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「招待客問題」「ご祝儀貧乏」結婚式のあるあるお悩みを解決!

  • 2024.11.10
教えてくれたのは……

ファッションプロデューサー

植松晃士さん

辛口だけど愛あるアドバイスは、ときにファッションの枠を超え、ハッピーな人生を摑むカギに!

植松晃士さん「人生に無駄な経験はないんだから」スナック植松

お悩み1:披露宴に呼びたい招待客の人数が彼と違いすぎて揉めてます。

現在、招待客リストをつくっている最中ですが、彼が呼びたい人の数が少なくて、私が友達を絞り込むなどして合わせることに。いまさら彼が友達を増やせるわけもなく、私が諦めるしかないのでしょうか(泣)。
ペンネーム:ぽぽっこさん(28歳・会社員)

常連M

招待客の人数の差って、そこまで気にしなくていいみたいだけど、自分の仲のいい友達や、結婚式に呼んでくれた友達の中から絞らなくちゃいけないってことは、かなり大きく差があるってことよね……。


植松さん

そうよねぇ。両家のご両親、親族、勤め先の方もお呼びするわけで、人数をそろえたほうが宴としては美しいってことよね。


常連M

学生時代の親友が2人しかいない私は、完全に彼の立場だなぁ。


植松さん

大丈夫よ、僕が行くから(笑)。


常連M

えっ、ありがたい。一気に場が華やぐ(笑)。


植松さん

まぁ、結婚式は、ぽぽっこさんにとって晴れ舞台であり、幸せ自慢の場。その思いは、披露宴ではなく、二次会を計画して、そこでぶちまけたらどうかしら。親族も勤め先も関係なくなるから、自由に好きな人を好きなだけ呼べそうじゃない?


常連M

確かに。披露宴は彼に合わせるのがよさそう。


植松さん

そもそも夫婦になるってことは、他人と“番(つが)う”ってこと。思ったようにいかないのは当たり前で、結婚生活は我慢の連発。これは、そのファースト我慢ととらえて。大体、これから新生活が始まるのに、このレベルのことで揉めてたらバカバカしいわよ。彼に合わせて自分の友達を減らすか、二次会を企画するか、の2択よ。


常連M

友達なんて、急に増やせるものじゃないしね!


植松さん

そうそう。披露宴に招待されるたびに感じることがあるんだけど、招待客って、その新郎新婦にとって“これまで”の人と“これから先も”の人の2パターンがあると思うの。


常連M

しばらく連絡とってないのに、学生時代に仲が良かったからという理由で呼ぶ、という話も聞くなぁ〜。


植松さん

もし、絞り込まなくてはいけないなら、“これから先も”の人を優先するといいと思うわ。だって、今、連絡をほぼとってない“これまで”の人は、これから先、どんどん思い出になっていく人。だから、二次会で充分なの。“これから先も”という人を呼ぶのがいいわね。


【植松マスターの格言】「結婚生活は我慢の連続。その1回目ととらえて寄り添うのが円満の秘訣」
植松晃士さん

お悩み2:友人の結婚ラッシュでご祝儀貧乏に。心から友人の結婚を祝えないんです。

25歳ごろから、友人の結婚式にたびたび呼ばれるように。ただ私の薄給では毎回3万円のご祝儀を払うのが段々しんどくなってきて、今は正直、親友以外は呼んでほしくないと思うように。そんな自分が悲しいです。
ペンネーム:himawariさん(28歳・会社員)

植松さん

とても正直でイイわ。だって、結婚式って他人の幸せ自慢に付き合った挙げ句、お金まで払うのよ。心からの親友であればもちろん祝う気持ち満々だけど、そんな人は、半世紀生きてきた僕にとっても一人か二人。あとは、お付き合いよ。だから、そこまでの距離感ではない人に「呼んでほしくない」と思う気持ちは湧いて当然よ。


常連M

彼女は28歳。ちょうど今がお呼ばれするピークかもね。


植松さん

そうね、あと5年ぐらいは増加傾向が続きそうだから、お付き合いレベルのお誘いは5回に1回ぐらいは断ってもイイかもね。まぁ、だんだん年齢を重ねると、結婚式を挙げるとしても規模が小さくなって、呼ぶ相手も選ぶようになるから減るわよ。だって、連絡をとっている相手じゃないと、どうなっているかわからないし、いろんな意味で怖くて呼べなくない? それにね、いつの間にか「お祝い」が「お弔い」に変わっていくんだから。しかも、お弔いの相場はご祝儀より低め。


常連M

お弔いって、ご不幸のこと?


植松さん

そう、結婚式ラッシュは一生続くわけではないの。それにお付き合いが多いのはいいことだし、素敵な出会いがあったり、新鮮な刺激がもらえたりする可能性だってあるから、クルージング気分でぜひ。


常連M

クルージングと思うと、楽しめそう。


植松さん

あとね、結婚式はドレスアップの経験値を上げる大切な場。慣れないヒール履いてパカパカさせて膝が笑っちゃっている人や、お呼ばれスタイルのフォーマットなの?みたいな人をお見かけするけど、ぜひドレスアップを学んでほしいわ。たとえば、普段からヒールを履いてみるとか、同じお洋服でも靴、バッグ、アクセ、ヘアメイクで印象が変えられるからチャレンジしてみるとか。ドレスアップ慣れしとかないと、毎回、とっ散らかった格好or量産型フォーマットでの参列になるわよ。人生に無駄はないの。経験値を増やすと思って、乗り越えて!


【植松マスターの格言】「御祝儀は人生の必要経費。ドレスアップの経験値を上げるいい機会だと心得て」
植松晃士さん「結婚式に呼ぶのも呼ばれるのも大変なのねぇ」

撮影/伊藤泰寛 ヘアメイク/松本晃幸 スタイリング/曽我部将人 イラスト/中根ゆたか 取材・文/楢﨑裕美

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