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「養子縁組してでも、跡継ぎの男の子を育てなさい!」常に【自分ファーストな義母】と絶縁した話

  • 2024.11.9

自分の価値観を最優先する人とのお付き合いは、とても難しいものです。特に自分ファーストで他人のことを考えられない人とは、距離をおきたくなるもの。筆者の友人・A佳は、自分勝手な義母に頭を悩ませていました。A佳と義母が絶縁に至った出来事をご紹介しましょう。

画像: 「養子縁組してでも、跡継ぎの男の子を育てなさい!」常に【自分ファーストな義母】と絶縁した話

自分ファーストな義母

私は夫と2人暮らし。
結婚して10年、不妊治療を頑張ったものの子宝には恵まれず、2人で相談して「子どものいない生活でも楽しんで生きていこう。」と決めていました。

しかし、それに納得がいかなかったのは義母です。
私と義母は価値観が全く合わず、結婚してからというもの、義母の話を聞いても納得できることはほとんどありませんでした。
子どものことにしても「絶対男の子を産むのよ!」「子どもができないのは女性に原因があるはず。」などと無神経な発言を繰り返していたのですが、不妊治療をやめたことでさらに大騒ぎし始めました。

「子どもがいなかったらお墓は誰が見てくれるの?」「後継ぎがいないなんておかしい!」などと自分ファーストな意見ばかりを私たちに押し付けてきたのです。

暴露

終いには「養子縁組でも何でもいいから、男の子を育てなさい!」とまで言い出す始末。
私と夫は義母の暴挙に嫌気がさし始めていました。

夫が「養子縁組なんてそんな簡単な話じゃないだろう? それに原因はA佳(私)にあるわけじゃない。きちんと検査して調べたんだから勝手なこと言うなよ。」と反論すると、義母はとんでもないことを言い出したのです。

「だってあなたは高校のときに女の子を妊娠させたことがあったでしょ? だからあなたは問題ないのよ。A佳さんに問題があることは確実でしょう?」と夫の過去を暴露。
その女性との話は私も夫から聞いていたので、今さらだったのですが、息子とはいえ簡単に人の秘密をバラしたり、勝手に嫁を悪者にする価値観に私はとうとう堪忍袋の緒が切れてしまいました。

「それでしたら、離婚しましょうか? もうあなたのような人と義理でも親子関係を続けるのはしんどいです。」と言ってしまったのです。

絶縁

これには夫や義父が黙っておらず「そんな必要はない! 悪いのは母さんだ!」と大騒ぎに。
その後、私は夫と相談して、義母との付き合いをしないことにしました。

何も悪くない義父には申し訳ないのですが、義母がいる以上、親しいお付き合いはできないと思ったのです。
夫も私の気持ちを分かってくれて、義実家へ行くこともなくなりました。

夫曰く「母さんは昔からそういうとこあったんだ。自分の価値観が絶対だと思ってて、それに従わない人は悪だと思ってるから。」とのこと。
心配して言ってくれているのかもしれませんが、それにしても、今まで誰からも注意されたことはなかったのでしょうか?
今後お付き合いをしないと決めたので少しは楽になりましたが、優しい夫の母親なのに随分と価値観が違うんだなぁとしみじみ思っています。

【体験者:40代女性・フリーランス、回答時期:2024年9月】

※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

ltnライター:RIE.K
国文学科を卒業し、教員免許を取得後はOLをしていたが、自営業の父親の病気をきっかけにトラック運転手に転職。仕事柄多くの「ちょっと訳あり」な人の人生談に触れる。その後、結婚・出産・離婚。介護士として働く。さらにシングルマザーとして子供を養うために、ファーストフード店・ショットバー・弁当屋・レストラン・塾講師・コールセンターなど、さまざまなパート・アルバイトの経験あり。多彩な人生経験から、あらゆる土地、職場で経験したビックリ&おもしろエピソードが多くあり、これまでの友人や知人、さらにその知り合いなどの声を集め、コラムにする専業ライターに至る。

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