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リドリー・スコット、『トップガン マーヴェリック』の監督を断っていた

  • 2024.11.14
Ridley Scott at the premiere of "Alien: Romulus" held at TCL Chinese Theatre on August 12, 2024 in Los Angeles, California.

最新作『グラディエーターII 英雄を呼ぶ声』の公開を控えるリドリー・スコットは、2022年の大ヒット映画『トップガン マーヴェリック』の監督をオファーされていたものの、断ったそうだ。1986年に公開されたオリジナルの『トップガン』は、リドリー・スコットの弟で、2012年8月に自死のため亡くなったトニー・スコットがメガホンを握った名作だ。

ハリウッド・リポーター』のインタビューで、弟の作品をジョン・クラシンスキーが引き継いだ続編『トップガン マーヴェリック』を観て奇妙な気持ちだったかと聞かれたリドリーは「そんなことはない」とコメント。そしてこう続けた。「監督を依頼されたけれど、『弟を継ぎたくない』と断った。トニーはいつも今の世界に興味があった。僕の作品は、歴史ものやファンタジー、SFだ。トニーは『エイリアン』や『ブレードランナー』、『レジェンド/光と闇の伝説』といったファンタジー映画を好まなかった」

On the set of Top Gun

トニー・スコットは、トム・クルーズの出世作である『トップガン』をはじめ、『トゥルー・ロマンス』(1993)や『エネミー・オブ・アメリカ』(1998)、『マイ・ボディガード』(2004)といった数々の名作を世に送り出したが、2012年にロサンゼルス近郊の橋から身を投げ、68歳で死去した。リドリー・スコットは11月30日に87歳の誕生日を迎えるが、このインタビューでアカデミー賞で監督賞をいまだ受賞していないことや年齢、ほかの監督に対する意見など、多岐にわたって話しており、最後に付け加えることがあるかと問われて「弟が恋しい」と語っている。

Text: Tae Terai

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