食べて知ってお買い物！長浜鮮魚市場そばに魚食普及推進施設「うおざ」オープン

よその人たちからよく言われる福岡の魅力と言えば…おいしい魚が食べられること！ 福岡のみなさんは、来福されたお客さんをおもてなしするときに、「何食べたい？ラーメン？もつ鍋？水炊き？」と聞くと、「魚」とリクエストされることも多いのではないでしょうか。

長年住んでいると当たり前のように思ってしまいますが、転勤族の人や東京や大阪に住む人と話をするたびに、それはとても恵まれたことなんだと実感します。魚離れが進んでいるといわれますが、福岡に住んでいるのに、おいしい魚を食べていないなんて、もったいない！

そんな豊かな福岡の魚食環境を支えているのが、福岡市中央卸売市場鮮魚市場（通称：長浜鮮魚市場）。玄界灘、日本海や東シナ海などの豊かな漁場で獲れた新鮮な魚介類が、九州・西日本各地から集まってくる、全国有数の産地市場です。

その長浜鮮魚市場そばに11月9日、魚食普及推進施設「うおざ」がオープンしたので、行ってきました！

運営会社の株式会社うおざの白木隆一社長は、「『食べる』『知る』『お買い物』、の3つのコンセプトでつくられた施設です。飲食店で、おうちで、魚を食べてほしい」とあいさつ。来賓の高島宗一郎福岡市長は「福岡には屋台と魚の2枚看板があり、両方長浜にある。この施設ができたことで、長浜エリアがさらに活性化され、たくさんの人が来てくれることを祈念します」と話しました。

テープカットの様子

食べる

まずはオリジナルの定食が食べられるフードコートを紹介。

ずらりと120席！

刺身盛り合わせは550円、1100円、2200円の3種類

ショーケースやカウンターの上に並ぶ刺身や焼き魚などいろいろな魚料理から好きなものを選びながら進んでいき、最後に会計、というスタイルです。

なかでも気になったのは「漬け」。これを…

だし茶漬けにできます！魚料理に合う調味料もずらりと並んでいるので、試すことができます（気に入ったら物販ブースへGO）

ごはんは福岡県産米で、並150円、大200円。あら汁200円、帆立スープ200円。お手頃ですね。

ちなみにこれだけとると3350円とのこと。エビはなんと4匹350円！

オープン時にはざっと数百人の行列ができていました！

知る

福岡の魚や魚食文化の情報発信基地としての役目もある「うおざ」。デジタルサイネージで漁場や漁法、味の特徴などのほか、近隣の飲食店情報も提供していくそうです。

また、「おさかなコーナー」では、実際の鮮魚を並べて見ることができます。大きなさかなに、テンション上がること間違いなし！

今後は鮮魚のサクから刺身を切る体験ができる「SASHIMI  DOJO（刺身道場）」も開催予定です（要事前申し込み。詳細は決まり次第Instagramで発信予定）。おいしい魚の見分け方も教えてもらえそうです。

お買い物

物販ブースでは、水産加工品や魚料理に合う調味料、プロも利用する包丁などの調理器具を取り扱っています。 ※一部、後日販売予定のものもありました。鮮魚販売はありません

フードコートは長蛇の列なので諦め、またの機会に…でも物販ブースは並べたので気になったものを購入～！

やっぱり福岡といえばゴマサバ！ということでゴマサバの漬け、お得な銀ダラみりん詰め合わせ、珍しいホッキの唐揚げ、おやつ（おつまみ）用にアーモンド小魚、混ぜるだけのねばねばコンブ、どうしても食べたかったカニ爪（安い）…などなど…ついつい買いすぎてしまいました。

珍しいものではプロテインも！ほんのりおさかな味のスープで、介護食におすすめとのこと

今後の予定

福岡に住んでてよかった～、と改めて感じた今回の取材。 「うおざ」はこれからまだまだ進化していきます！ 今後はイベントを行ったり、出入口付近に屋根付きの催事場を設け、カキやサザエを使った浜焼きや、キッチンカーを読んだ飲食コーナーを検討中だとか。

また、11月下旬にはコース料理を味わえる(個室あり）「海の国」もオープン予定です。

「海の国」個室は６～10人×５室。

これは新しい人気観光スポットになりそうですね。「さかなをたべよう」キャンペーンを行っているリビングネットワークの一員としては応援せずにはいられません。

あなたも「食べて」「知って」「お買い物」しながら、もっと魚を身近に感じてみませんか。

うおざ

福岡市中央区長浜3-6-1

長浜鮮魚市場東側、福岡市地下鉄空港線天神駅徒歩12分、西鉄バス福祉センター前（浜の町病院入口）徒歩1分

℡092-707-3751

営業時間 11:00～21;30（20:30OS）

水曜・年末年始定休

Instagram @uoza_nagahama