【メルカリの値下げ交渉例文13選】OKの場合のコメントや断り方も解説

フリマアプリ『mercari（メルカリ）』では、出品者へ値下げ交渉を行うことがよくあります。本記事では、メルカリの値下げ交渉の際に使える例文を、よくある状況別にご紹介します。購入する際の値引き交渉のコツや、交渉された出品者側はどのように対応すべきかなども詳しく解説していますので、チェックしてみてくださいね。

■メルカリの値下げ交渉とは？

メルカリには新品・中古さまざまな商品が出品されています。商品の金額は出品者が自由に設定できるため、こちらが想定する金額と異なっていることもあるはず。もし「このくらいの金額なら買いたいな」と思った場合は、出品者に値下げ交渉を行うという手があります。
値下げ交渉は、商品ページのコメント欄でのやり取りか「希望価格の登録」機能を使うのがおすすめです。
希望価格の登録機能とは、欲しい商品の希望価格を登録しておくと、出品者が希望価格まで値下げした際にお知らせしてくれる機能です。出品者とのやり取りを必要最低限に抑えられて便利ではありますが、対象外の商品もあるので、うまく使い分けて値引き交渉を行いましょう。

■メルカリの値下げ交渉の方法と手順

メルカリでの値下げ交渉は、購入者と出品者の両者にとって気持ちよく取引を終われるよう意識しましょう！まずは、値下げ交渉する方法と手順を見ていきます。

＜メルカリの値下げ交渉の手順＞

値下げ交渉をすることで商品をお得に購入できますが、トラブルにならないように適切な値引き交渉の方法と手順をしっかり把握しておきましょう。

・1．出品者ページで交渉の可否をチェック

いきなり値下げ交渉するのではなく、まずは値下げ交渉を受けつけている出品者かどうかを確認しましょう。値下げ交渉の可否は、出品者のプロフィールに記載されていることがあります。
しかし、プロフィールに「値下げ交渉不可」と書いてある場合でも、商品によっては説明欄に「こちらの商品は値下げ交渉OK」と記載している場合も。プロフィールだけでなく、欲しい商品の説明欄もよく確認しましょう。

・2．過去の取引コメント欄をチェック

出品者が過去に販売した商品のコメント欄を確認して、値下げを承諾してくれるかどうかの可能性を探りましょう。もし値下げ依頼へ対応しているやり取りが残っていれば、今回も対応してくれるかもしれません。

・3．商品の相場を確認

メルカリで同じ商品を検索して、相場をチェックしましょう。相場と同等か、それよりも安く出品されている場合だと、値下げ交渉に応じてくれないかもしれません。

・4．コメント欄で値下げ交渉をする

1～3を確認して値下げしてくれそうだと判断できたら、交渉に移りましょう！
商品ページのコメント機能を使って、出品者とやり取りします。値引きしてほしい旨をコメントに残したら、あとは出品者からの返事を待つだけです。

■メルカリで値下げ交渉をする際の注意点

メルカリでの値下げ交渉の言い方を間違えると、出品者からブロックされてしまうかもしれません。そうなると、値引きしてもらうどころか商品自体を購入できなくなる可能性もあるでしょう。
そこで、メルカリで値下げ交渉をする際の4つ注意点を紹介します。

＜メルカリで値下げ交渉をする際の注意点＞

常識範囲の具体的な金額を提示する

挨拶やお礼など丁寧な言葉遣いを心がける

出品して「すぐ」の値下げ交渉は失礼になることも

交渉後の横取りには注意！

値下げ交渉するときは、出品者はできるだけ最初に設定していた金額で売りたいと思っているということも頭に入れておきましょう。値下げしてもらえることが当たり前という態度は取らないよう注意が必要です。

・常識範囲の具体的な金額を提示する

値引き交渉をする際、金額提示なしだと余計なやり取りが増えることから、出品者に嫌がられてしまうこともあります。そのため、最初から具体的な希望金額を提示するようにしましょう。
トラブルを防ぐためにも大幅な値下げは依頼せず、提示されている価格の10％程度の金額を提示するのがおすすめです。

