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【漫画】ヤンキーくんは”可愛い服”が着たい…クラスメイトの女子の後押しで”願望”を叶えた彼の姿に「可愛すぎる」「続きは」など反響続々

  • 2024.11.12
『可愛い服を着たいとひっそり思っていたヤンキーが憧れの魔法少女に似たの同級生と一緒に文化祭で女装ミスコンに出る話』が話題 画像提供/花まるせ
『可愛い服を着たいとひっそり思っていたヤンキーが憧れの魔法少女に似たの同級生と一緒に文化祭で女装ミスコンに出る話』が話題 画像提供/花まるせ

【漫画】「男が可愛い服を着たい」って変なの?強面ヤンキーくんが女装ミスコンに出場する展開に「こんな青春おくりたかった」の声

コミックの映像化や、ドラマのコミカライズなどが多い今、エンタメ好きとしてチェックしておきたいホットなマンガ情報をお届けする「ザテレビジョン マンガ部」。今回は、花まるせさんの『可愛い服を着たいとひっそり思っていたヤンキーが憧れの魔法少女に似たの同級生と一緒に文化祭で女装ミスコンに出る話(らぶりーヤンキー迅くん)』をピックアップ。

2024年10月6日にX(旧Twitter)で本作を投稿したところ、3千件を超える「いいね」と共に、多くの反響コメントが寄せられた。本記事では、花まるせさんにインタビューを行い、創作のきっかけや漫画を描いた際のこだわりについて語ってもらった。

”可愛いものが好き”ーもうこの気持ちは隠さない!

『可愛い服を着たいとひっそり思っていたヤンキーが憧れの魔法少女に似たの同級生と一緒に文化祭で女装ミスコンに出る話』(11/38) 画像提供/花まるせ
『可愛い服を着たいとひっそり思っていたヤンキーが憧れの魔法少女に似たの同級生と一緒に文化祭で女装ミスコンに出る話』(11/38) 画像提供/花まるせ

主人公の香苗迅は「まじかるこまち」という変身魔法少女アニメが大好きな少年だった。可愛い服を着て敵を倒していく姿に少年迅は夢中になるが、強面に成長した迅は周囲からケンカを売られるようになり、いつしか”可愛い”とは真逆の”ヤンキー”になってしまう…。

ある日、クラスメイトの女子が迅の大好きな「まじかるこまち」のアクリルキーホルダーをつけて登校してくる。動揺する迅は「まじかるこまち」について語り合いたい気持ちを隠しきれず、彼女を校舎裏に呼び出すのだが…。なぜか文化祭の女装コンテストに出ることに…。

自分の“好き”にやっと正直になれた迅の晴れ晴れとした姿に「こんな青春おくりたかった」「連載はどこ?」などの反響が多数寄せられた。

作者・花まるせさん「日常の些細なことを膨らまして漫画にするのが好き」

『可愛い服を着たいとひっそり思っていたヤンキーが憧れの魔法少女に似たの同級生と一緒に文化祭で女装ミスコンに出る話』(8/38) 画像提供/花まるせ
『可愛い服を着たいとひっそり思っていたヤンキーが憧れの魔法少女に似たの同級生と一緒に文化祭で女装ミスコンに出る話』(8/38) 画像提供/花まるせ

――『可愛い服を着たいとひっそり思っていたヤンキーが憧れの魔法少女に似たの同級生と一緒に文化祭で女装ミスコンに出る話』を創作したきっかけや理由などをお教えください。

こちらX(旧Twitter)にアップする時に内容がわかりやすいように表記した文なのですが、実は「らぶりーヤンキー迅くん」というタイトル(9pの扉絵に表記)があったりします。

キャラクター作りを先にした後、話作りに悩んでいた年末年始あたりに自分の好きなものを否定されるような出来事が重なり"私は創作に向いていないのかも…"と悩み落ち込んでいました。その時、友人に相談し色々と聞いてもらいつつ雑談していた中からヒントを貰い、そこに思いっきり自分の好きなものを詰め込んで描けたものです。

もともと日曜朝に放送している特撮や女児向けアニメを見るのが好きだったので、要素に入れたいと思い盛り込みました。

ショートカット・メカクレ(前髪などで目を隠しているキャラのこと)・明るく・素直な女の子が個人的に大好きなので深見さとりというキャラクターに全て詰め込みました!

