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<ダンダダン>神回アクさら&アイラの号泣エピソードに「心えぐられる」「ギャグアニメじゃなかったの?」

  • 2024.11.15
アニメ「ダンダダン」第7話より (C)龍幸伸/集英社・ダンダダン製作委員会
アニメ「ダンダダン」第7話より (C)龍幸伸/集英社・ダンダダン製作委員会

【写真】壮絶な生前を送っていたアクロバティックさらさら

アニメ「ダンダダン」(毎週木曜深夜0:26-0:56ほか、MBS/TBS系ほか/ABEMA・ディズニープラス・FOD・Hulu・Lemino・TVerほかで配信)の第7話「優しい世界へ」が11月15日に放送された。エピソード後半ではアクロバティックさらさら(CV.井上喜久子)の悲しい生前が明らかになり、「心えぐられる」「ボロボロ泣いた」というコメントが続出。Xでは「アクさら」がトレンド入りした。(以降、ネタバレが含まれます)

映画のような演出でアクさらの生前を描写

前話から始まったアクロバティックさらさらのエピソードは原作でも印象深く、とりわけ人気の高い内容で知られている。その理由は「泣ける」というもの。基本、ギャグの効いたオカルトアクションの本作だが、要所要所ではほろっと泣かせるシーンが挿し込まれ、ドラマ性の高い作品にもなっている。アクロバティックさらさらの生前の記憶はまさにそれで、感情を刺激された視聴者も多かったことだろう。

ターボババア(猫)(CV.田中真弓)の助言を受け、アイラ(CV.佐倉綾音)とアクロバティックさらさらの炎(オーラ)をつなげることでアイラの命をつなぎ止めようとしたモモ(CV.若山詩音)。そのときモモの脳裏にアクロバティックさらさらの記憶が流れ込み、妖怪になった経緯、アイラの母を名乗る理由を知る。

この生前の記憶は映像とわずかな声、音楽のみの演出で描かれた。状況を説明するような台詞もなければナレーションもない。しかしそれでも、生前の彼女に何が起こったのかを知るには十分すぎる情報量であっただろう。母が子に注ぐ愛情はあふれるほどに伝わり、子を奪われた絶望と悲しみは痛いほどに現れていた。

【写真】壮絶な生前を送っていたアクロバティックさらさら (C)龍幸伸/集英社・ダンダダン製作委員会
【写真】壮絶な生前を送っていたアクロバティックさらさら (C)龍幸伸/集英社・ダンダダン製作委員会

消えるアクさらに手向けたアイラの愛情あふれる別れの言葉

オーラは生命力と言える電池のようなもの。アクロバティックさらさらからオーラを与えられたアイラは無事に息を吹き返し、代わりにオーラを全て与えたアクロバティックさらさらの体は崩れはじめる。ターボババア(猫)いわく、未練を残し、成仏できないままに消えることは無になること。生者にも死者にも、誰の記憶にも残らず、どの世界にも存在しなかったことになるのだという。

それを聞いて言葉を失うモモ。アクロバティックさらさらは「もっとかわいい服を買ってあげたかった」「私が不幸にしたんだ」「ごめんなさい」と自責の念を繰り返しながら崩れていく。そのとき、アイラが駆け出してアクロバティックさらさらをぎゅっと抱きしめる。「お母さん、愛してる。宇宙でいちばん幸せだったから」――アイラのその言葉を聞きながら、アクロバティックさらさらの体は完全に崩れ去っていった。

アクロバティックさらさらが我が子を失ったように、アイラもまた母を失った子ども時代だった。モモと同じようにアクロバティックさらさらの記憶が流れ込んだアイラには、それだけに自分を愛し、我が子として守ろうとしてくれていた彼女の気持ちが強く届いたのかもしれない。

切なくも悲しいエピソードの終わりには、感情を振るわせた視聴者のコメントが殺到。「めちゃくちゃ心エグって来たなぁ...」「分かってたけど漫画の5倍泣いた」「ヤバかった、めちゃくちゃ心痛くなった」「ギャグアニメじゃなかったの??大号泣すぎる」など、多くの人たちが涙を誘われたようだった。

また、性格に難ありの美少女と思われていたアイラにも、印象が変わったという感想が。「初登場のときからどんどん見え方が変わってきてる」「アイラのこと今話で一気に好きになった」「アクさらを優しい世界に送ってくれてありがとう」など、多くのコメントが送られていた。

◆文=鈴木康道

アニメ「ダンダダン」第7話より (C)龍幸伸/集英社・ダンダダン製作委員会
アニメ「ダンダダン」第7話より (C)龍幸伸/集英社・ダンダダン製作委員会
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