＜「オーイ！とんぼ」第2期＞故郷を離れる決心をしたとんぼ…フェリーの中で五十嵐との出会いや島での生活を振り返る

【写真】とんぼの1学年先輩の実力者・ひのき(CV:石川由依)

テレビアニメ「オーイ！とんぼ」の第2期が、ＢＳ松竹東急(全国無料放送・BS260ch)で11月17日(日)朝7時より放送スタートする。家族や職を失い、世間から逃げるように鹿児島県のトカラ列島に移り住んだ元プロゴルファーの五十嵐が、“日本最後の秘境”と呼ばれる火之島でゴルフの天才中学生・とんぼと出会い運命が変わっていく本作。本記事では第2期の始めとなる、第14話「この島が好き ゴルフも大好き！」のストーリーや見どころについて紹介していく。

「オーイ！とんぼ」とは

ゴルフ雑誌『週刊ゴルフダイジェスト』にて連載中の、同名漫画をアニメ化した本作。ゴルフと人が紡ぐ温かみのあるストーリーをドラマチックに描き、天真爛漫ながらも悲しい過去を抱えたとんぼと、過去を捨てて再スタートを切った五十嵐2人の人間模様を描く。第1期の放送が終了するとともに第2期の製作も発表されるなど、盛り上がりを見せた。

そんなアニメ第2期では、高校生になったとんぼ(CV:はやしりか)が熊本へ渡ってからの活躍が描かれる。練習場のジュニア生たちとコースでラウンドすることになったとんぼ。1学年先輩の実力者・ひのき(CV:石川由依)と激しい対決を繰り広げるうちに、とんぼの潜在能力の高さに驚愕したコーチのハジメ(CV:花輪英司)は、とんぼを5月の九州女子選手権に挑戦させることを決める――。

世界一のプロを目指す円(CV:喜多村英梨)や10年前に世界ジュニアを制したエマ(CV:井上麻里奈)なども登場し、とんぼがライバルたちと切磋琢磨しながら成長していく姿を描いた本作。とんぼ役は第1期に引き続きはやしりかが声を務め、第2期でも真っすぐな主人公を初々しくはつらつと演じている。

五十嵐や円との出会いなど、とんぼに起きた出来事を振り返る…第14話あらすじ

2期目に突入した第14話では、島を離れることを決めたとんぼが、五十嵐(CV:東地宏樹)とフェリーに乗って鹿児島へ向かう様子が描かれた。道中、2人は島でのこれまでの出来事を思い返す――。

島のみんなが楽しむために自分たちで作ったというゴルフコースでプレーするとんぼを初めて見た五十嵐。“こんなゴルフをする子がいるのか、化け物かもしれない”と強烈なインパクトを感じたことで、とんぼに興味を抱き、九州女子選手権に挑戦させることを決意する。そして、頑なに島を出たがらず、高校へは進学しないと決めていたとんぼに、五十嵐は新しい遊びを教えたり、とんぼの父親の思い出のクラブを渡したりと、試行錯誤。練習後には、一緒に綺麗な夕日を眺めた思い出も振り返る――。

そして、とんぼにとって“刺激”となった存在、円。“父親のためにゴルフで賞金を稼ぎたい”と話す円は、世界一のゴルファーを目指す野心溢れる少女だった。同い年のとんぼは初めて“負けたくない”と闘争心をあらわにするが、円に夢を聞かれ、「ずっと島にいる」と答えると、円から意外な言葉をかけられる。円のゴルフに対する想いを知ったとんぼは、少しずつ自分の将来に対する考え方が変わっていく。そしてついに、“来年の4月、島を出る”と決意をして――。

思わず胸が熱くなる回想シーンに注目

第14話では、とんぼと五十嵐の2人が思い出を語り合いながら、本作第1期の内容がダイジェスト形式で放送された。五十嵐が火之島へ渡ってきてとんぼと運命的な出会いを果たしてから、ゴルフの技術に感動したこと、2人で夕日を見たり一緒の時間を過ごしたこと、そしてライバル・円との出会いや、“島を出たくない”と言うとんぼにどうにか視野を広げてほしいという五十嵐の奮闘ぶりなど…。第1期での出来事がハイライトのように描かれているため、第1期を観ていなくても十分楽しめる内容になっている。

中でも、五十嵐の“とんぼやゴルフに対する想い”が伝わってくるシーンは見どころの一つ。過去に、ゴルフと家族、そしてプロとしての誇りを失ってしまい、火之島で再出発をしようとしていた五十嵐。自身の辛い過去から、とんぼに“もっとゴルフを知ってほしい”と涙を流し真っすぐに語り掛ける場面は、見ていて胸が熱くなる。

周囲のサポートもあり、新たな1歩を踏み出したとんぼが熊本で奮闘していく様子は、次話以降で確認できるだろう。