎日に疲れ果てて、家事を手放したい!と思う場面も多くありますよね。かく言う私も、キッチンのシンクに洗いものがこんもり溜まったまま、虚ろな顔でため息をついた経験があります。家事に負担を感じたときに、ふと頭に浮かぶのが「家事代行」の存在です。メディアで家事代行サービスが取り上げられることも増えてきました。でも、実際に利用するとなると、こんな不安が頭をよぎりませんか?・部屋が散らかっているのを、他人に見られるのは恥ずかしい。・「片付けができない人」と思われるのではないか。・「依頼の前に、家をキレイにしないと!」というプレッシャー気持ちはとてもわかります! でも、家事代行で訪問する立場としては、キレイかどうかではなく、もっと違った視点で家の中の様子を捉えています。では、実際に来てくれる家事代行のスタッフが、どんな所を見ているのか......ちょっと興味が湧きませんか?リアルな視点がわかると、面白いほど家事代行のイメージが変わってくるはずです。

汚れは気にしない? 家事代行業者が見ている3つのポイント

家の中が散らかったまま、家族以外の人に家に入られることに抵抗がある方も多いと思います。しかし、実際にお家に訪問した際に重視していることは、収納がキレイかや冷蔵庫の中がどうなっているのかではありません。依頼された仕事を安全に進めていくために、さまざまな視点から必要な情報を集めたり確認したりしています。具体的に3つの視点をお伝えしていきます。

チェックポイント①導線や安全が確保できるか

一番大事なのは、安全に時間内に依頼された家事を進めていくことです。そのためにまずは、家の中の導線や危険なものがないか安全に安心して代行を受けていただくために、貴重品などがしっかりと管理されているかを確認します。貴重品などの紛失や物を壊したり、人が怪我をしたりするようなことは避けなければならないからです。時間内に優先度の高い順で効率的に、料理や掃除を進めていかなければなりません。導線と安全確認を怠ると、時間内に終わらないことが増えてしまうので、しっかりと頭の中で作業を組み立てます。そのために、導線や安全の確認をして、スムーズな導線と動きを頭の中でさっとシュミレーションしています。

チェックポイント②物の配置を把握

キッチンの食材や食器類、お風呂などにある物の配置を確認しています。探しものが増えて、ストレスになる可能性があるからです。実際にこんな項目を確認します。

確認場所の例

自分でも整理整頓した際に物の位置を変えて、実際使う時に戸惑った経験はありませんか?せっかく家事の負担を手放したとしても、 知らない間に物の位置が変わって探し物が増えるのは、面倒くさく感じるものです。極力ストレスがないように物の位置は勝手に変えたりせず、 あった場所にしっかりと片付けるようにしています。また食材や掃除の道具などを何度もお声掛けをして聞くことがないように、 あらかじめどこに何があるのかを確認して、作業がスムーズにいくようにしています 。

チェックポイント③依頼主の変化

定期的に家事代行に伺うお家では、 ご家族の様子の変化も捉えるようにしています。その時の状況に合わせて、臨機応変に料理の内容や作業の優先度を変えるためです。例えば、在宅の際に伺う時はちょっとした世間話を楽しみながら、体調やメンタル面での変化がないかどうかを感じ取ったりしています。お子さんが風邪気味なのであれば食材を柔らかく煮込んだり、とろみをつけるなどをして飲み込みやすく、消化しやすいように工夫したりします。意外とお家の中の物の置き方 1つでも、 お家の方の忙しさや 心の余裕の有無などが感じられるので、時間が許す限りその状況に合わせて作業内容を調整していきます。このように、仕事モードで状況をみているので、片付いているかどうかはみなさんが想像している以上に気にしていません。

プライバシーを守るために確認すること

多くの方が、他人を家の中に入れることによって自分の家族のプライバシーや個人情報が流出してしまうのではないかという不安を抱くと思います。きちんとした家事代行のサービス提供者であれば、 利用の前にプライバシーポリシーや規約などを確認できるように提示・説明していることがほとんどです。反対に、そういった事前の約束事をしっかりと確認しないサービス提供者は選ばないという対策をすることで、被害を防ぐことに繋がります。

気を遣わない関係になるのがベスト

実際、家事代行で訪問しても、はじめのうちは皆さん気を遣っている様子があります。材料をしっかり準備して、テーブルの上に並べていてくれたり、 お菓子を用意してくださっていたり⋯⋯。おもてなしの気持ちもすごく嬉しいですが、一番嬉しいのは日常のありのままで出迎えてくれるようになった時です。洗い残しの食器があったり、「あと、よろしくお願いします!」と丸っと任せて出勤されたりする姿を見ると、家事のパートナーとして関係性が築けてきたなと心の中でガッツポーズしています(笑)。他の職種の方が、仕事モードだと同じ景色でも見方が変わるように、家事代行はお家の中を違った視点で見ています。実際は、SNSで見るような整ったお家はほとんどありません。「せっかく家事代行を頼んでいるのに、来る前に掃除して疲れた⋯⋯」なんて完璧を目指さず、自分や家族の生活やメンタルを整えるためにも気楽に頼ってもらえると嬉しいです。そして、自分ですべてを抱えるのではなく、いろいろな人の協力を得ながら自分らしく過ごすママの姿もまた、子ども達にとって一つの見本になるのではないかなと思います。

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