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【SNSのモヤモヤや不安の対処法】インスタグラム、X、ラインそれぞれのモヤモヤはこうして払拭!

  • 2024.11.18

便利で楽しいはずのSNSも、使っていると誰もが感じてしまう不安や落ち込み……。そんなモヤモヤへの対処法を、ここではそれぞれのツール別に解説します。自分らしさを忘れず、賢く上手にSNSと付き合ってみて。

お話を聞いたのは……浮世満理子先生

アイディア高等学院学院長・全心連公認上級プロフェッショナル心理カウンセラー・メンタルトレーナー。スポーツ選手や経営者など多くの著名人のメンタルトレーニングを行う。

【Instagram】 モヤモヤ対処法

写真投稿がメインのSNS。男女問わず利用者が多く、利用者の男女比率もほぼ同数。マウントやいいね問題など、悩みも多岐にわたります。

Instagramでよくあるモヤモヤ❶

・投稿したいけど、みんなの反応が気になる
・ストーリーズにコメントしたけれど、返答がなくて不安になる
・友人たちの充実した投稿に嫉妬してしまう自分が嫌
・加工した投稿ばかり載せているから、本当の自分に自信が持てない
・がんばっているのにフォロワーが増えない

どう対処する? → リアルな生活での承認欲求を満たすべき

「Instagram」は承認欲求との闘いです。「いいね」がほしい、充実している友だちに嫉妬してしまう。これらはすべて自己承認への欲求です。でもそれらは写真の中だけのつくられた世界。
まずはリアルな生活での承認欲求を意識してみませんか? リアルな友だちとの「今日がんばったよね」という会話でも充分。SNSの中で一時的に満たされるより、リアルな生活を大事にして、そのなかでいいことがあれば投稿するという程度がちょうどいいのです。

Instagramでよくあるモヤモヤ❷

・誰に見られているか気になってしまいます
・仕事関係の人にもフォローされているから好きに投稿できないのがストレス

どう対処する? → 投稿しないという選択肢も

朝ごはんから毎日投稿しないと気が済まないという人もいますね。でも投稿することに何らかのストレスを感じるなら、 投稿しなければいいのです。
「Instagram」で仕事関係の人にフォローされるのが嫌な場合は、非公開にしてフォローリクエストをスルーしましょう。SNSは自分が気持ちよく使えることが一番。自分の気持ちを優先しましょう。

【X】 モヤモヤ対処法

匿名アカウントでの使用が多い「X」。リアルタイムでの情報更新によるスピードはメリットですが、炎上や誹謗中傷によるトラブルも。

Xでよくあるモヤモヤ❶

・情報の真偽を見極めるのが難しい。どの程度信じてもいいの?
・PR投稿されている商品は本当におすすめなの?
・世間のニュースに対する決着がつかない議論に疲れてしまいます
・思わぬ内容でバズってしまい、炎上しました……

どう対処する? → 情報の真偽を自分で判断する力を

Xを使用している人の特徴で、すぐに白黒つけたがるという傾向があります。どれを信じていいかわからない場合は、「今のところは正解がわからない」といったん保留にしておくのも手。お正月の飛行機事故でペットが犠牲になってしまったときにもさまざまな意見が飛び交いましたが、多くの人が自分の意見を発信しているだけなので結論に辿り着くことはありません。情報を得てどう判断するかは自分次第。自分で考えて判断するしかありません。

Xでよくあるモヤモヤ❷

・ネガティブなニュースや投稿にメンタルがやられてしまう
・他人に対する誹謗中傷コメントを見ると暗い気持ちになる

どう対処する? → 「見ない権利」も大切にしましょう

SNSでは「見る権利」を当たり前に使っているため、「見なきゃいけない」と義務のように捉えがちです。
SNSはリアルな世界とは違い情報量が膨大。すべて見ようとすると疲れてしまい、結果言葉が荒くなりケンカなどのトラブルに繋がります。ネガティブなニュースもアンチコメントも、「見ない権利」を活用することが大切です。

【LINE】 モヤモヤ対処法

毎日のように高頻度で使われる、日常生活に欠かせないコミュニケーションツール。便利な分トラブルも多発しています。

LINEでよくあるモヤモヤ❶

・友だちや恋人へのLINE が既読になったまま返事がない
・絵文字やスタンプのないメッセージがくると不安になる
・未読無視……もしかして嫌われてしまった?

どう対処する? → 返信するペースは人それぞれ

「LINE」上で人との距離が近い人は、相手からの返信速度や内容を常に気にしてしまう傾向があります。
まずは「人それぞれスピードや忙しさが違う」ということを理解して。返事がなくても不安に感じる必要はありません。送るリズムやペースは人それぞれ違うので、それを理解してかかわることが大切です。
急ぎの用事がありすぐに返事がほしい場合でも、相手はそう思っていないことも。そういう場合はまずしっかりと意思を伝えるべきです。

LINEでよくあるモヤモヤ❷

・スタンプのみを送ると、怒っていると思われてしまうのでは?
・簡潔な言葉で返答をして、冷たいと言われた
・忙しくて読めずにいると大量にメッセージが溜まって億劫に
・グループラインの通知が大量にきていてついていけない

どう対処する? → 返信速度などを伝えておきましょう

あまりマメなタイプではない人は、そもそもメッセージを溜めてしまう、返信は短い言葉のみ、という傾向に。そういう人は普段から、自分はあまり頻繁に見ないことや返信が遅いことを話しておくとよいでしょう。
グループ LINEにストレスを感じているなら、既読スルーでいいのです。無理に会話を弾ませる必要はありません。

text:Nahoko Morimoto  illustration:Naoko Sacai
 
リンネル2024年12月号より
※画像・文章の無断転載はご遠慮ください

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