願ってもやってこない「今度」大きな悲しみを経験したママの話

日常に感謝をしながら生きることは難しいですよね。日々、当たり前のように家族と過ごすと、苛立ちを覚えることあるでしょう。しかし、それすらも幸せなことなのかもしれない。そう気づかせてくれる作品をご紹介します。主人公は、夫・子と生活するリコロコさんのフォロワーさん。ある日、夫がなかなか起きてこないため声をかけに行くと…。リコロコ(@ricoroco.2019)さんの作品『「当たり前」を失った朝』をご紹介します。どうぞご覧ください。

他愛もない挨拶を交わす日常が一変した日

主人公はリコロコさんのフォロワーさん。結婚して、夫とわが子を暮らす毎日は大変なこともたくさんありますが、幸せな日々でした。当たり前に日常を当たり前の幸せだと感じて過ごしていたフォロワーさん。

朝も決まった時間に夫を起しにいくことが日課です。「おはよう」と声をかければ、「おはよう」と帰ってくる。そんな当たり前な日常は、普通のものだと感じていたのですが…。

今度、は二度とこなかった…

フォロワーさんがいつもの時間に、夫を起こしに行っても、夫は二度と目を覚ますことはありませんでした。家族のために、どんなに忙しくても仕事を懸命にこなしていた夫。離れ離れの時間はあったけど、フォロワーさん夫妻はお互いのために支え合うことができていました。

いつか話そうと思ったことが、フォロワーさんにはたくさんありました。わが子が美味しそうに食べたご飯、成長を感じた瞬間など…。だけど、今度話そうと思ったその「今度」は二度とやってくることはありませんでした。

人はとても儚いものです。そして、不確定な未来を勝手に待ってしまうものです。まさか、その今度が二度とやってこないなんて…、誰が想像できたでしょうか。

忘れがちな「今」の幸せを大切にしたい

皆さんは、パートナーに感謝を伝え、日常に感謝をしながら生きていますか？毎日の一瞬一瞬を大切に噛み締めていけば、何かあったとき人は後悔をしないものなのでしょうか。

後悔のない生き方をすることはとても難しいものに思います。だからこそ、少しでも毎日が楽しく全力で生きていけたらいいですよね。そして、もちろんそういう日々を長く過ごすために健康を気にすることも大切です。

ふとした瞬間に「今」の幸せを噛み締めて、「日常」がどれだけ奇跡で成り立っているのか今一度考えてみましょう。毎日を大切に生きようと、たまに思い返してみるだけでも、後悔は少しだけ和らぐかもれません。儚い命、奇跡のような幸せが少しでも長く続きますように…。

著者：ゆずプー