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「地獄絵図~令和親子で宿題の巻~」宿題に悪戦苦闘した息子小1の思い出【育児に遅れと混乱が生じてる !! Vol.74】

  • 2024.11.11

■初めてぶち当たった小1の壁

宿題が…、終わらない!!

息子が小学1年生になった時、まずぶち当たった小1の壁のひとつである。

「帰宅=おうち時間」だった幼稚園の頃とまったく違う環境に親子で戸惑った。

「宿題」VS.「宿題をやりたくない息子」VS.「さすがに小1から宿題未提出はまずいっしょ!! な母」

のトリプルバトルである。

「小学1年生の頃の宿題なんて量も内容もそんな大変なものじゃなくない?」と思う方、侮るなかれ。

小学1年生の宿題だが算数はそこまで手こずっている様子はない、基本の「1+1」などの簡単なものからスタートなので計算カードを唱えるだけで終わる日もある。

算数のプリントが出たとしても5分そこそこで終わっていた。

問題は…

■終わらない「ひらがなの練習」!

小学1年生の宿題、最も苦戦したのは「ひらがなの練習」ですよ!!

ただ書けばいいのではなく「正しく書く」ことが目的の宿題なので、「とめ」や「はらい」や字の形などがお手本にそぐわないと即お直し。

そしてお直しがあると、今日の宿題プラス昨日のお直しと一昨日のお直しと…と宿題が増えていくのである。(このシステム、もちろん「息子の学校の場合」ではあるけれど)

この1年生のひらがなの宿題の時ばかりは、日本に伝わる伝統「文字は美しく書く」ということが心底嫌になったよ、私は。

ひらがなの練習だが、幼稚園の頃から友だちとお手紙交換を楽しんでいたタイプのお子さんはきっとそこまでこの宿題も苦ではないと思う。

が!! 問題は文字や書くことに興味のない子である。

息子はお手紙をもらっても5通に1通のペースでやっと返事が書けるかなというぐらいの筆無精。(しかも返事もシールをペタペタ貼るか大きく絵を描いていた)

息子は文字を書くということに楽しさをまったく見いだしていないタイプだったので、小学1年生の宿題で出た「ひらがなの練習」はきっと初めて当たった壁に違いない。

日本の歴史絵巻に「地獄絵図~令和親子で宿題の巻~」という題名で残してほしい、この小学1年生が宿題をする図。

「宿題」VS.「宿題をやりたくない息子」VS.「さすがに小1から宿題未提出はまずいっしょ!! な母」のトリプルバトルだが、宿題をやりたくない息子の気持ちを大人に置き換えると大変わかりみになる。

それは…。

■置き換えれば宿題は残業!?

家に持ち帰る残業はつらい。

そう考えると学校で頑張ってる分、おうちでくらいノー残業で我が子に休んでほしい。でも学校での学習はインプットの場で宿題でアウトプットをしなくちゃいけないのもわかる…。

小学校に入るまではおうちは帰ってきたらゆっくり好きなことをする場所だったのに、小学生になったら幼稚園3年間とは違う家での過ごし方をしなくてはいけない、という環境の変化に慣れるまで親子でとても時間がかかった。

いや、本当私も時間がかかったのですよ。

だってこちらも息子が帰ったらおやつを食べさせて、おしゃべりして、家事をしてって、寝るまで一直線だったのが一緒に「宿題」というニュータスクが加わってしまったので、息子が帰宅するまでにあらかた家事を終わらせておかないといけなくなったのです…。

それに1日たっぷり体を動かして過ごした幼稚園時代と違って、まだまだ体を動かして遊びたいお年頃のキッズにとって1日何時間もじっと机に向かって静かに授業を受けるのは我慢との戦いなので、心身ともにとても疲れることだと思う。

そう考えると小学1年生という時期が子どもにとって壁だらけなのが納得できる。そしてそれをサポートする母にとっても、もちろん壁だらけなわけで…。

そんなわけで我が家の小学校1年生時代の息子と宿題はなかなか激しいバトルだった。

まさに地獄絵図。

ちなみに小学3年生の現在は…。

■終わりを迎えた宿題バトル

小学3年生になった今、ようやく宿題バトルがなくなりました。

息子も学校に慣れ、体力もついてきたおかげで「学校からの帰宅宿題」までが1日の自分の仕事だと思えるようになったようである。

ほんと、子どもの悩みって大体が時間というか成長によって解決してくれるんだよな…と思う。

とはいえ子どもの悩みはいつだって「初めまして」なものばかりなので、悩んでいる時の当本人は時間が解決するなんて悟りは1ミリたりとも開けないし、ゆっくり見守るなんて「この日まで見守ったらOKですよ」と明確な期日がわからない以上無理なので、母ユキミは確実にまた新たな壁にぶつかっては悪戦苦闘するに違いない。

(ユキミ)

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