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松本千登世さんが考える50代がめざすべき「美しさ」

  • 2024.11.15

多くの女性誌や自らの著書などで、知性あふれる文章を通して美しさのヒントを届けている松本千登世さん。
いつでも「ごきげん印象」な自分でいるためには……?
メッセージをいただきました。

お話を伺ったのは・・・
エディター・ライター
松本千登世さん
エディター・ライター。1964年生まれ。航空会社や広告代理店、出版社勤務を経てフリーランスに。美容やインタビュー記事、エッセイ連載など幅広く活躍。『顔は言葉でできている!』(講談社)など著書多数。絵本『ピンクのカラス』(BOOK212)も刊行。

凛とした佇まいとやわらかな笑顔に思わず惹きつけられる千登世さん。キメの細かい透明感のある肌が印象的です。

「実は20代、30代のころの肌より、今のほうが好きなんです」とひと言。
以前の肌は、不安定でコントロール不能。何をやっても無駄だと諦めていたそう。

「ある取材でスキンケアカウンセラーの先生と出会い〝自分の肌を愛すること〟を教えていただきました。お手入れの方法を見直し、愛情をもって扱うようにしたらどんどん安定していき、付き合いやすくなりました」

上手に今の肌と向き合っている千登世さん。肌加齢にとまどうことはないのでしょうか。

「日々、肌の状態は違うし、疲れも記憶されやすい。睡眠が足りてないと翌朝ではなく2日後に影響が出て驚くことも。だからこそ、日々のお手入れの積み重ねが大事。
朝は泡洗顔をして肌をやわらかくほぐしたり、肌をこすらないようにしたり、ベーシックなことに注力しています」

これからめざしたいのは「味わいのある肌」。

「思い浮かぶのは革靴。購入したてのときはもちろん美しいけれど、メンテナンスをしながらはき込んでいくうちに、エイジングで輝きが増していきますよね。そんな肌に憧れています」

それは若さを追うのではなく、今の年齢だからこそ叶う肌。

「気持ちよく生きるために舵取りしていくには、若さの記憶を残したままではなく、うまく思考を切り替えていくことも必要なのだと思います」とはいえ「若いころのほうが」と悲観的になることも。

「私はうまく思考を変えるために、数年後のことではなく、今日の自分をどうする? と考えるようにしています。毎朝、何を食べさせよう? 何を着せよう? とその日をごきげんな自分にするために何をさせるかを考えて、自分を楽しませるようにしています」

50代からのごきげん顔どうつくると良いですか?

生き方そのものが、その人の美しさをつくる。
年齢を重ねてもごきげん顔でいるために、心に留めておきたい、自分らしさのヒント。

Q1. ぐっとエイジングを感じる50代のスキンケア、まずなにを見直すべき?
A : ベーシックをきちんとする。ベーシックの質を高めること
集中ケアをしても、なかなか手応えを感じにくくなる50代の肌。基本のお手入れを大切にして、1日の疲れは夜のうちにオフし、朝は1日分の元気を補給するような感覚で肌と向き合っています。
普段は総合力を高めてくれるコスメをライン使いするのが好き。各アイテムをひとつひとつ時間をおいて丁寧になじませます。

Q2. スキンケアでは追いつかないと感じる肌加齢に心の元気がなくなりそうです……
A: 心の調子=肌の調子。「心の元気」がなにより大切
体調や季節が肌に影響を与えることもあるけれど、心の調子も肌につながっています。心の元気をキープするために、好きな人とポジティブな会話をするようにしています。
遠くから見ても悪口を言っている人の顔はわかるもの。たまには愚痴を言い合うこともあるけれど、最後は笑顔になれる人と会うようにしています。

Q3. 美しくあること=若見えという感覚から抜け出せません……
A: 若く見える人は、若く見せようとしているわけではありません
私のまわりには実年齢よりも若く見える素敵な方がたくさんいます。皆さんイキイキとした表情が印象的。
決して若く見せようとしているわけではなく、何かに夢中になっていたり、自分の人生を謳歌している方が多いような気がします。日々を楽しんでいるから、自然と口角が上がって、魅力的なオーラになるのです。

Q4. 「美しい大人」であるために、心がけるべきことは?
A: 今日の自分を楽しませる。心地良いと感じる心を大切に
私にとって、服は自分を楽しませる大事なアイテム。コロナ禍にメイクもファッションも必要ないというムードだったときに、そう気づかされたのです。
好きな服を購入して明日何着よう?と考えることが、モチベーションになっています。胸くらいまであった髪を切ってからは、コーディネートを考えるのがより楽しみに。

