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発達凸凹育児から学ぶ「初めてが苦手な子ども」に親ができること

  • 2024.11.12

5歳でADHD・広汎性発達障害と診断された息子。大人でも「初めてのこと」は不安が大きいですが、わが子にとっての「初めてのこと」は親が思っている以上にハードルが高いようでした。この記事はインスタグラムで「発達障害と共に生きる」家族のコミュニティー「そらあい」のSHI-・ママに寄り添う「発達凸凹育児」についてアドバイスする(@_so_ra_ai_)が、障害のある息子と取り組んできたことをご紹介します。

©️_so_ra_ai_

誰だって「初めて」は不安のかたまり

「初めて」への不安感って、大人でもありますよね?かく言う私も「初めてのこと」となると緊張することが多々あります。同じくうちの息子は「初めてのこと」への不安感がとにかく強い子でした。でも逆を言えば、そこをフォローできれば「安心感」が付いてくるということ。

今まではそんなことも知らずに「無理」をさせていたこともあったかもしれませんが、病院のドクターから「初めてのことを初めてじゃなくする」という必要性を言われてから、何をするにも「まずは1度、見てみてから」「1度、経験してみてから」を心がけ、息子とともに日々を過ごしてきました。

親の理解が子どもの「生きやすさ」を変えることも

©_so_ra_ai_
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親の理解で、子どもの「不安と負担」はかなり減っていきます。事前準備や場所に連れていくことは、親の負担にはなりますが、この先のことを考えるととても必要なことです。

実はこれは、子どもだけではなく、「親の安心感」にも深く関わっています。「うちの子、大丈夫かな?」そんな思いで、心配そうな不安そうな顔でわが子を見てはいませんか?親の表情から子どもが不安や安心を感じ取っていることを忘れてはいけません。

「知っている」と「知らない」では大きく違う

©_so_ra_ai_

だからと言って、じゃあ「何をどうすればいいのか分からない」。そんなことってありますよね!

そんな時は、日常生活で経験することをまずは一緒にやってみる!そんなところから初めてみてください。「知っている」と「知らない」、「見たことがある」と「見たことがない」では安心感が大きく違います。

実際に息子と実践してきたこと

©_so_ra_ai_
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これを見ていただくと分かる通り、息子の「初めて」に関してはできるだけ「初めてではなくする」。息子自身が「あ、これ前にもやったから安心だ!」と思える取り組みをしてきました。

例えば…

  • 運動会の競技が分かったら家で練習
  • 遠足の場所の下見とトイレの場所確認(遠い場合はYouTubeを活用)
  • 日直の場合はセリフの練習
  • 学校行事で水泳などがある場合は地域のプールで事前練習 (着替え、荷物のしまい方、片付け方など)
  • 1日の流れを事前に先生に伝えてもらい、家でも伝える
  • 本人の不安な箇所の確認と把握

など、一例ですが本人の不安が少しでも和らぐのならと、できることを一緒にやってきました。

事前の準備は親の安心にもつながる

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実際に「できなくて苦しい」と感じるのはわが子ですが、できるだけ事前に取り組むことで、その心配を取りのぞくことができるのは親である私たちの存在が大きいと思います。

全部が全部できていたかというと、全くできていないときもありましたが、私自身が無理のない範囲で息子と実践してきました。親が無理をしてしまうと逆にイライラしてしまい、逆効果になるので「実践できる時にできることを!」がおすすめです。

気負いせず、無理なくやっていきましょう!

著者:ママリ編集部

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