・挨拶やお礼など丁寧な言葉遣いを心がける

メルカリでのやり取りはお互いの顔が見えず、言葉遣いが原因でトラブルになるケースも多くあります。購入者は、出品者へ値下げをお願いしている立場です。出品者に「この人はスムーズにやり取りしてくれそうだな」と安心してもらうためにも、値引き交渉のコメントの最初は「はじめまして」と挨拶文は必ず書き、謙虚で丁寧な言葉遣いを心がけましょう。
値下げは、出品者の親切心や厚意によって成立しています。気持ちよく取引するためにも、値下げを承諾してもらった場合はお礼の言葉を送るようにしましょう。

・出品して「すぐ」の値下げ交渉は失礼になることも

出品したばかりの商品の値下げ交渉は失礼だと感じる出品者もいます。また、出品してすぐの商品は、現在の価格で購入してくれる人がいる可能性があるため、交渉に応じてもらえないことが多いようです。

・交渉後の横取りには注意！

値下げに応じた出品者が価格変更した後、第三者に横取りされないよう注意しましょう。
メルカリには、出品者が商品画像や商品名に「○○様専用」と記載し、購入者を限定する「専用出品」というローカルルールがあります。しかし、専用出品はメルカリ公式のルールではありません。メルカリでは購入ボタンを押した人と取引を行うよう定められているため、値下げ商品の横取りは違反行為にならないのです。
そのため、値引き交渉後に価格が変更されたら、速やかに商品の購入手続きを済ませましょう。

■＜購入者側＞メルカリで値下げ交渉をする際に使える例文【基本】

欲しい商品を見つけたら、できるだけお得に買いたいですよね。ここでは、メルカリで出品者と値下げ交渉をするときに使える、基本のコメント例文を紹介します。

＜基本の例文＞

「はじめまして。こちらの商品の購入を検討しているのですが、○○円にお値下げしていただくことは可能でしょうか？ご検討よろしくお願いいたします。」

コメント失礼します。こちらの商品がとても素敵で購入を考えているのですが、〇〇円でお譲りいただけませんでしょうか？ご検討いただけると幸いです。」

「はじめまして。こちらの商品の購入を検討しています。そこで大変恐縮なのですが、少しお値下げしていただけると幸いです。〇〇円でお譲りいただけるのであれば、すぐに購入させていただきます。ご検討の程、よろしくお願いいたします。」

それぞれのコメントのポイントを詳しく説明していきます。

・「はじめまして。こちらの商品の購入を検討しているのですが、○○円にお値下げしていただくことは可能でしょうか？ご検討よろしくお願いいたします。」

すぐに値下げ交渉に入るのではなく、まず挨拶してから購入を検討していることを出品者へ伝えます。次に、具体的かつ常識の範囲内の値段を提示し、お願いする一文を添えてコメントを送りましょう。

・「コメント失礼します。こちらの商品がとても素敵で購入を考えているのですが、〇〇円でお譲りいただけませんでしょうか？ご検討いただけると幸いです。」

自身が出品する商品を褒められて嫌な気分になることはないはず。まず、商品が素敵で目に留まったことを伝え、購入を検討していることや具体的な希望金額を丁寧な言葉遣いで伝えてみるのもいいでしょう。

・「はじめまして。こちらの商品の購入を検討しています。そこで大変恐縮なのですが、少しお値下げしていただけると幸いです。〇〇円でお譲りいただけるのであれば、すぐに購入させていただきます。ご検討の程、よろしくお願いいたします。」

値下げに応じてもらえれば即決することをアピールするのも手です。出品者に「すぐに売れるのなら値下げしてもいいかな」と思ってもらえるかもしれません。

■＜購入者側＞メルカリで値下げ交渉をする際に使える例文【まとめ買いするから値下げしてほしいとき】

まとめ買いは送料が浮くこともあり、値引きしてくれる出品者は多くいます。次は、メルカリで同じ出品者からまとめ買いする際に使える、値下げ依頼の例文を紹介しましょう。

＜まとめ買いするから値下げしてほしいときの例文＞

「はじめまして。こちらの商品と別ページの○○と〇〇という商品の購入を希望しています。そこでご相談なのですが、3品セットで、○○円でお譲りいただくことはできますでしょうか？ご検討、よろしくお願いいたします。」