松本千登世さんの“きれいのもと”

「肌も体も、そして心も年齢とともにかたくなっていく」と千登世さん。
心までやわらかくほぐす、きれいのための必需品をピックアップ。

ヘアケア

人の印象に影響を与える髪は肌と同じくらいまめにケアを

髪の調子がいいと、心まで前向きになれるほど大切なもの。
広がりやすく、年齢とともにうねりが強くなる髪を扱いやすくするために、頭皮のケアも忘れずに行っています。

うるおう髪に導くストレートアイロン

高浸透ナノイー搭載で、髪の内側まで水分補給。
毛先までするんとストレートに伸ばしながら、ツヤ髪とまとまりのよさを実感。

パナソニック ストレートアイロン ナノケア EH-HN50 ¥34,650(編集部調べ)/パナソニック 理美容・健康商品ご相談窓口

頭皮をマッサージして薄毛や抜け毛を予防

ヘアサイクルに着目した99%自然由来成分の薬用育毛美容液。
2層の美しい見た目とハーブの爽やかな香りで、1日1回の育毛ケアを。

睡眠

心地良く眠れる環境でしっかり身体を休ませる

すこやかでいるために、良質な睡眠をとるように心がけています。
かつては寝る時間を削って仕事をしていたこともありましたが、体力を過信せず、睡眠を優先して身体を休めています。

快適な寝心地をサポートして寝ている間の首のシワを予防

特殊な凹凸やカーブを省いた低めのノンシェイプデザインが特徴。
なだらかなカーブがやさしく首をサポートし「女優枕」と称される。

マニフレックス フラットピッコロ(トラベルロール付き)¥15,950/マニフレックス(フラグスポート)

入浴

湯船に浸かって体の芯から温め深い眠りにつける状態に

以前は忙しいと睡眠時間を優先し、シャワーだけで済ませていました。
睡眠の質が入浴に関係していることを知ってから、寝る1時間半くらい前までに湯船に浸かって温まるのが習慣に。

冷えた体を芯から温めてハリのあるしっとり肌に

重炭酸イオンを長く湯中に溶け込ませる技術はそのままに、美容保湿成分を配合。
余計な成分を極力含めない無香料・無着色のシンプルさ。

BARTH中性重炭酸入浴料BEAUTY 90錠(30回分) ¥7,590/BARTH

全身美容液のように浸かるだけでうるおう肌に

中性重炭酸の入浴剤に、コラーゲンやヒアルロン酸など保湿成分を配合。
やわらかい湯ざわりで、キメを整えうるおいのある肌に。

スキンケア

ときどきサプリメントや優秀な美顔器に頼ってみる

普段の基本的なスキンケアに加えて、美肌効果や抗酸化作用のあるビタミンCのサプリメントをなるべくとるようにしています。
どんどん進化していく美顔器も活用して肌に活力を。

若々しさや美容の維持をビタミンCでサポート

消費されやすく吸収されにくい、つい不足しがちなビタミンC。
カプセルの内部にたっぷり1,000mg閉じ込め、体内に効率的に届ける。

リポ・カプセル ビタミンC 30包入 ¥7,776/スピック

1日1回、たった6分で究極のリフトケアを実現

肌に最適な周波数や出力設計でエネルギーと美容成分を肌のすみずみまで届ける。
28種の美容成分配合の美容液との合わせ使いが◎。

左・エフェクティム スムース ビューティー リフティング アクティベーター ¥110,000、右・同 スムース リフティング セラム ¥16,500/資生堂お客さま窓口

SHOPLIST
パナソニック 理美容・健康商品ご相談窓口 0120-878-697
ロクシタンジャポン 0570-66-6940
マニフレックス(フラグスポート) 0120-008-604
BARTH https://barth.jp/
ホットタブ 0120-816-426
スピック 0120-663-337
資生堂お客さま窓口 0120-81-4710

撮影/安彦幸枝 ヘアメイク/中台朱美[nakaaa] 文/佐久間千絵

大人のおしゃれ手帖2024年11月号より抜粋
※画像・文章の無断転載はご遠慮ください

この記事を書いた人

大人のおしゃれ手帖編集部

大人のおしゃれ手帖編集部

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