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大根、ちくわ、こんにゃくの3品で作る絶品おでん!【笠原将弘さんの極上煮もの】

  • 2024.11.12

アツアツのおでんが食べたくなる晩秋。煮込むだけで簡単にできそうなおでんですが、意外にうまくいかないのが煮汁の味つけです。そこで、予約の取れない人気和食店「賛否両論」の笠原将弘さんに秘訣を聞きました。

笠原将弘さん 撮影/広瀬貴子
笠原将弘さん 撮影/広瀬貴子

教えてくれたのは…

▷笠原将弘さん

東京・恵比寿にある日本料理店「賛否両論」店主。お店の料理を惜しみなく公開した、創業20周年記念レシピ本『賛否両論 味の世界』(KADOKAWA)が大好評発売中。

煮ものの味つけは10:1:1

煮ものの味つけが決まらない、という人は多いもの。そこで笠原さんが考えてくれたのが、失敗知らずの味つけ黄金比。それがコチラ!

【だし汁10:しょうゆ1:みりん1】

煮ものの味つけは10:1:1 レシピ考案/笠原将弘 撮影/広瀬貴子
煮ものの味つけは10:1:1 レシピ考案/笠原将弘 撮影/広瀬貴子

家庭におすすめのだし汁は、鍋に水1Lと昆布10g、削りがつお20gを入れて中火にかけ、沸いたら弱火でことこと約5分煮て、こしたもの(冷蔵室で約3日間保存可能)。そんな時間もないときは市販の和風だしの素を使ってもOKです。その場合は、表示よりもうすめに溶くと、いいあんばいになりますよ。

だし汁は自家製でも顆粒でもOK レシピ考案/笠原将弘 撮影/広瀬貴子
だし汁は自家製でも顆粒でもOK レシピ考案/笠原将弘 撮影/広瀬貴子

「煮ものは加熱しながら味をつけていく料理。つききりじゃなくていいので、忙しい皆さんの日々のおかずにもぴったり。突き詰めれば難しい料理ですが、覚えやすく何にでも使える家庭版の黄金比を考えてみました。これで、皆さんも煮もの上手、間違いなし!」(笠原さん)

それでは、この味つけでさっそく作ってみましょう!

大根、ちくわ、こんにゃくのおでん風

定番の大根、ちくわ、こんにゃくにとろろ昆布をまとわせて

大根、ちくわ、こんにゃくのおでん風 レシピ考案/笠原将弘 撮影/広瀬貴子
大根、ちくわ、こんにゃくのおでん風 レシピ考案/笠原将弘 撮影/広瀬貴子

【材料・2~3人分】*1人分106kcal/塩分4.0g

・大根・・・ 1/3本(約400g)

・ちくわ ・・・4本

・こんにゃく・・・ 150g

■煮汁

└だし汁・・・ 500ml

└しょうゆ、みりん・・・ 各50ml

・とろろ昆布・・・ 適量

練り辛子

【作り方】

1.大根は皮を厚めにむき、2cm厚さの半月切りにする。鍋に入れ、水をひたるくらいに注いで強火にかける。沸いたら中火にし、約15分ゆでる。

2.こんにゃくは1cm幅に切り、沸騰した湯で約3分下ゆでする。ちくわは長さを半分に切る。

3.フライパンに大根、こんにゃくをそれぞれゆで汁をきって入れ、煮汁の材料を加えて強めの中火にかける。煮立ったら弱火にし、約20分煮る。火を止め、そのままさまして味を含ませる。

4.中火にかけ、ちくわを加える。煮立ったら弱火にして約5分煮る。器に煮汁とともに盛り、とろろ昆布をのせ、練り辛子少々を添える。

* * *

寒い日の夕飯には、味しみしみのおでんが何よりうれしいもの。煮汁の味つけはシンプルですが、とろろ昆布のうまみがプラスされるので、奥深い風味が味わえます。ぜひ作ってみてくださいね。

レシピ考案/笠原将弘 撮影/広瀬貴子 スタイリング/池水陽子 栄養計算/スタジオ食 編集協力/赤澤かおり

文=高梨奈々

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