「はじめまして。こちらの商品の購入を検討しています。また、別ページで紹介されている〇〇の購入も考えているのですが、併せて購入させていただくことは可能でしょうか？もしよろしければ、2点で〇〇円にお値引きしていただけると幸いです。ご検討の程、よろしくお願いいたします。」

まとめ買いの値引きに応じてもらうためにはどのような点に気をつけたらいいのか、それぞれ見ていきましょう。

・「はじめまして。こちらの商品と別ページの○○と〇〇という商品の購入を希望しています。そこでご相談なのですが、3品セットで、○○円でお譲りいただくことはできますでしょうか？ご検討、よろしくお願いいたします。」

値下げ依頼の前に「ご相談なのですが」と前置きを入れると、謙虚な姿勢をアピールでき、出品者に安心してもらえるかもしれません。また、具体的な希望金額を提示することで、出品者とのやり取りもスムーズに進めることができます。
まとめ買いしたいのはどの商品なのか、商品名や特徴などを具体的に伝えると、取引がより円滑になるでしょう。

・「はじめまして。こちらの商品の購入を検討しています。また、別ページで紹介されている〇〇の購入も考えているのですが、併せて購入させていただくことは可能でしょうか？もしよろしければ、2点で〇〇円にお値引きしていただけると幸いです。ご検討の程、よろしくお願いいたします。」

商品を購入する意思がある旨を伝え、他のページの商品とまとめて購入したいということを伝えましょう。値引き交渉する前に「もしよろしければ」という言葉を添えると、出品者の都合を伺っている姿勢が見え、好印象を持ってもらえるかもしれません。

■＜購入者側＞メルカリで値下げ交渉をする際に使える例文【所有ポイントを使いたいとき】

メルカリでは、クレジットカード払いやあと払いなどの他に、メルカリで商品を売って手に入れたポイントでも商品を購入できます。所有しているポイント内で商品を購入したい場合に使える例文を2つ紹介します。

＜所有ポイントを使いたいときの例文＞

「はじめまして。こちらの商品を〇〇円にお値下げいただくことは可能でしょうか？こちらの事情で恐縮ですが、保有しているポイントで購入したいと思っています。ご検討よろしくお願いいたします。」

「はじめまして。コメント失礼いたします。こちらの商品を〇〇円にお値下げしていただけますでしょうか？現在○○ポイント所有しており、そのポイントで購入させていただきたいと考えております。こちらの都合で恐縮ですが、ご検討いただけると幸いです。」

購入者の所有ポイントに合わせて値引きしてもらうためには、どのような点に注意したらいいのでしょうか。

・「はじめまして。こちらの商品を〇〇円にお値下げいただくことは可能でしょうか？こちらの事情で恐縮ですが、保有しているポイントで購入したいと思っています。ご検討よろしくお願いいたします。」

保有ポイント内に収めて購入するための値引き交渉で重要なのは、具体的な希望金額と「保有ポイントで購入したいと考えている」という金額の理由の提示です。
購入者の事情で出品者に値引き交渉を行うため、これまで紹介してきた例文よりもさらに丁寧さが求められます。

・「はじめまして。コメント失礼いたします。こちらの商品を〇〇円にお値下げしていただけますでしょうか？現在○○ポイント所有しており、そのポイントで購入させていただきたいと考えております。こちらの都合で恐縮ですが、ご検討いただけると幸いです。」

具体的な所有ポイントを提示すると、出品者の理解を得やすいかもしれません。購入する意思があることもつけ加えておくと、値引き交渉が成立する確率が上がるでしょう。

■＜購入者側＞メルカリで値下げ交渉をする際に使える例文【値下げが成立したときのお礼】

値下げ交渉が成立したら、出品者へ感謝の気持ちを伝えましょう。お礼の気持ちが伝わる例文を見ていきます。

＜値下げが成立したときのお礼の例文＞

「値下げしていただきありがとうございます。こちらの金額で購入させていただきますので、よろしくお願いいたします。」

ご無理を言ってお値下げいただきありがとうございます。こちらの金額で購入させていただきます。価格変更後は、すぐに手続きをさせていただきます。」

お互い最後まで気持ちよく取引を進めるためにも、値引き交渉成立後もきちんと返信しましょう。

・「値下げしていただきありがとうございます。こちらの金額で購入させていただきますので、よろしくお願いいたします。」

出品者が値引き交渉を承諾してくれたことに対して感謝の気持ちをしっかり伝え、すぐに購入手続きへ進みましょう。なかなか購入されないと、「値下げしたのに買わないのかな…？」と不安にさせてしまい、催促のコメントが来るかもしれません。

