ドラマ「ユーフォリア/EUPHORIA」シーズン3の製作の遅れは、『デューン 砂の惑星PART2』(2024)や『チャレンジャーズ』(2024)といった大作映画出演で多忙なゼンデイヤのせいであると一部から責められたことを受け、彼女が反論した。「この2年、私はずっとオフだったので、私のスケジュールのせいで遅れたということはありません。ずっとスケジュールを空けて待っていました」
ドレイクが製作総指揮を務め、高校生たちの生きづらさを衝撃的に描いた「ユーフォリア/EUPHORIA」で主人公ルー・ベネットを演じたゼンデイヤは、エミー賞で主演女優賞を受賞。コロナ禍に公開された映画『マルコム&マリー』(2021)でタッグを組むなど、クリエイターのサム・レヴィンソンとも蜜月の仲とみられていた。しかし、2022年にシーズン2の放送後、シーズン3の製作は遅れ、今年7月になってやっと2025年1月から撮影を始めると発表された。
シーズン2の放送後、レヴィンソンはエイベル・“ザ・ウィークエンド”・テスファイとリリー=ローズ・デップが主演し、過激な性描写が物議を醸した「THE IDOL/ジ・アイドル」に熱中。さらに予算や時間を守らないなど、労働環境を劣悪なものにするといった批判が相次いだ。その結果、『ハリウッド・リポーター』によれば、ゼンデイヤとレヴィンソンの関係が悪化していったという。記事では、ゼンデイヤが映画のキャリアを見据え、『スパイダーマン』や『DUNE/デューン 砂の惑星』シリーズ、『チャレンジャーズ』などに出演し、ドラマ出演に二の足を踏んだためにシーズン3の製作が遅れた非難するレヴィンソンの関係者のコメントを掲載。「すべては彼女が問題です」「皆、サムの作品にしたかったけれど、彼女の作品だったのです」としていた。
だが、ゼンデイヤは『ヴァニティ・フェア』最新号のインタビューで、『デューン 砂の惑星PART2』と『チャレンジャーズ』は両方とも2022年中に撮影しており、「この2年ほど撮影現場に足を踏み入れていません」と言い切る。「さび付いていて」、ときどき「演技がもうできないのでは?」と思うこともあると語った。
ついに撮影の始まるシーズン3は、今やスターになったゼンデイヤやジェイコブ・エロルディ、シドニー・スウィーニーらが高校生を演じないで済むように、時間軸を進める可能性があるようだ。8話構成になるといい、ファイナルシーズンになるとの見方もある。ゼンデイヤはまだ詳しいことを知らされていないそうだが、ファンに向けてこう約束した。「まだ何も読んでいませんが、彼らが準備している『ユーフォリア/EUPHORIA』の未来に、ワクワクしています。ルーを愛し、気に掛けてくれる皆の想いに報いるつもりです」
Text: Tae Terai
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