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獣耳にこだわる「ファイナルファンタジー14」コスプレイヤー「ウイッグを“獣の毛”風に加工しました」<TGS2024>

  • 2024.11.9
「ファイナルファンタジーXIV」ミコッテ族(女性)/水羽えとさん 撮影:ソムタム田井
「ファイナルファンタジーXIV」ミコッテ族(女性)/水羽えとさん 撮影:ソムタム田井

【写真】「勝利の女神:NIKKE」ネヴェのコスプレを披露した林檎飴さん

漫画やアニメ、ゲームといったコンテンツと並び、今や日本が誇る文化として、海外でも広く親しまれているコスプレ。9月26日~29日にかけて千葉・幕張メッセで開催された、世界最大規模のゲーム見本市「東京ゲームショウ2024(TGS2024)」でも、出展タイトルを盛り上げる要素としてコスプレを導入。屋外にはコスプレ撮影エリアも設けられ、こちらも好評を博していた。

4日間で27万4739人が来場。過去最多となる44の国・地域から985の企業・団体が出展するなど、2023年を上回る盛り上がりを見せた「TGS2024」。そんな同イベントの数ある見どころの中から、会場を彩ったコスプレイヤーにクローズアップ。新旧さまざまなゲーム作品のキャラクターに扮(ふん)したレイヤーたちに「コスプレに対するこだわり」などを話してもらった。

「TGS2024」を彩ったコスプレイヤーたちのこだわりとは?

■「ファイナルファンタジーXIV」ミコッテ族(女性)/水羽えとさん

初めての獣耳の作成だったので、慣れないことばかりで…。ウイッグを丸めて、本当に獣の毛のような加工をして。それをCOSボードに貼り付けたのがこちらになります。自分でいうのも何ですが、なかなかいい感じに再現できたと思うので、仕上がりには満足しています。

■「ファイナルファンタジーXIV」アウラ族(女性)/りヴさん

最新拡張パッケージ「黄金のレガシー」のリリースに併せて、ゲームのグラフィックもアップデートされたのですが、個人的にはアップデート前の眠たげな瞳のアウラ族の女の子が好きで…。なのでメークはそちらに寄せて、目をパッチリさせるのではなく、なんとなくアンニュイな雰囲気が出るように仕上げました。ウイッグに関しては、ゲーム画面とにらめっこしながら「もし現実世界にこの子が存在したら」と仮定して。髪の毛の跳ね具合や無造作感にもこだわって、こちらに形に調整しました。

■「勝利の女神:NIKKE」ネヴェ/林檎飴さん

特徴的なアイマスクを購入しようとしたところ、デザインの元ネタになったブランドの商品が終売になっていて…。ネットで探し回り、何とか見つけ出して用意することができました。

■「原神」刻晴/reoさん

こだわったポイントを挙げるとしたら、ウエディングドレスの良さが引き立つように、ポージングを工夫して練習してきたことです。

■「原神」ナヒーダ/霧野さん

キャラクターのふんわりしたシルエットを再現したかったので、衣装の下に少し大きめのパニエを仕込んでふくらみを出しました。他にも、エルフ耳は角度が重要なので、後ろからテーピングで調整したり、ウイッグの編み込みを少し太めに作成したり…と、細かい部分にもこだわって再現度を高めました。

■「原神」綺良々/しおんさん

見ていただきたいポイントはウイッグとまつ毛です。ウイッグは綺良々ちゃんの特徴的な髪形に近くなるように、横の跳ねの再現にこだわりしました。真ん中だけ長いまつ毛はつけまつげで再現するなど、目元を似せることにも注力したので、そうした細かい部分からも綺良々ちゃんらしさを感じてもらえるとうれしいです。

2024年後半も全国で大型コスプレイベントが続々開催

こうして大盛況のうちに終了した「TGS2024」以降も、コスプレが楽しめる大型イベントはまだまだ多数控えている。特に「東京コミコン2024」(12月6日~8日、幕張メッセ)、「コミックマーケット105」(12月29日・30日、東京ビッグサイト)など、毎回大きな盛り上がりを見せるイベントは見逃せない。

はたしてこれらのイベントでは、どのような漫画、アニメ、ゲームのコスプレに人気が集中するのか? 今のうちからトレンドを分析しておき、会場で答え合わせをするのも面白そうだ。

◆取材・文=ソムタム田井

※りヴのヴの正式表記はひらがな

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