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【硬い未熟な“いちじく”救済レシピ】バターのせてトースターへ!「焼きいちじく」作ろう!皮の剥き方も指南

  • 2024.11.20

管理栄養士のともゆみです。いちじくはやわらかく日持ちがしないため、流通量の少ない果物ですが、食べると甘くて粒々の食感がおいしい果物。そんないちじくは、果肉がやわらかい時と硬い場合では皮の剥き方が変わります。また保存方法や硬い場合の救済レシピなど、いちじくのあれこれを冷凍食品で有名なニチレイフーズが運営しているサイト「ほほえみごはん」で紹介していたので、試してみたいと思います。

冷凍食品を主に手がける大手食品メーカー「ニチレイフーズ」は、自社のホームページ内に『ほほえみごはん』という食サイトを運営しています。さまざまな食品の保存方法やおいしい食べ方などを紹介しています。

今回は、その中からいちじくについて、取り上げてみたいと思います。いちじくは流通量が少なく、季節も限られているため、あまり目にすることがないかもしれませんが、甘くておいしい秋の果物。皮むきの仕方や保存方法を学びたいと思います。また、硬いいちじくは加熱することで食べやすくなるそうなのでやってみたいと思います。

いちじくの皮の剥き方(基本)

いちじくの皮が赤くてやわらかい場合は手で剥けます。

【やり方】
1. いちじくのヘタを折ります。折り方は、いちじくのヘタを曲がっている方と反対側に折ります。

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2. 折ったヘタを下にゆっくりと引っ張ります。皮に果肉が付いてこないようにそっと剥きます。残っている皮も同様に剥きます。

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3. お尻部分に残った皮が気になる場合は、包丁でそぐように切ります。

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4. そのままでも食べられますが、くし形にカットしても。

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いちじくの皮の剥き方(包丁を使う場合)

皮が青くて硬いいちじくは、手では剥きにくいので包丁を使います。

【やり方】
1. ヘタの付け根を包丁で切り落とします。

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2. くし形にカットします。

3. ヘタ側から包丁を入れて皮を剥きます。

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いちじくは皮ごと食べられる?

いちじくの皮は食べることができます。皮には細かい毛がありますが、塩で表面をこすって洗えば、そのまま食べても問題はありません。特に、皮が赤くてお尻部分が割れている完熟いちじくは、皮もやわらかいので食べやすいです。

未熟ないちじくの救済レシピ「焼きいちじくのバターのせ」の作り方

未熟ないちじくは硬くて甘さもなく食べにくい場合があります。そんな時は加熱調理がおすすめです。

【作り方】
1. いちじくをくし形にカットし、皮を剥きます。ホイルにのせたいちじくにバター(有塩)を適量のせて塩を少々振ります。今回はバターを使いましたが、バターの代わりにブルーチーズを使うのもおすすめだそうです。

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2. 1000Wのオーブントースターで4分ほど焼きます。仕上げに粗びき黒こしょう少々を振って出来上がりです。

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あ、おいしい。生より、甘くなりました。やわらかくなって、とろっとしておいしいです。バターのコクと塩気が効いて黒こしょうのアクセントもいいですね。


いちじくの冷蔵保存(保存期間2~3日)

いちじくは傷みやすい果物です。1個ずつ包んで冷蔵庫で保存し、2〜3日以内に食べ切ります。

【冷蔵方法】
キッチンペーパーで1個ずつ包み、2~3個まとめてポリ袋に入れて口を閉じ、冷蔵庫に保存します。

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いちじくの冷凍保存(保存期間約1か月)

すぐに食べない場合は冷凍保存が最適です。生の時と食感は変わりますが、違った食感を楽しめます。

【冷凍方法】
1. いちじくを洗い、キッチンペーパーで水気を拭き取ります。

2. 1個ずつラップで包んで冷凍用保存袋に入れて口を閉じます。金属製バットの上に置いて冷凍庫で保存します。

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【解凍方法/食べ方】
1. 凍ったいちじくのお尻に、薄く十字の切れ目を入れます。

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2. 切れ目に5秒ほど流水を当てます。切れ目を手でこすると、皮がするっと剥けるようになります。

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3. 5分ほど置いてくし形に切ります。そのまま食べるとシャリシャリのシャーベットのような食感に。さらに5分ほど置いて完全に解凍すれば、トロッとやわらかいコンポートのような食感になります。

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カットしてすぐに食べたものは、冷たくてシャリシャリした食感でおいしいです。甘さがあまり感じなくなるかなと思いましたが、甘さもちゃんとあって、冷凍するのもいいですね。完全に解凍するのに15分ほどかかりましたが、解凍すると、水分が出て形も崩れるので、見た目はイマイチになっちゃいますが、とろんとしてふにゃふにゃな食感でこちらも甘くておいしいです。

いちじくは便秘解消におすすめ

いちじくの主な成分は炭水化物ですが、ビタミンE、カリウム、カルシウムなども含まれます。また、食物繊維の一種である水溶性のペクチンが多く含まれているのが特徴です。ペクチンは腸の活動を促して、便秘の予防に働くほか、コレステロール値や血糖値の上昇を抑えることで糖尿病や動脈硬化の予防に働きます。他にも果汁に含まれるクエン酸は疲れの原因となる乳酸を蓄積させない作用があり、疲労回復を助け、肌のトラブルも防ぐ働きがあります。

熟れたいちじくは甘くておいしいですが、熟れていなくても焼くことでおいしくなることを知りました。また、冷凍すると食感が変わって、こちらもおいしかったです。参考にしてみてくださいね。

参考文献:
春夏秋冬おいしいクスリ 旬の野菜の栄養事典 監修 吉田企世子 エクスナレッジ

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