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ドイツ人男性は両極端? 海外の出会い系サイト体験記

  • 2016.3.29
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カナダに住んでいたころの話。まわりに、オンラインの出会い系サイトで知り合ったというカップルがたくさんいました。バツイチの友人も、オンラインで知り合った相手と結婚し、いまは幸せな家庭を築いています。

長続きしているカップルの出会いの場所ナンバーワンは「オンライン」、という報道が、新聞などでも出ていました。

出会い系サイトで出会うポイントは「写真は必ず載せる」こと。写真なしでは冷やかしだと思われます。

また、「条件はできるだけ細かく絞り込む」こと。これはサイトの仕様によるかもしれませんが、人種・年収などまで自分の希望をしっかり伝えること、だそうです。

■実際に登録してみると…

さっそくわたしも、とあるサイトでアカウントを開設してみました。多国籍で展開しているサイトで、無料、条件はそれほど事細かには入力できません。

わたしは、人種は問わないのですが、文化的・マナリズム的に北米の方が合うので、「ドイツと近隣国に暮らす北米の男性か日本人」と、文章で入れました。

イギリス人も多分OKだと思うのですが、面倒くさくなるのでとりあえずアメリカ・カナダ・日本に絞りました。年齢設定は38歳から55歳。

すると、登録した途端メッセージがどんどん来ます。でもそのほとんどが、ドイツ人またはアメリカに住むアメリカ人。「条件をちゃんと読んでいるのか!」という感じです。

じつはわたしの元夫はドイツ人なので、ドイツ人はもうたくさんなのです…。

■最初のメッセージは、Hi there!

そんななか、ひとりだけ「これは」と思える男性を見つけました。近郊の街に暮らす、中国人と白人のハーフのアメリカ人。

思い切って、Hi there!(こんにちは)とメッセージを送ってみました。

すると、Hi there back! と返信がきました。

このHi there! というのは、「そこの人、こんにちは」という感じで、名前を知らない人に挨拶するときによく使われます。お店などで店員に言われたことはないでしょうか。

「Hi やHelloだけのメッセージには返事しない」と言う友人もいるのですが、ドイツ人からの「やらない?」あるいは「結婚してください」という両極端のメッセージに辟易していたので、シンプルに声をかけてみました。

写真は出しているし、向こうも興味があれば返事がくるだろうと。

この男性はアメリカで同サイトを活用していたのに、ドイツでは全然うまくいかないといいます。知り合った女性をいざデートに誘うと、みな会話をうやむやにしてしまうそうです。

ドイツ人はこの手のサービスに懐疑的なのかと思いきや、one night stand(一夜限りの関係)を求めるサイトはドイツでも大盛況とのこと。

彼とは何度かチャットで話しましたが、住む場所が離れているのと、スケジュールが合わないのとで、結局お会いできませんでした。

それ以後も相変わらず希望と合わないメッセージが大量に送られてくるので、面倒になって結局アカウントを閉じてしまいました。

というわけであっけなく終わってしまった、デートサイトデビュー。

実りはなかったけれど、出会い系サイトに対するスタンスにもお国柄が見られるように感じました。

もしかしたら自分に合ったサイトが、外国で展開されている可能性もあります。出会いがないと嘆く人も、海外のデートサイトで運命の人と出会えることがあるかもしれませんね。

(モーゲンスタン陽子)

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