1. トップ
  2. ライフスタイル
  3. ポール・メスカル、『グラディエーターII』撮影初日にリドリー・スコット監督に救われる

ポール・メスカル、『グラディエーターII』撮影初日にリドリー・スコット監督に救われる

  • 2024.11.15
Paul Mescal plays Lucius in Gladiator II, 2024

アカデミー賞5部門に輝いた『グラディエーター』(2000)の続編『グラディエーターII 英雄を呼ぶ声』で、主演に抜擢されたポール・メスカル。前作から24年の年月を経て描く最新作では、ローマ帝国が栄華を誇った時代を舞台に、ローマを支配する暴君の圧政によって自由を奪われたルシアス(ポール)が、グラディエーター(剣闘士)となり、帝国への復讐を果たそうとする姿を描く。ポールは、初めてハリウッド大作映画の撮影初日にガチガチになってしまったそうだが、リドリー・スコット監督が緊張を解いてくれたそうだ。

「初日は僕とペドロ(・パスカル)の撮影で、僕らは意図的に城壁の外のテントのようなところに隔離されていました。テントの中で僕はたばこを吸い、ペドロと辺りをうろついていたところ、リドリーが葉巻を手に、やって来たんです」とスクリーニング・イベント後のQ&Aでポールが振り返った。「僕が、ちびりそうなくらいに緊張しているのを見て、リドリーが『緊張しているのか?』と聞いてきました」。どう答えるのが正解かわからなかったポールは、曖昧な返事をしたそうだ。「すると彼はバン!と背中をたたいて、『君が緊張していたら困る』と言い、外に連れ出してくれました」

GLADIATOR II - director Ridley Scott, Paul Mescal, on set, 2024.

スコット監督がルシアス役のポールに初めて注目したのは、ドラマシリーズ「ノーマル・ピープル」だったという。「とても健全で、しっかりしていて、共感できる俳優だと思った。脚本のストーリーが展開するにつれ、彼のことを考え続けた」とコメント。また『デッドライン』のインタビューでは、「僕は常に新しくて新鮮な何か、誰かを探している。フレッシュであることは、非常に大切なんだ」と語っている。

ちなみにポールは、共演するデンゼル・ワシントンに初めて会ったときも、緊張しきっていたと告白している。初日は「明日こそ勇敢になるぞ」と逃げ、二日目にやっとのことで自己紹介をすると、「デンゼルが握手してくれた。ただ夢のように感じた」と「グレアム・ノートン・ショー」で明かした。

Text: Tae Terai

READ MORE

『グラディエーターⅡ』キャスト、リドリー・スコット監督の手腕を絶賛

ホアキン・フェニックス、『グラディエーター』降板を申し出てラッセル・クロウに叱責された

リドリー・スコット、『トップガン マーヴェリック』の監督を断っていた

リドリー・スコット、映画『ナポレオン』を自ら司令官のように撮影した

ホアキン・フェニックス、『ナポレオン』撮影直前まで何をすべきか理解できていなかった

・VOGUEエディターおすすめ記事が届く── ニュースレターに登録

元記事で読む
の記事をもっとみる