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11月14日は「World Diabetes Day(旧世界糖尿病デー)」。糖尿病とその合併症について正しく知るセミナー&イベント開催

  • 2024.11.15

今や予備軍を含めると日本人の5~6人に1人が罹患している国民病ともいえる糖尿病。

誰もが聞いたことのある病気でありながら、正しく病気を理解している人が少ない現状、また検査を受けるなど自分ゴトとして捉えられていない人が多いといいます。

11月14日「World Diabetes Day(旧世界糖尿病デー)」に先立ち、バイエル薬品株式会社は、糖尿病(ダイアベティス)と合併症に関する啓発活動の一環として、プレス向けのセミナーとゲストを迎えた参加型イベントを開催しました。

その模様をご紹介します。

自覚症状がほとんどない糖尿病とその合併症の怖さ

体験型糖尿病イベント
出典:beautyまとめ

プレス向けのセミナーは、「糖尿病と合併症ってどんな病気?患者さん中心の治療について考える」と題し、糖尿病を専門とする国立国際医療研究センターの坊内 良太郎先生からの講演が行われました。

糖尿病とは、インスリンの働きが悪く、作用不足により高血糖の状態が続くことで起きる病気。

インスリン分泌がされない1型糖尿病、遺伝や生活習慣などの影響で起こる2型糖尿病、妊娠中に発症する妊娠糖尿病などがあり、90%が2型の糖尿病なんだそう。

症状としては、のどの渇きや頻尿、疲れやすいことなどが挙げられるそうですが、軽症の場合自覚症状がほぼなく、放っておくと合併症リスクが高まるとのこと。

この合併症には細い血管に起こる三大合併症と呼ばれる、網膜症・腎症・神経障害、太い血管に起こる脳卒中・心筋梗塞・神経障害や末梢血管障害の結果として壊疽という病気があるのだとか。

中でも糖尿病性腎症は病気がかなり進行するまで自覚症状がなく、気づいた頃には透析が必要なくらい重症化してしまうことがあるので、注意が必要。

また糖尿病を持つ人に起こりやすい併存症として、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)などの感染症・がん・歯周病も挙げられるそうで、血糖値が高いほど合併症や併存症が起こりやすいんだそうです。

合併症を起こさないために検査や生活習慣の是正が重要

体験型糖尿病イベント
出典:beautyまとめ

現代の医学では糖尿病を完治させる薬はないため、合併症をいかに起こさないかが重要と坊内先生。

合併症を抑えるための治療の基本は食事療法と運動療法になり、効果が不十分なときには薬物療法を追加するそう。

血糖だけではなく、血圧や脂質を厳格に管理すれば糖尿病の合併症のリスクを抑えることができるとのこと。

治療は医師に人生における希望や好み・価値観などを伝え、一人一人にあった治療法の提案を受ける個別化医療が推奨されているそうで、医師に聞きたいことや伝えたいことをあらかじめメモにまとめて伝えることがおすすめだそうです。

また合併症の予防には検査を適切に受けることも大切で、網膜症は眼科受診、腎症は尿検査や血液検査、心臓病などの大きな血管の合併症には心電図やエコーなどが有用だということです。

体験型糖尿病イベントにガンバレルーヤがゲストで登場

体験型糖尿病イベント
出典:beautyまとめ

プレス向けセミナーの後には、参加型イベント【体験型ボードゲームで学ぶ糖尿病と合併症〜腎臓の声に耳を傾けよう〜 in 丸の内】にガンバレルーヤがゲストで登場。坊内先生と糖尿病にまつわるトークセッションが行われました。

糖尿病について、どんなイメージを持っているかについては、「太っていたり、甘いものが好きな人がかかってしまうイメージ。」とよしこさん。

これについては、「肥満などが原因の場合もありますが、体質も大きく関係するのが糖尿病。インスリンというホルモンが出にくく糖尿病にかかる人もいらっしゃいます。」と坊内先生が説明。糖尿病は未病が目指せる病気で、生活習慣の見直しや検査が重要だということも先生がお二人に伝えました。

それを受けてまひるさんは、「自分は大丈夫だろうという人が多いと思う。他人事ではなく、一度検査することが大事だとわかった。」とトークセッションを経て、糖尿病へのイメージが変わった様子。

参加型イベントは、ボードゲームを通して、糖尿病や合併症への理解を深め、楽しく病気を学び、正しい知識を得てもらうことを目的として行われていました。

早期に発見し対策を講じることで、進行の抑制ができたり、合併症を防ぐことができる糖尿病。この機会にぜひ自分ゴトとして、自らの健康を振り返るきっかけにしてみてはいかがでしょうか。

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