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”冬眠前”の駆け込みフォト!北海道の動物たちの秋の表情がかわいすぎる

  • 2024.11.12

今週も インスタグラム「北海道3大かわいい動物」プロジェクト に寄せられたみなさまからのお写真をご紹介します。(2024年11月4日〜11月8日ピックアップ分)

プロの写真家も認める〝秋の魅力〟

Sitakke
撮影:@kobayashi_yasuo_photographer さん

おもに道東やオホーツクなどの川や湿原で子育てをしていたタンチョウたちが、越冬地である鶴居村などにどんどん集まって来ています。

雪が降り、あたりが真っ白な中にいるタンチョウは、もちろん北海道のシンボル的な風景のひとつではありますが、雪が降る前の紅葉から晩秋にかけての風景の中のタンチョウたちの姿もまた、とっても「絵になる」存在です。

鶴居村在住の、タンチョウの写真家・和田 正宏さんは、「冬よりも、秋のタンチョウが好き」とおっしゃるほど。
いまの時期は、サンクチュアリーなどでの給餌もまだ始まっていないので、タンチョウたちは、刈り取られたデントコーンの畑に集まって、さかんに落ち穂をついばんでいます。

寒さが厳しい冬は、日が暮れるとすぐに寝ぐらに戻ることが多いのですが、いまの時期は、早朝や夕方などに、仲間達と見晴らしの良い丘に集まって、過ごすこともしばしば。雪が降る前のタンチョウも、オススメです。

冬の羽毛が美しい・・お気に入りの〝水浴び場〟

Sitakke
撮影:@snowman._.tama さん

水場に集まって来たシマエナガの群れ。水に映った姿もまた、とってもかわいらしいですね。
おそらく、木々に囲まれて、天敵に見つかりにくい、シマエナガたちがお気に入りの〝水浴び場〟なのでしょう。
やや暗い所に集まったシマエナガたちの、白い羽毛が、輝いているようですね。

冬に向けて、新しい羽毛が生えそろう時期になりました。シマエナガは、水浴びがとっても好きな鳥で、群れで水辺にやって来ては、順番に水を浴びる姿をときおり見ることが出来ます。

とはいえ、1枚の写真に、4羽のシマエナガを納めることが出来るのは、極めて「まれ」で、なかなかこんなお写真は見ることは出来ません。

オンコの種には〝毒〟があるのだけれど…

Sitakke
撮影:@coco_chanver_ さん

青空をバックに、オンコの赤い実をほおばるエゾシマリス、とってもかわいらしいですねー。
ことしの秋は、木の実のみのりがとっても良いようで、動物たちにとっては、まさに天の恵みです。

2022年に、ニホンリスが、毒キノコの〝ベニテングダケ〟を日常的に食べていて、毒キノコの〝毒〟は、どうやらリスには害を及ぼさないと、研究者が発表しました。
なぜ、毒キノコの毒が、リスには大丈夫なのか、その理由の解明はこれからのようなのですが、実はオンコの実に入っている種にも、人間にとっては強い毒性があります。

最も毒性の強い種子の場合、人間が4~5粒のオンコの実を食べると、命が危ない場合もあると言われ、散歩中の犬が、種を食べてしまって中毒症状を起こすこともあるようです。
しかしながらオンコの実を食べているエゾシマリスを見ていると、私には「種も食べている」ように見えるのですが、どうなんでしょう?

シマエナガは・・どこにいる!?

Sitakke
撮影:@kariyushi.route58 さん

1枚の写真の中に、なんと7羽ものシマエナガが!とっても貴重なお写真を、ありがとうございます。
冬の気配が近づいてくるとともに、その多くが山の奥で過ごしていたシマエナガの群れが、人里近くの公園などにも戻ってきたようです。

寒さの到来とともに、シマエナガの投稿もグーンと増えています、いよいよシマエナガシーズンの到来ですね。
ネットでは「シマエナガに会うには?」なんて記事がたくさんヒットしますが、”会える場所”の上位に「大通公園」が紹介されているモノもずいぶんあったりして、ビックリしてしまいます。
「シマエナガに1度で良いから会いたい!」という方に、私ならば、山に近い公園をオススメいたします。
山をねぐらにしていて、日中は山から公園にやって来るというパターンが多いように感じます。

ただ、シマエナガは1か所にジッとしておらず、つねに移動していますので、こちらもお散歩気分で「会えたらラッキー!」くらいの気持ちで、鳴き声に耳を澄ましながら、ゆっくりと公園を歩くのが、シマエナガに出会える〝ヒケツ〟です。

「それではみなさま おやすみなさい!」

Sitakke
撮影:@t_ma808 さん

エゾシマリスは、地面に掘った冬眠用の巣穴で、冬眠する季節になりました。
「それでは皆さん、おやすみなさい、春になったらまたお会いしましょう!」なんて言っているようにも見えますね。冬眠用の巣穴は、長さが180センチくらいのトンネルで、つきあたりに、枯れ葉を積み重ねて作った〝ベッドルーム〟があるほか、通路には、冬の間に目を覚ました時に食べるための食料がギッシリと並べられ、ベッドルームとは別に〝トイレのための部屋〟もあるのだそうです。

ネズミやほかのシマリスに食べ物を盗まれないように、内側から土で、入り口をふさいでから、長い眠りにつくのだそう。札幌市内の公園などで暮らすエゾシマリスが目覚めるのは、例年、ゴールデンウィークのちょっと前くらいです。かわいい〝森のアイドル〟とも、しばしのお別れですね。

10月のMVP 〜 その〝食べっぷり〟に驚いちゃった!?

10月の「今月の1枚」の発表です!
3,303の♥️を獲得された、@hko_camera さんの、エゾシマリスに決まりました。

Sitakke
Sitakke
Sitakke
撮影:@hko_camera さん

これぞ〝食欲の秋〟ですねー。
ナナカマドの実に夢中になって、次々とほおばっているエゾシマリスの写真、3連発です!
いずれもかわいらしくて、1枚にしぼることが出来なかったのですが、皆さまからもたくさんの💗をいただきました。

赤い実と、エゾシマリスの組み合わせは、かわいらしく、また実りの秋の到来を感じさせてくれますね。
ことしは、ドングリや山ブドウなどもそうなんですが、ナナカマドの実も、例年にくらべてひときわ大きくて、数もたくさんついているようです。

皆さまからのコメントには「これ全部食べるー😋って勢いですね」「ナナカマドの実は苦いって聞いたことあるけど、美味しいのかな?」「ナナカマド子供の頃かじったことあるけどすごく苦かった😅リスさんには美味しいのかな?」など、エゾシマリスの旺盛な食欲について、ほほえましいコメントを多くいただきました。
@hko_camera さん、おめでとうございます。
そして、応援いただいた皆さま、ありがとうございました。

2024年10月の「今月の1枚」に認定させていただきます!

文:インスタグラム「北海道3大かわいい動物」プロジェクト事務局 / ami_papa

インスタグラム「北海道3大かわいい動物」プロジェクトでは、フォローしていただいた方に、北海道の動物たちのかわいい写真を、月〜金曜日の毎日、インスタグラムで配信しています。

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