1. トップ
  2. レシピ
  3. 「あんたは悪魔じゃ!」夜勤明け、認知症の入居者から衝撃の告発が【体験談】

「あんたは悪魔じゃ!」夜勤明け、認知症の入居者から衝撃の告発が【体験談】

  • 2024.11.9

5年間ほど、認知症の方が暮らす特別養護老人ホームで介護の仕事をしていました。ある夜勤のこと、84歳の女性の居室のセンサーが反応しました。

様子を見に行くものの……

部屋を覗いてみると、彼女は眠っている様子。おそらく寝返りをうって体が動いた拍子にセンサーが反応したのだろうと思い、そのまま事務所に戻りました。

ところが、その夜は何度も彼女のセンサーが反応しました。そのたびに様子を見に行きましたが、彼女はいつも静かに眠っています。少し不思議に思いながらも、朝が来るのを迎えました。

呪いをかけた!?

朝食の準備の時間になり、彼女の部屋に入ると、彼女は目を見開いて、私に言いました。「あんたはかわいい顔をした悪魔じゃ。昨日も何回も私の部屋に来て、呪いをかけてった!」

私は驚きつつも、思わず苦笑してしまいました。「呪い」だなんて、私は一体どんな魔女なのでしょうか?

何かを伝えたい気持ちがあったのかも

認知症の方々は、時折、現実と夢が入り混じってしまうことがあります。もしかしたら彼女は、私を誰かと見間違えていたのかもしれません。

彼女の言葉を頭ごなしに否定することはできません。なぜなら、そこには何かを伝えたいという気持ち、聞いてほしい言葉が隠れているかもしれないからです。

まとめ

私は彼女の言葉に耳を傾け、ゆっくりと時間をかけて向き合うことを心がけました。誰かに話を聞いてもらいたい、気持ちを分かってほしいという思いは、認知症の方々だけでなく、私たち誰もが持っているものなのだと、この経験を通して改めて感じています。

※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。

著者:雲田香苗/40代女性・会社員。

※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2024年9月)

シニアカレンダー編集部では、自宅介護や老々介護、みとりなど介護に関わる人やシニア世代のお悩みを解決する記事を配信中。介護者やシニア世代の毎日がハッピーになりますように!


シニアカレンダー編集部

「人生100年時代」を、自分らしく元気に過ごしたいと願うシニア世代に有益な情報を提供していきます!

ベビーカレンダー/シニアカレンダー編集室

元記事で読む
の記事をもっとみる