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義父亡き後、義母が豹変!「出ていけ!」お望み通り出ていくけれど…迎えにきた母には壮大な作戦が!

  • 2024.11.13

マイホーム貯金のために夫と住んでいたマンションを引き払い、義実家に引っ越すことになりました。しかし一緒に暮らし始めてすぐに、義父が突然倒れてそのまま帰らぬ人に……。悲しみに明け暮れていたのもつかの間。義父がいなくなった途端、義母は身勝手な行動をするようになったのです……。

嫌味が止まらない義母

義母の態度はひどいもので、家事はすべて私任せに……。さらには私への嫌がらせも始まり、あるときは掃除機をかけた後だというのに、リビングをクッキーの食べカスだらけにされました。

再度掃除機をかけようと思って義母に移動するように頼んでも「今テレビを見ているんだから後にして!」と、応じてくれませんでした。

義母は家事をしないうえ、自分のことはやりっぱなし。このままでは家はゴミ屋敷になってしまいそうです。私の負担もとても大きくなっていました。

義父はとても厳しい人だったので、義母はきちんと家事をしていたようですが、義父亡き今はこのあり様……。どうにかしなければ……と思い悩んでいたある日、私のスマホに夫の会社から電話が入りました。

限界を迎えたきっかけ

用件は、夫が仕事中に交通事故に巻き込まれて病院に運ばれたというものでした。私は慌てて義母に伝え、一緒に病院に向かおうとしたのですが、義母は面倒くさそう……。結局、着替えが面倒だからという理由で病院には行きませんでした。

幸い大事には至らず、夫の手術も成功。その日から病院にお見舞いに行く日々が始まり、家を留守にする時間が増えました。それに対しても義母は「もっと早く帰ってきて家のことをしろ」「そんなに毎日行く必要があるのか?」と文句ばかり。

良い機会だと思った私は、義母に「家事をしてほしい」「せめて自分の身の回りのことくらいは自分でしてほしい」と言いました。すると義母は逆ギレ!「使えない嫁は出ていけ!」と私に向けて怒鳴ったのでした。

そこまで言われたら仕方がありません。私は母を迎えに呼び、義実家を出ることにしました。

私を迎えにきた母…「その格好何!?」

てっきり幸せに暮らしていると思っていた娘がつらい目に遭わされていると知った母は、「許さない!」と激怒。とんでもない仕返しを用意して、迎えにやってきたのです。

母の姿を見て、義母は目を丸くしおびえた顔をしています。家の前には高級そうな着物を着た母と、黒いスーツの男性たち。荷物を運ぶための高級車を何台も従えていました。

「お母さん! その格好は一体……。うしろの人たちは……?」と聞く義母に、「ただの仕事着ですよ。私の仕事知りませんでしたっけ? それより娘にとんでもないこと言ったみたいね」と母は答えます。

義母は焦った様子で「申し訳ありません! もうひどいことは言いません! どうか命だけは助けてください!」と土下座して詫びたのでした。

母の種明かし

そんな一部始終をあっけに取られながら見ていた私。母は普通の主婦で、着物を着て高級車を従えるような仕事ではありません。それに一緒に来た男性は一体誰でしょう? 高級車はどこから??

車に乗り込んだ私に、母は種明かしをしてくれました。男性は人材派遣サービスからきた人たちで、高級車もその会社が手配してくれたもの。

冠婚葬祭などの席に関係者を装って出席してくれる人材派遣サービスがあることは耳にしていましたが、まさかこんな依頼もできるとは! 母のアイデアに脱帽です。

ちなみに母の用意したコンセプトは、極道の妻とその子分たち。映画などによくありがちな世界観ですが、義母はすっかり信じ切っていたようです。

母の作戦によって、義母はおとなしくなりました。私と夫が家を出ていくと言っても、何の文句もないようです。私は無事穏やかな生活を手に入れたのでした。

家族の分の家事をこなすのはとても大変なこと。片付いた部屋やおいしいごはんを当たり前と思わず、家事をしてくれた人に「ありがとう」の気持ちを持って接することが大切です。誰かひとりに負担がかからないように、家族で支え合えるといいですね。

※本記事は、ベビーカレンダーに寄せられた体験談をもとに作成しています。取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。


著者:ライター ベビーカレンダー編集部/ママトピ取材班

ベビーカレンダー編集部

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