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『ジョーカー2』出演のコメディアン、「史上最悪の映画」と酷評

  • 2024.11.11
JOKER: FOLIE A DEUX - Lady Gaga as Harley Quinn, Joaquin Phoenix as Joker, 2024.

映画『ジョーカー』(2019)の続編『ジョーカー:フォリ・ア・ドゥ』には、賛否両論の意見があるが、「史上最悪の映画だ」と酷評したのは、アーカム・アサイラムの警備員役で出演したスタンダップ・コメディアンのティム・ディロンだ。ポッドキャスト「The Joe Rogan Experience」で、彼はこう語った。

「『ジョーカー』の公開後、『インセル(長く異性との交際がなく、望まずに禁欲を強いられている人。女性蔑視の傾向)に好かれた』『誤ったタイプのグループに誤ったメッセージを送ってしまった』『男性の怒りだ!』『ニヒリズムだ!』などと議論があった。それで、『方向性を変えてみよう』ということになって、ホアキン・フェニックスレディー・ガガが狂気の沙汰と思えるほどタップダンスさせたんだと思う」

さらにストーリー性の希薄さも指摘する。「他の連中と警備員の衣装姿で待機しているときに、『一体何なんだ』『これはひどいものになる』なんて話していた。こんな最低な作品は初めて観たと思った。昼休みには『どんなストーリーだ?』『プロットはあるのかな?』『刑務所で恋に落ちるのかな』と話題になった。怖いもの見たさで見るまでもない。それほどやばい作品だ」

『ジョーカー:フォリ・ア・ドゥ』はジャンルをミュージカルと謳わず、サスペンス・エンターテイメントとしているものの、音楽とダンスのシーンを多用している。前作で“ジョーカー”としてヒーローに祭り上げられたアーサー・フレックが裁判に臨む様子と並行して、謎の女性リーとのロマンスが描かれた。

主演のホアキン・フェニックスにアカデミー賞主演男優賞をもたらし、興行収入10億ドルの大ヒットを記録した前作に比べ、今作が評価も興行成績も振るわなかったことを受け、ワーナー・ブラザース・ディスカバリーのCEOデビッド・ザスラフは、「期待外れだった」と率直な気持ちを明らかにしている。その一方で、クエンティン・タランティーノ監督は「本当にものすごく気に入った」と絶賛。「コミックオタクや観客、ハリウッドにクソくらえと言ってやったんだ。DCやワーナー・ブラザースの株主全員の鼻をあかしてやった。トッド・フィリップスこそジョーカーだ。つまり、これはジョーカーの映画であり、彼こそジョーカーなんだ」とトッド・フィリップス監督を称えている。

Text: Tae Terai

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