オスカー女優のローラ・ダーンはしばらく映画に出ていなかった。でも、最近はネットフリックスの恋愛ヒューマンドラマ『ロンリー・プラネット』で久々に世間の注目を浴びている。共演者はリアム・ヘムズワース。
現在57歳のローラが艶っぽく演じるのは、モロッコで開催されたライター向けリトリートで、リアム演じるオーウェンと恋に落ちる小説家の女性キャサリン。そして、セクシーなシーンでは、相変わらずフィットな彼女の体に自然と目が行く。
ローラは一体どのような習慣で心身の健康をキープしているのだろう? これまでに彼女がシェアしてくれた内容をまとめてみた。アメリカ版ウィメンズヘルスから見ていこう。
ローラ・ダーンのワークアウトルーティン
フィットネスに関して言うと、ローラは「できることは、できるときに何でもする」タイプ。
「子どもが生まれる前は朝に1時間半のヨガをしていた」と、2017年の『The New York Times』紙に明かしたローラ。でも、「いまは犬の散歩中にある程度の運動をするようにしている。働く親は常に全てを詰め込もうと必死なの」(ローラには、元夫ベン・ハーパーとの間に授かったエラリー・ウォーカーとジャヤという2人の子どもがいる)。
母親になってからは大好きなヨガを続けるのも難しいそうで、「とにかく時間がなくて、朝のヨガも11分くらいになってしまった」と2019年の『Vanity Fair』誌に語っている。「11分しかなくても、プランクをして、太陽礼拝のポーズを2~3回して、数分だけでも瞑想すれば、1日を落ち着いた気持ちで過ごせる。朝起きてすぐ携帯電話を手に取って、大量のメッセージをチェックして、ニュースフィードでストレスのもとになるような広告を見たとは対照的」
ローラがしているワークアウトは、もちろんヨガだけじゃない。米ミステリードラマ『ビッグ・リトル・ライズ』の元共演者で友人のリース・ウィザースプーンとハイキングをする姿も目撃されている。
食生活に関しては自分の体に耳を傾ける
ローラは普段の食生活に対して健康的なアプローチを取っており、「ダイエットは変というか、理解しがたい。私はただ、自分の体に耳を傾けるようにしている」と『Times』誌に打ち明けた。「最近は、自分の茶筅で抹茶を点てることにハマっている」
ローラの子どもたちも「非常に健康的」。息子は栄養価の高い食べ物やジュースを好む熱心なサーファーで、「我が家のキッチンにはグルテンや乳製品が少ない」そう。
ローラの健康志向はハリウッドでも広く知られており、1989年の映画『シャドー・メーカーズ』でローラと共演した俳優のジョン・キューザックは、「ヨーグルトに乗せるグラノーラを少し増やす」ことが彼女の幸せとからかったほど。
『Vanity』誌に対しては、「ホテルの部屋でもやしを育て、超クリーンな食生活を送っていた」ことも明かしており、「水には活性炭フィルターのようなものを使い、瞑想を毎日していた。健康な生活習慣を築くことが楽しくて。そのおかげで今日の私がある」と感じているそう。
でも、いまは、そういうことに使えるだけの時間がない。健康的なことには「夢中になれるときに夢中になって、それを現実的な習慣にしておけたらいいと思う。(そうじゃないと)それが不眠や過労、仕事中毒の社会に乗っ取られ、クラブでストレスを発散する羽目になる」
芸術とマインドフルネスでリラックス
多忙な仕事の疲れを癒すうえでローラが頼りにしているのは芸術。2020年の『Shape』誌に対しては、「ナン・ゴールディンの作品の激しさに触れ、パティ・スミスを聴き、若草物語を何度も読み返す」ことを明かしている。「ありのままの自分で生きている女性たちから学ぶのは刺激的で、驚くほど癒される。(ありのままの自分で生きるのは)簡単なことじゃない。私は人の意見をすごく気にする」
“瞑想者”でもあるローラは、1日20分の超越瞑想を目標にしているそう。
2020年には「20分までいかず短い時間で終わっても、まったくしないよりはいい」との『W』誌に話している。
感謝の念を持つことも大事にしており、自分が感謝していることと上手くいったことを毎日5つずつ書いている。「そうすることで、自分自身にやさしくなれる」と『Shape』誌に語ったローラ。「世の中に、これ以上の美容トリックは存在しない」
※この記事はアメリカ版ウィメンズへルスからの翻訳をもとに、日本版ウィメンズヘルスが編集して掲載しています。
Text: Korin Miller Translation: Ai Igamoto