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2024-2025年の年末年始・お正月はタイへ──カペラ バンコク、チャオプラヤー川を一望できる都会のオアシス

  • 2024.11.15

街の喧騒から解放されるラグジュアリーな空間

2024年度の「世界のベストホテル50」において、堂々の第一位に選ばれたカペラ バンコク。オープンしたのは2020年10月。コロナ禍の期間に、バンコクではインターナショナルなホテルブランドが次々と誕生したが、カペラ バンコクはチャオプラヤー川を臨むアーバンリゾートとして根強い人気を誇る。スイートとヴィラを含む101の客室を完備。また、ミシュラン一つ星を獲得したフレンチレストラン「コート・バイ・マウロ・コラグレコ」もある。

「ザ・リビングルーム」でチェックイン

まず全てのゲストが通されるのが、落ち着いたしつらえの「ザ・リビングルーム」。ここは、チェックインとチェックアウト時に加えて、朝から夜までゲストが自由に出入りでき、思い思いの時間を過ごすことができるラウンジのような空間だ。ソフトドリンクやコーヒー、ホテルメイドのクッキーなどがいつでも頂ける上に、夕方のハッピーアワーにはスパークリングワインやモクテルなども堪能できる。

さらに「ザ・リビングルーム」にはカペラ専属のカルチャー・シーカーと称される“カペラカルチュラルリスト”というスタッフがおり、バンコクの街でのユニークな体験を常時案内してくれるサービスも。

この日、筆者がチェックインしたのは12:00pmだったが、この時すでに部屋の準備ができており案内してもらうことができた。ちなみに帰国の際は、飛行機の出発時間が11:00pm過ぎの深夜便のためどうやって暇つぶしをしようか······と考えていたが、13:00pmまで部屋で過ごし、チェックアウト後の17:00pm頃までザ・リビングルームやジムにもアクセスすることができた。

客室の予約状況によって変わることが前提だが、チェックイン&チェックアウトの時間をゲストのフライトの時刻や状況によって、可能な限り滞在のアレンジをしてくれるというのは、他のホテルにはないカペラ バンコクならではのホスピタリティで、「次回もまた訪れたい」とリピートしたくなる大きな要因の一つだろう。

チャオプラヤー川を臨む部屋

Photo_ Courtesy of Capella Bangkok
Photo: Courtesy of Capella Bangkok

筆者が滞在した客室は「リバーフロントプレミア」。広々とした客室(61㎡〜)は、床から天井まで広がる窓と屋外のリビングスペースを備え、チャオプラヤー川の雄大な眺望を楽しむことができる。

さらにバスルームは、おこもりステイを徹底的に楽しみたい人の気分を高めてくれる要素が満載。部屋の中央に置かれた大きなバスタブに浸かって読書をしたり、洗面台の窓を開ければチャオプラヤー川を眺めながらの入浴タイムが叶う。

アメニティは、シェービングキットや歯ブラシ、コームなどが入ったパッケージにチャオプラヤー川の風情ある写真がデザインされていて、さりげない遊び心が光る。

ドレッサーとクローゼットスペースが一体化した間取りになっているため、メイクや着替え、パッキングなどの動線がスムーズに行えるのが嬉しい。ドアの近くには、バトラーと顔を合わせずにやりとりできるボックスも完備。部屋にはオリジナルのレザー製トートバッグが置かれており、プールやジム、近隣エリアショッピングに便利だ。

冷蔵庫の中のミネラルウォーターやノンアルコール飲料は無料。また、小腹が減った際に嬉しいホテルメイドのクッキー&ビスケットも絶品で、無くなると補充してくれるのも嬉しいホスピタリティの一つ。

「ティーラウンジ」で頂くアフターヌーンティー

おこもり滞在に欠かせないアフターヌーンティーも要チェック。カペラ バンコクで人気の「シグネチャー ハイティー」は数々の受賞歴を誇るエグゼクティブ・ペストリーシェフのニコラス・ヴェルグノールが手がけている。この日のペストリーのテーマは「ふしぎの国のアリス」。二段式のワゴンでサーブされるという演出が実に楽しく、アリスをはじめ、マッドハッター、白うさぎなどをファンタジックに再現。写真を撮らずにはいられないほどの愛さしさに満ちている。一品一品がかなり大きなサイズで、一人3品まで選ぶことが可能。

ティーポットやカップはウェッジウッド製の「ペオニア ブラッシュ」で、東洋と西洋のスタイルが融合したカペラ バンコクのハイティーの世界観にピッタリ。「ティーラウンジ」は、宿泊客はもちろん、ローカルのスイーツ好きのゲストで溢れていた。

プールはプライベートな雰囲気が魅力

「ザ・リビングルーム」に隣接するプールは程よいスペースで、デッキチェアに加えて、シックな雰囲気のガバナが用意されている。元々隠れ家のようなホテルのため、プールが混み合うようなことはなかったが、周りの目を気にせず、読書や昼寝などプライベートな時間を味わえる。

朝食は好きなメニューを好きなだけ

朝食は川辺の緑生い茂る庭にあり、光が降り注ぐ温室のような「プラ・ナコーン」へ。ここは、ランチディナータイムにタイの家庭料理を提供しているレストラン。朝は日差しがそこまで強くないため、屋外の席を確保するのがおすすめ。

ブッフェ台には、焼きたてのパンやフレッシュなフルーツ、ハム&チーズに加えて、多国籍なヘルシーフードがラインナップ。オーダーしてから調理してくれるメニューも充実しているので、数日滞在するなら、少しづつ色々なものを頂くのがベスト。

緑に溢れた館内を散策

グリーンに溢れた館内は実に静かな時間が流れており、ここが大都市バンコクであることをつい忘れてしまう。タイには素晴らしいリゾート地がたくさんあるけれど、太陽が昂る朝や夕焼け、そして光り輝くディナークルーズ船が行き交う夜など、チャオプラヤー川を眺めながら一日中のんびりとした時間を過ごすことも贅沢なひとときだ。

カペラホテル&リゾートといえば、2025年夏に京都市東山区に日本初の「カペラ京都」が誕生予定。京都の新しいホテルにも期待が高まるが、「世界のベストホテル50」の第一位に輝いたカペラ バンコクのモダンな落ち着きに満ちた空間とホスピタリティをぜひ体感してみてほしい。

カペラ バンコク

場所/300/2 Charoenkrung Road, Yannawa, Sathorn, Bangkok 10120 Thailand

Tel./+66 (0) 2 098 3888

https://capellahotels.com/jp/capella-bangkok

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