生後6カ月の子どもをベビーカーに乗せて電車に乗ったときのこと。私たちの目の前に10代くらいのギャル風の女の子が2人立っていました。車内は立っている人がちらほらいるかなという感じで、ベビーカーは畳まずにそのまま乗っていたのですが……。
「ベビーカー邪魔だよ!」と言われると思ったら…
ギャル風の女の子が立っている前にベビーカーがあったので邪魔で申し訳ないと思い、場所を移動して立とうかなと持ち物を整理していました。すると、女の子のうちのひとりが「ちょっ…ベビーカーさぁ」と言うので、どうしようかと思ったら……。
その後に「見て!」「えっ、赤ちゃん超かわいい」と言ってくれたんです。「わー笑ってる!やばー!」と2人でキャッキャッと楽しそうに会話をしていて、すごくホッとした記憶があります。
子連れベビーカーを見てムスっとする人も多い中で、ギャルの女の子2人の笑顔がとても救いになりました。降りるときも「バイバーイ」と手を振ってくれて息子も手を振り返し、とても温かい時間でした。
ギャルって赤ちゃんなんて好きじゃないよね……と変な偏見があったことを反省。彼女たちも大きくなったらママになるのかな!?なんて想像もしてしまいました。2人ともとても優しかったです。
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子どもを連れての外出はなにかと気が張りますが、やさしい人に出会うとホッとしますよね。もっとおおらかな気持ちで子育てができる社会にしていきたいですね。
著者:山岸たえ/40代 女性・フリーランス。 ひとり息子の母。最近はタイ料理を作るのにハマり中。
イラスト:さくら
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2024年10月)
ベビーカレンダー編集部