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恋愛脳とは?恋愛脳を持つ人の特徴&メリット・デメリットを解説

  • 2024.11.12


恋愛脳の意味とは?恋愛脳を持つ人の特徴やメリット・デメリット、恋愛脳をやめたい場合の対処法について解説します。逆に、恋に積極的になりたい人が恋愛脳になるための方法など、数多くの婚活イベントやセミナーを企画・運営し、恋愛や人間関係に精通している佐藤律子さんに聞きました。

「恋愛脳」とは



「恋愛脳」とは、どんな時にも恋愛を中心に物事を考え、恋人や好きな相手に影響されやすく恋愛を最優先とする考え方を指します。おのずと恋愛以外の優先度が下がるため、時には、進路やキャリアの選択といった人生の決定までも、好きな人に影響されることがあるでしょう。

常に好きな人を優先する考え方のため、ファッションや趣味、読んでいる本、聴いている音楽など、好かれるために自分の趣味嗜好(しこう)を相手の好みに寄せていきます。

「今から会いたい」と言われると、「すぐに行く!」「家で待っているね!」などと返事し、先約よりも恋人や好きな人と会うことを優先することも少なくありません。


「恋愛脳」を持つ人の特徴



恋愛脳を持つ人には、どのような特徴があるのでしょうか。よく見られる傾向を紹介します。

恋愛を第一に考える


友人や家族よりも、好きな人との時間を最優先に考えます。デートの予定があるときは、仕事は早めに切り上げる、友人との集まりには参加しないなど、行動のほとんどが恋愛に左右されます。

外見を相手の好みに寄せる


服装や髪型、メイクなど、自分の好みよりも相手の好みを優先させます。単に流されているのではなく、あくまでも自らの意志で相手に寄せているのが特徴です。

服装や外見が変わることによって、「好きな人ができたのかな」「失恋したのかな」など、言葉にしなくても心境の変化が周囲にも伝わりやすいでしょう。

趣味を相手に寄せる


共通の話題を作り、一緒に楽しんだりデートに誘ったりするために趣味を合わせます。

例えば、今までになくライブに通い始めたり、突然本を読み始めたりと、恋愛によって興味の対象が変化します。

焼きもちを焼く


「ずっと自分を見ていてほしい」という気持ちが強く、仕事や友人よりも優先してもらいたいなど、相手にも同じ熱量を求めがちです。

恋人が他の人や趣味に時間を使うと、不安な気持ちを抱いてしまうでしょう。

好きな人のために努力し、自分磨きをする


ただ好きな人を見ているだけではなく、振り向いてもらうために積極的に行動します。

アピールするために外見やスキルを磨くほか、お互いの関係を深め自分を知ってもらうための努力を惜しみません。


「恋愛脳」のメリット3選



恋愛脳を持つことで、どのようなメリットがあるのでしょうか。恋愛脳のポジティブな側面を見ていきましょう。

自分を高めようとする


好きな人のためにダイエットをしたり、新しいスキルを学んだりと、自分を高めたいと思うようになります。相手に見合うよう努力をして、理想に向かって前向きに取り組むことができます。

