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19歳逸材が悲劇の引退…重傷の手術で細菌感染→感染合併症と2年闘うも復帰叶わず

  • 2024.11.13
19歳逸材が悲劇の引退…重傷の手術で細菌感染→感染合併症と2年闘うも復帰叶わず
19歳逸材が悲劇の引退…重傷の手術で細菌感染→感染合併症と2年闘うも復帰叶わず

Text by 井上大輔(編集部)

レアル・マドリーの下部組織で『NEWシャビ・アロンソ』として期待されていた19歳の選手が引退を余儀なくされた。

この夏にレアル下部を退団したマルク・クカロンがSNS上で引退を発表したのだ。

「この手紙をどう書き始めたらいいのか分からない。なので、みんなに心から感謝を述べたい。この間ずっと支えてくれたみんなに。

2016年の夏、僕は夢が詰まったリュックを背負った子供としてレアル・マドリーのユースチームに入り、とても幸せだった。そして、僕の人生は2022年9月6日にUEFAユースリーグの試合で重傷を負ったことで完全に変わってしまった。

いくつかの合併症の後、その怪我のせいで、サッカーに別れを告げるという難しい決断を迫られた。この2年間、肉体的にも精神的にも全力を尽くして戦い、このスポーツを再び楽しむために全力を尽くしたけれど、回復することはできなかった。誤解しないでほしい。これは決して悲しい別れではない」

彼は2022年9月の試合でタックルされた右ひざの靱帯を損傷するなど重傷を負った。

『Marca』によれば、その手術を行った際に細菌感染があったという。その細菌は関節の軟骨に影響を及ぼし、稀にある感染症を引き起こし、その影響でプレーに復帰することは叶わなかったそうだ。

クカロンが重傷を負った試合でレアルの監督を務めていたのは元スペイン代表DFアルバロ・アルベロア。そのアルベロアは教え子の引退を受けて「あの試合が何度頭に浮かんだか分からない。君が偉大な選手になるはずだった(そしてすでにそうなっていた)ことを考えずにはいられないが、常に前を向いていなければならないよ」とのメッセージをSNSを投稿していた。

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