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使い終わったフライパンを「ジュッ」と冷やしてない? テフロン加工を傷めるNG行動

  • 2024.11.12

テフロン加工とは?

テフロン加工とは?
テフロン加工とは?

食材を焦げつきにくくする役割をもつテフロン加工は、半永久的に効果が続くものではありません。NGな使い方によっては、本来の寿命より早くダメになってしまうことも。今回はついやってしまいがちな、テフロン加工の調理器具に対するNG行動を紹介します。

新品のフライパンによる、焦げつきにくさやすべりのよさに感動したことはありませんか?表面の自由エネルギー(表面張力)が働き、触れ合う物質の付着を防ぐのがテフロン加工の特長です。

現在はフライパンに施されるコーティングの総称として「テフロン」という言葉が広まっていますが、実はフッ素樹脂加工の一部。フライパンのコーティングには、ダイヤモンドコートやハードコートなどがあります。

テフロン加工を傷めるNG行動

テフロン加工を傷める使い方を続けると、約1カ月で調理のパフォーマンスが悪化するという検証結果もあります。NGな使い方を続けると、思っている以上に傷むスピードが早いのです。普段の使い方でNG行動は、空焚きをする、強火で調理、使った後すぐ水で冷やす、料理をそのまま保存することを意識しましょう!

油や水、食材などを入れない状態でフライパンを加熱する空焚は、フライパンの表面温度が急激に上昇してしまい、テフロン加工を傷める原因の一つです。商品の取り扱い説明書に記載されている、予熱の目安秒数を知っておきましょう。

調理後にすぐ流水にさらすのもNG。ジュッと音がする瞬間、急激な温度変化によりフッ素樹脂加工が剥離しやすくなります。そのまま放置すると汚れのこびりつきが心配という人は、ぬるま湯を入れて汚れを浮かせつつ、冷めるまで待つといいですよ。

テフロン加工の調理器具は、料理の保存に不向きです。特に塩分の強い調理物を入れたままにすると、ふっ素樹脂加工表面にある小さな穴からしみこみ、下地の金属を腐食させてしまいます。

テフロン加工を長持ちさせる使い方

テフロン加工が施された調理器具のNGな使い方を続けていくと、フライパンの表面に傷が増え、食材がくっつきやすくなります。こびりついた食材を剥がそうとすれば、さらに傷が増えてしまう悪循環に。テフロン加工を長持ちさせる使い方を身に着けることで、焦げストレスから解放されるはずです。長持ちさせるためには、余熱は数秒、鋭利なヘラではなく樹脂製や木べらを使う、調理後は即洗わずにしばらく冷ます、汚れを浮かしてやわらかなスポンジで洗いましょう。

テフロン加工が施された調理器具の目安予熱時間は、約30〜40秒と短時間です。調理中はテフロン加工との摩擦をなるべく避けるために、ナイロンやシリコン素材の調理器具を使うのがおすすめ。使い終わった後はすぐに冷やさず、ぬるま湯を入れておいて汚れを浮かせましょう。浮いた汚れはスポンジの硬い部分を避けて、柔らかな部分で洗うのがテフロン加工を長持ちさせる使い方です。

(夏木紬衣)

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