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「『優しい世界』がありました」 工事現場の貼り紙に心打たれる

  • 2024.11.10

悲しい話題が毎日のように飛び交う、さつばつとした現代社会。だからこそ、人は心が温まるような話題を求めているのでしょう。

ネットでは、たびたび「もっと『優しい世界』の話題がほしい…」という声が上がります。

スピードタモリ(@speedtamori)さんが目にしたのは、まさに大勢が求めているような光景でした。

工事現場で目にした『1枚の貼り紙』

ある日、東京都品川区内を歩いていた、スピードタモリさん。

工事現場の周辺で目にしたのは、関係者が掲示したと思われる1枚の貼り紙でした。内容が気になり、近寄って確認することにします。

そういった場でよく目にするのは、作業日程が書かれたスケジュール表や、安全を呼びかけるもの。しかし、その貼り紙は一風変わったものだったのです。

スピードタモリさんは、このようなひと言とともに、Xで写真を公開しました。「『優しい世界』がありました」…と。

貼り紙には、かわいらしいぬいぐるみの写真が。

誰かが落としてしまった『迷子』を、持ち主の元へ戻すため、関係者がこの貼り紙を作ってくれていたのです。

持ち主にとって、ぬいぐるみは、いつも一緒にいてくれる家族や友達のような存在。道端に落ちていたということは、持ち主は外出時もぬいぐるみを連れていたことが分かります。

だからこそ、この貼り紙を作った人は、あえて『迷子』という書き方をしたのかもしれません。

「ぬいぐるみが『家族』と再会できますように」という想いが伝わってくる、1枚の貼り紙。これこそ、人の持つ優しさが詰まった『優しい世界』といえますね。

確かに、この世の中には悲しい話題が絶えません。ですが、周囲をよく見てみると、『優しい世界』はあちこちに広がっているかもしれませんよ。

[文・構成/grape編集部]

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