・「ご無理を言ってお値下げいただきありがとうございます。こちらの金額で購入させていただきます。価格変更後は、すぐに手続きをさせていただきます。」

まず、出品者への感謝の気持ちを伝えます。金額がそのままの場合は、価格変更されたらすぐに購入手続きを行う意思があることを伝えましょう。そのコメントに出品者は安心し、円滑な取引になるはずです。

■＜出品者側＞メルカリで値下げ交渉されたときの対応の仕方と返答の例文【値下げOKの場合】

ここからは、メルカリの出品者が値下げ交渉に応じる場合の対応や、返信コメント例文などを紹介します。

＜値下げに応じるときの例文＞

コメントありがとうございます。それでは○○円でお取引させていただきます。金額を変更いたしますので、ご購入手続きをお願いいたします。」

「コメントありがとうございます。○○円までのお値下げはできませんが、〇〇円まででしたらお値下げ可能です。ご検討の程よろしくお願いいたします。」

購入者へのコメント返信をどうしたらいいのか悩んでいる方は、以下のテンプレを参考にしてみてくださいね。

・「コメントありがとうございます。それでは○○円でお取引させていただきます。金額を変更いたしますので、ご購入手続きをお願いいたします。」

コメントをもらえたことに対するお礼の言葉があると、丁寧な印象を与えられます。購入手続きへ誘導すると、よりスムーズに取引を進められるはず。
コメントへの返答後は、速やかに希望の金額に変更しましょう。

・「コメントありがとうございます。○○円までのお値下げはできませんが、〇〇円まででしたらお値下げ可能です。ご検討の程よろしくお願いいたします。」

値下げに応じるつもりでも、自身と購入者が希望している金額に差がある場合もあります。気持ち程度でも値下げに応じたいときは、いくらまでなら下げることが可能か、具体的な金額を提示しましょう。

■＜出品者側＞メルカリで値下げ交渉されたときの対応の仕方と返答の例文【値下げを断るとき】

値下げ依頼があっても、もちろん金額を変更するつもりがない場合もあるでしょう。最後は、購入者からの値下げ交渉の断り方を紹介します。

＜値下げを断るときの例文＞

「現時点で値下げは考えておりません。ご期待に沿えず申し訳ありません。」

「商品を出品したばかりでしばらく様子を見たいと思っています。申し訳ありませんが、今のところ値下げの予定はございません。」

Yahoo!知恵袋などでも、メルカリ出品者からの「値下げ交渉されたらどうしたらいい？」といった相談は多く見られます。うまい断り方はないか悩んでいる方は、以下のテンプレを参考にしてみてくださいね。

・「現時点で値下げは考えておりません。ご期待に沿えず申し訳ありません。」

値引き交渉に応じるつもりはないないからといって、返信せずコメントを削除したり無視したりすると、他のユーザーにも不信感を与えかねません。
交渉に応じない場合は、現時点で値下げの意志がないことをはっきり伝えることが大切です。

・「商品を出品したばかりでしばらく様子を見たいと思っています。申し訳ありませんが、今のところ値下げの予定はございません。」

出品したばかりの商品は、今の値段で即決購入してもらえる可能性もあるので、値下げしたくないところ。値下げを断ったとしても、コメントした人が「他の人に買われてしまうかもしれない」と危機感を抱き、そのままの値段で購入してくれるかもしれません。

■メルカリの値下げ交渉例文を上手に活用してお得に買い物しよう！

値下げ交渉は、メルカリの商品コメント欄でよく見る光景です。しかし、出品者が値下げに応じる義務はないので断られてしまうこともあるでしょう。どうしても欲しい場合は2回目の値下げ交渉をしたくなりますが、出品者に「うざい」と思われブロックされる可能性があるので注意が必要です。本記事の値下げ交渉する際の注意点を守りながら、気持ちのいい取引を心がけてショッピングを楽しんでくださいね♪