今年の2月のコミティアにて持ち込みをした際に名刺を頂いた編集の方にネームを読みやすくなるように直して頂き今の形になり、ガンガンJOKERの新人漫画賞にて奨励賞を頂くことができました。

友人と編集さんのおかげで完成出来た作品です!

――本作を描くうえでこだわった点や、「ここを見てほしい」というポイントがあればお教えください。

こだわったのはフリルやレースやリボンたくさんの衣装です。可愛い服が好きな主人公の香苗くんがどんな服が好きなのかがパッと見てわかるように、なるべく丁寧に描きました。

ここを見てほしいといえば、やっぱり文化祭で胸を張って壇上を歩く女装した香苗くんのところです。

彼が初めて自分の大好きな可愛い服を纏って、胸を張りながら1歩踏み出す場面なので見て欲しいところですね。

もうひとつ少し細かい点なのですが、序盤の喧嘩に巻き込まれた深見ちゃんが香苗くんの「気を付けて帰れよ」と言いながらくしゃっと笑う顔に学校の雰囲気とギャップを感じ、実はあそこで惚れているので(あー深見ちゃんはここで香苗くんに惚れてるのか〜)と見てくださると嬉しいです。

――作品の中でとくに気に入っているシーンやセリフがあれば、理由と共にお教えください。

香苗くんが自身の本音を好きな魔法少女アニメのセリフと重ねて「自分の"大好き"に胸を張りたいッ」と伝えるシーンと、その後の「香苗くんはもうできてるよ」と憧れの魔法少女(こまち)の服を纏った深見ちゃんが認めてくれるところです。

幼い頃から抑圧していた願いを爆発させるシーンなのですが、香苗くんにとって幼少期の自分ごと肯定してくれる存在が深見さとりちゃんだったんです。アニメのセリフに重ねつつも自身の気持ちを初めて言えた香苗くんの言葉を聞き深見ちゃんは続きのセリフを言うだけではなくしっかり彼自身を認めてくれています。

周りの人の何気ない発言や反応に実はとても傷ついていてずっと心に引っかかり気持ちを抑圧してしまうことってありますし、そうした状況の時に認めてくれる子が傍に居たら救われると思います。

「そういった優しい関係性の2人を描きたいな」と念頭に置いて制作していたので、特にこのシーンが2人の性格や関係性が出てるかなと感じているので気に入っています。

――本作の続きが気になるというコメントがありますが、この先の物語を描く予定はありますか?今後の展望や目標もお教えください。

深見ちゃん視点で描きたかった部分(惚れたシーンや香苗くんの好きなものを調べている部分等)があったので描いたらまたXに上げたいなと思っています。

それだけでなく、香苗くんが深見ちゃんを意識してしまい、もだもだするやり取りやお互い意識してギクシャクする様子なども続きとしてもう少し描きたいです。

来年の2月にコミティアがあるので、そこで一旦本という形にしようかなと思っています。もしご興味のある方がいらっしゃればよろしくお願いいたします。

今後この2人の関係が一段落するくらいまでは描きたいなと思っております。

――作品を楽しみにしている読者へメッセージをお願いします。

初めてしっかり描いたオリジナルのストーリー漫画作品だったため正直公開するか迷ったのですが、せっかく描いたので少しでも見て頂けたら嬉しいなという気持ちで公開しました。沢山の方に見て頂けて本当に本当に嬉しいです!ありがとうございます。

深見さとりちゃん視点や香苗くんが深見ちゃんを意識して、ドギマギするような話や2人の関係が進展するあたりも少し描きたいなと思っていますので、お付き合い頂ければ嬉しいです!

今後も楽しんで読んで頂けるように描いていくつもりですので、よろしくお願いいたします。

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