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竹田麗央プロ、史上5人目の熊本出身・年間女王に【国内女子ツアー豆知識】

  • 2024.11.13

伊藤園レディス終了時点で、今季のメルセデスランキング1位が確定した竹田麗央。なんと熊本県出身では、史上5人目の年間女王となりました。そこで、今回は熊本県出身のプロに焦点を当ててみました。

◆熊本第1号年間女王は竹田の叔母・平瀬真由美

伊藤園レディスでは予選落ちを喫した竹田麗央プロですが、メルセデスランキング2位にいた山下美夢有プロが4位となったため、竹田プロの年間女王が決定しました。メルセデスランキング1位を年間女王とするようになったのは22年からで、その前は賞金ランキング1位を年間女王としていました。一般的に賞金女王と呼ばれていましたが、そのタイトルを熊本県出身者として初めて獲得したのが、竹田の叔母である平瀬真由美プロです。

平瀬プロは国内女子ツアーで18勝、米女子ツアーで1勝の実績があるレジェンドプロです。93年に3勝を挙げて初の賞金女王に輝いていますが、翌94年にも4勝を挙げて2年連続賞金女王になっています。3年連続賞金女王を狙った95年は3勝を挙げたものの、惜しくも賞金ランキング2位に終わっています。

熊本県出身2人目はツアー50勝を挙げている不動裕理プロです。00年に6勝を挙げて初の賞金女王となりましたが、史上初めて獲得賞金額が1億円を突破して話題になりました。驚くのはなんと05年まで6年連続で賞金女王に輝いたことです。まさに“不動時代”を築いたといえるでしょう。

3人目は上田桃子プロです。国内女子ツアー16勝、米女子ツアー1勝の実績があり、07年に5勝を挙げて賞金女王に輝いています。今シーズン限りでツアーからは撤退し、第2の人生を模索すると語っていましたが、まだまだ一線で戦えるだけに惜しむ声は少なくありません。

◆2人の賞金女王を輩出した東京都

4人目は古閑美保プロです。やはりツアー12勝を挙げているトッププロですが、上田プロが賞金女王となった翌08年に4勝を挙げて初のタイトルを獲得。11年に29歳の若さでツアーから撤退しましたが、その後はゴルフ以外の分野でも活躍しています。

そして5人目が竹田プロです。今年だけでツアー8勝を挙げましたが、その中には日本女子プロゴルフ選手権、日本女子オープンのメジャーが含まれ、さらには米女子ツアーのシード権を獲得することになったTOTOジャパンクラシックも含まれています。

過去5人の年間女王を輩出した熊本県ですが、都道府県別ではダントツの1位です。2位は韓国の3人で、アン・ソンジュプロ、全美貞プロ、イ・ボミプロが女王のタイトルを獲得しています。3位は2人輩出している宮崎県(大迫たつ子、大山志保)、愛知県(塩谷育代、服部道子)、東京都です。東京都が入っているのを意外と思う人もいるかもしれませんが、村口史子プロと稲見萌寧プロです。

その他は、北海道、埼玉県、神奈川県、京都府、大阪府、広島県、徳島県、福岡県、鹿児島県、台湾です。

写真/Getty Images

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