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暖房器具、そのまま使う前に!火災を防ぐためのチェックポイント。乾燥時期は要注意

  • 2024.11.17

先日、テレビ番組を見ていたら、暖房器具は使用前に点検が必要との情報をキャッチ。なんでも点検を怠った状態で、暖房器具を使用してしまうと火災のリスクが高まってしまうそう。そこで今回は、独立行政法人製品評価技術基盤機構(NITE)が公開している情報を参考に、暖房器具を安全に使うためのポイントをまとめてご紹介します。

暖房器具を使用する前に!点検するポイントとは

独立行政法人製品評価技術基盤機構の公式サイトでは、電気暖房器具の点検ポイントと、石油暖房器具の点検ポイントがそれぞれ5項目公開されています。

今回は、それぞれの要点をまとめ、全部で7項目のチェックポイントを作成しました。お部屋の冬支度を始める前に、それぞれの点検ポイントを一緒にチェックしていきましょう!

参照:独立行政法人製品評価技術基盤機構「暖房、点検、ヨシ! ~5つの点検で火災を未然に防ぎましょう~」

①暖房器具がリコール対象品かどうかを確認

まずは、お使いの暖房器具がリコールの対象になっていないかを確認しましょう。リコール情報は、消費者庁のリコール情報サイトやNITEのウェブサイトなどで確認できます。

暖房器具に限らず、モバイルバッテリーやパソコン、電子機器類などの充電池を使用している商品も合わせてチェックしておくと安心です。

②本体に異常がないかを確認、清潔な状態にする

暖房器具本体に変色や変形などの異常がないかを確認しましょう。異常を感じたら、使用を中止し、メーカーに問い合わせるか、修理を依頼してください。

また、ほこりや汚れがある場合には、使用前にお掃除を。ほこりがたまった状態で使用すると、火災や故障のリスクが高まります。こまめに掃除をして、清潔な状態を保ちましょう。

③暖房器具の使用環境の確認

暖房器具を使用する前に、器具と周囲の壁、可燃物との距離が十分に確保できていることを確認しましょう。暖房器具から発せられる熱が壁やカーテン、こたつ布団などに伝わると、火災の原因となることがあります。

周囲に燃えやすいものは置かないようにし、熱を帯びてしまわないように注意してください。

④電源周りの配線状況の確認

暖房器具の電源をコンセントに差す前に、電源プラグやコードが変形・破損していないかチェックしましょう。変形・破損した状態のままで使用すると、発火や感電の原因となる恐れがあります。こたつの電源コードなども、こたつの足に挟んでしまわないように要注意。

また、タコ足配線などにもご注意を。タコ足配線は、コンセントの過熱による火災のリスクを高めます。コンセント周りを点検する際には、合わせてホコリのお掃除も忘れずに。

⑤本体の安全機能が正常に動作するかの確認

電気ストーブなどの暖房器具には、転倒時オフ機能が付いているものがほとんど。転倒時オフ機能は、暖房器具が点灯した際に自動的に電源を切る安全装置です。正しく作動するか、電源を入れた状態で持ち上げて、電源がオフになるか確認しましょう。

石油暖房器具などには、耐震自動消火装置が付いています。こちらは、地震などの揺れを感知して自動的に消火する安全装置です。耐震自動消火装置も、動作チェックすることができるので、各メーカーのホームページや説明書を参考に、正しく作動するか確認してください。

⑥使用する灯油の状態を確認、保管方法にも注意

石油暖房器具を使用する際は、必ず燃料は新しい灯油を使うようにしてください。昨シーズンの灯油をそのまま使用したり、古い灯油を使用すると、異常燃焼や火災の原因となります。

また、ガソリン携行缶を使用してガソリンを保管されている方は、必ず灯油とは別の場所で保管を。誤給油は大きな事故を招きます。必ずガソリンと灯油は、別の場所で保管をし、誰でも見分けがつくように誤給油の対策を徹底しましょう。

⑦灯油を給油したら必ずタンクのふたをチェック

灯油を給油したら、必ずカートリッジタンクの給油口ふたが確実に閉まっていること、漏れがないことを確認しましょう。暖房器具を使用時に、給油口ふたがしっかり閉まっていないと、灯油が漏れて火災の原因となることがあります。事故につながる恐れがあるものは、指差し確認をして、しっかりと安全対策することをおすすめします。

今回は、暖房器具を安全に使うためのチェックポイントをご紹介しました。独立行政法人製品評価技術基盤機構(NITE)の情報を参考に、使用前には必ず点検を行い、火災・事故を予防しましょう!今年も暖かく安全な冬をお過ごしください。

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