この物語の作者は、インスタグラムで漫画が大人気の芸子(@geiko_tumu)さん。ご自身がかつて女子中学生だったころの思い出を描きます。中学生になったばかりの芸子さんと2人の親友。彼女たちはある女の子と出会い、同じ部活に入ることになります。しかし、部内ではいつの間にか不穏な人間関係ができあがっていき…。きっと、共感する方も少なくない「思春期特有の世界」を描いた『思い出小話』をダイジェスト版でどうぞお読みください。
期待いっぱいで入学した中学校
中学生になった芸子(@geiko_tumu)さんには、付き合いが長い2人の親友がいました。派手な見た目の亜美。そして少しおっちょこちょいの芽衣。3人は新しい生活への期待で胸をふくらませていました。
小学校から中学校への変化はとても大きく、先輩たちはとても大人っぽく見えます。何もかもが新鮮で、気持ちが高鳴る芸子さん。かつてのこんな感情に覚えがある方はいるのではないでしょうか。
親友のいるクラスから聞こえるいじめの足音
芸子(@geiko_tumu)、亜美、芽衣はクラスが離れ離れに。そして入学して1か月がたつころ、徐々に友人関係の派閥が目立つようになりました。芽衣のクラスではいじめのようなものがあるようです。
クラスで孤立した子の様子を心配する芽衣。中学校から仲良くなったマナは「仲間外れなんてひどいね」と言いますが、芽衣はマナの様子に違和感を覚えるようになりました。
いじめのターゲットは自分に…でも負けたくない
一方、芸子(@geiko_tumu)は部内でのいじめのターゲットになってしまいます。親友だった芽衣も事情があるのか、味方をしてくれません。
無視をされて部内で孤立する芸子さんは、ついに部活に行けない状況に。さらに、芸子さん・亜美・芽衣の3人にはこれまでにないような試練がいくつも降りかかります。
さまざまな事態が起きた起きた後でも「いじめには負けたくない」と勇気を出す芸子さん。応援したくなるワンシーンです。
「思春期特有の世界」に覚えのある方たちへ
芸子(@geiko_tumu)さんの描く女子中学生の世界はとてもリアルで「私のときもそうだった」と懐かしく感じたり、当時の記憶がよみがえってきたりする方もいるはず。
「思春期特有の世界」で起きる問題に傷つきながらも立ち向かう主人公と友人の姿がまぶしい『思い出小話』は、かつて中学生だった皆さんにおすすめしたい作品です。
著者:ママリ編集部