1. トップ
  2. 恋愛
  3. ミーガン・ジー・スタリオンが、亡き母の生命維持装置を外す決断をした日

ミーガン・ジー・スタリオンが、亡き母の生命維持装置を外す決断をした日

  • 2024.11.15
Premiere Of Amazon Prime Video's "Megan Thee Stallion: In Her Words" - Arrivals

ミーガン・ジー・スタリオンが、最愛の母の生命維持装置を外す決断をしたことを振り返った。千葉雄喜をフィーチャーした 「Mamushi (feat. Yuki Chiba)」が今夏ヒットした彼女は、「親友であり、マネージャー」であった母ホリー・トーマスを2019年に亡くし、これまでもその悲しみをオープンに語ってきた。Amazonプライムビデオで配信中のドキュメンタリー『ミーガン・ザ・スタリオン:ポップスターの本音と素顔』では、脳腫瘍のため「発作が続き」「最悪な状況になった」という母の最期について、踏み込んで明かしている。

「医師たちは母を昏睡状態にしなければなりませんでした。脳死状態になったのです」。ドキュメンタリーでは、アニーメーションを交えて当時を振り返る。「毎晩病院に泊まって、ママの回復を祈るしかなかった。でも、その見込みがないと気づくと、ママをこんな状態にしていたらダメだと思った。望んでいないことはわかっていました。だから生命維持装置を外す決断をした。その翌日、ママは旅立ちました」

ミーガンは悲しみに打ちのめされたが、わずか3週間後にステージに戻った。当時のコンサート映像では、彼女のいちばんのファンで、憧れでもあった母への想いを気丈にも語る姿が映っている。「2019年は、私にとって本当にツアい年。でもコンサートはひとつだってキャンセルしたくない。前進し続けたい。それがママの望みだから」

しかし、メンターでもあった母を亡くし、精神的な支柱を失ったダメージは大きかった。「ママの死後、私は自分を見失い、自信も失った」。マネージャ―でもあった彼女の母は、すべてを取り仕切り、パフォーマンスのアドバイスもしていた。「頼りにしていたママを失い、途方に暮れた」と振り返る。

「ミーガン・ザ・スタリオン:ポップスターの本音と素顔」では、悲しみやプレッシャーを乗り越え、スターダムに上り詰めた彼女が、どん底を経験した時期をパワフルに描く。ロサンゼルスで開催されたプレミアでミーガンは、改めて母への感謝を口にした。「ホリー・トーマスのおかげで、今の私がいます。だからママ、愛してる」

Text: Tae Terai

READ MORE

ミーガン・ジー・スタリオンの日本愛と、「Mamushi (feat. Yuki Chiba)」で挑む変革への決意

ミーガン・ジー・スタリオンが声を上げ続ける理由──「誰かに言われたことをやっていても、自分はハッピーになれない」

「私が歌う、一番大切な歌」──セリーヌ・ディオンがドキュメンタリー「アイ・アム セリーヌ・ディオン〜病との戦いの中で〜」にかける思い

マイケルの妹と呼ばれて──ジャネット・ジャクソンのスキャンダルに負けない生き方

・VOGUEエディターおすすめ記事が届く── ニュースレターに登録

元記事で読む
の記事をもっとみる