ストレートな言い方で愛情表現する


恋心を隠さず素直に表現します。ためらいや照れを感じることなく、「好き」や「愛している」など愛情をはっきり伝えることができるため、相手に気持ちが伝わりやすいです。

愛情を感じられる行動を取る


愛情を行動で示すことが得意です。例えば、好きな人のファッションや髪型などのちょっとした変化にすぐ気付き、褒めることができます。

また、誕生日や記念日をきちんと祝うなど、絆を深めることを大切にします。

愛情深いタイプなので、結婚した場合は自然と家族を第一に考えるでしょう。


「恋愛脳」のデメリット・注意点3選



恋愛脳にはメリットがある一方で、注意すべき点もあります。恋愛脳の気を付けたいポイントについて解説します。

恋愛に依存しすぎて疲れてしまう


恋愛を生活の中心に置くため、恋愛がうまくいっているときは非常にモチベーションが高いです。

逆に、うまくいかない時期が続くと、一気に意欲を失ってしまいます。激しい感情の波に自分でも疲れてしまうことが多いでしょう。

相手に合わせすぎてしまう


好きな人に趣味や価値観を合わせ、尽くすことに喜びを感じる一方で、好きな人を優先しすぎるあまり、自分の気持ちを見失ってしまうことがあるでしょう。

相手に合わせることが当たり前になってしまうと、本来、自分が優先すべき順位が分からなくなることがあります。

人間関係が狭くなる


好きな人と一緒に過ごす時間を優先するため、他の人間関係がおろそかになることがあります。

例えば、同僚や友人から声をかけられても参加しないなど活動範囲を狭めがちです。友人や職場での人間関係が希薄になることで、いざというときに助けを求めづらくなったり、自己成長の機会を逃したりといったことが起こります。


恋愛脳に疲れた……恋愛脳をやめるには?



恋愛は素晴らしいものですが、恋愛脳の人は感情に振り回されて疲れてしまうことも。ここでは、恋愛脳をやめる方法を見ていきましょう。

恋愛以外に夢中になれることを探す


スポーツやアート、読書、料理、旅行など、新しい趣味を見つけられると、1人の時間を楽しむことができます。

新鮮な気持ちや充実感を得られると、生活に楽しみが生まれ、恋愛に偏りがちだった気持ちがリセットされるでしょう。

自分の感情を客観的に見つめる


「本当にやりたかったことは?」「恋愛以外で好きだったことは?」など、自分に問いかけてみましょう。

恋愛を中心に考えすぎると、個性や好みが後回しになりやすいです。自らの感情に目を向けることが、かつて楽しんでいた趣味や興味を取り戻すきっかけになります。

人間関係を広げる


友人と新しい場所へ出かけたり、家族との時間を増やしたり、今ある人間関係を見直すことで大切な絆に気付けるはずです。

また、趣味や仕事を通じて新しい人間関係を築くことも、視野を広げる良い機会につながります。


恋愛脳になりたい!恋に積極的になるには?



「恋から遠ざかっていたけど、もっと積極的になりたい」という人もいるでしょう。恋愛脳を生かして、恋を楽しむための方法を紹介します。

自分の魅力を磨く


外見・内面共に魅力を磨くことで、恋愛に対して自信が持てるようになります。

新しい髪型やメイクに挑戦したり、運動で体調を整えたり、資格の勉強をしたりなど、無理せず小さなステップから始めるとよいでしょう。

積極的にコミュニケーションを取る


出会いの場に足を運び、積極的にコミュニケーションを取ることが大切です。待つ姿勢ではなく自分から話しかけて、お出かけなどに誘ってみましょう。

率先して話しかけることで、「興味を持ってくれている」と、相手から好印象を持たれる可能性も高まります。

恋愛映画をたくさん見る


モチベーションを高めるために、恋愛映画をたくさん見てみましょう。

「どんな恋愛がしたい?」「どんな人と付き合いたい?」など、自分に問いかける機会が増え、内面を知るヒントになります。

また、「自分だったら……」とイメージしやすい恋愛リアリティーショーもおすすめです。


恋愛脳と上手に付き合い恋を楽しもう



恋愛脳になることには、自分の魅力を磨き、ストレートな愛情表現で絆を深めるなど、ポジティブな面がたくさんあります。しかし、恋愛に夢中になるあまり、自分が他に大切にしている要素を忘れてしまうのはもったいないことです。

恋愛を楽しみつつ、趣味や友人との時間を大切にするなど、恋愛とそれ以外のバランスを上手に取ってみましょう。心の安定や自己成長、そして充実した人間関係を育むことで人生が豊かになっていきますよ。

取材・文/高坂晴奈

【監修】
佐藤律子さん
一般社団法人異性間コミュニケーション協会代表理事
恋愛、婚活、夫婦問題、子育て、ハラスメント、マネジメント、女性活躍、LGBTQ+など人間関係についての専門協会として、認定講師100名以上が在籍する。自治体婚活イベントのカップル成立率60%以上、異性間コミュニケーション研修の受講者は延べ5万人を超える。2024年3月21日に9冊目の最新刊『大人婚活完全ガイド』(ビジネス社)が発売、他著書多数。テレビ番組の恋愛・結婚コーナーの監修、出演実績も豊富。
公式サイト:https://www.iseikan.or.jp/




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