最終回並み前半パートに「ボロ泣き」「演出がエモすぎ」　“忌み子闇落ち少女”を救った“白馬の若殿”とは…／『戦国妖狐』第2部 第15話

「ボロ泣きした」「涙を堪えられなかった」といった声が続出した、戦国バトルファンタジーアニメ『戦国妖狐』第2部第15話前半パート。絶望的な人生を歩んできた、魑魅魍魎と融合した少女・灼岩（CV：黒沢ともよ）を救った、“白馬の若殿”の正体とは……!?

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アニメ『戦国妖狐』は、漫画家・水上悟志の人気コミックが原作。2024年1月期に第1部「世直し姉弟編」が放送され、7月17日深夜から第2部「千魔混沌編」が放送中だ。

灼岩は、父親に謎の僧侶集団へ売られ、魑魅魍魎との融合実験で作られた「霊力強化改造人間」。「芍薬」という名の少女の体内に「火岩」という魑魅魍魎がいる状態で、多くの人間を殺した過去がある。剣士・風祭真介（CV：木村良平）のおかげで前を向き始めた矢先に、深手を負って8年もの眠りにつき、目覚めたときには敵に洗脳されていた。

第2部第15話（11月6日深夜放送）で、そんな灼岩の精神世界が描かれた。そこには、昔のように実の父親や村人たちから「忌み子」と蔑まれる芍薬の姿が。やがて彼女は、白馬に乗ってどこからともなく現れた侍に救われた。

その頃、火岩も過去と対峙し、融合実験後の皆殺しの罪に怒り狂っていた。そこへ駆け付けた芍薬は、あの日の罪を「2人の業」とし、「わたすと火岩の2人の業は、2人で背負うって決めたっすよね！」「わたすが火岩を許すから、火岩もわたすを許して……！」と火岩に訴えかけた。この呼びかけで火岩は正気に戻り、ついには二魂一身の「灼岩」として復活した。

復活の手助けをしてくれた“白馬の若殿”に、灼岩が礼を言って名前をたずねると、彼は「いや、教える必要はないよ。目が覚めたら、すぐに思い出すよ」と優しく返した。その若殿の正体とは、灼岩の洗脳を解くために精神世界にやってきた真介だった……！ 笑顔を取り戻した愛する灼岩に、真介は微笑みながら大粒の涙をこぼした。現実世界に戻ってきた後も、真介は嬉しくて涙を流し続け、彼ら仲間たちに抱きしめられた灼岩は幸せそうだった。

オープニング曲が流れない特別仕様で始まり、前半パートとは思えないほど濃密に描かれた灼岩の復活。感情を揺さぶられる前半パートに対してX（旧Twitter）上には、「原作の該当シーン何度も読み返してるのに予想通りAパートでボロ泣きした」「真介の涙が優しすぎて涙を堪えられなかった」「灼岩の視点では真介が白馬の若武者なの好き」「灼岩、おかえりなさい号泣しちまうわよ」「Aパートでもう最終回で良いかも」といった声が相次いだ。

また、灼岩がかつて命懸けで救った赤ん坊の“その後”も前半パートで描かれた。赤子は双子で、名前は芍薬と火岩だ。成長して笑い合う芍薬と火岩にも感動した視聴者は多い。X上では、「火岩の血に芍薬の手が染まる事で共に業を背負い灼岩となる描写から、あの時救った双子の姿へ重ねる演出がエモすぎてこんなの泣く」「あああ双子成長してるぅ！！」「あの時守った双子だ……」といった声が寄せられた。

激動のクライマックス真っ只中のアニメ『戦国妖狐』第2部は、毎週水曜深夜2時44分より放送中だ。