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【間宮祥太朗】裏社会を描くドラマ主演!実際は「ギャンブルにハマったことはない」【sweet web独占】

  • 2024.11.14

裏社会のリアルを描く新感覚クライムサスペンス、連続ドラマW-30『ハスリンボーイ』が11月1日(金)より放送・配信スタート!

本作の主演を務める、間宮祥太朗さんがスウィートウェブに登場。語っていただきました!

――出演が決まる前、原作コミックはご存じだったんでしょうか?

このお話をいただいてから読ませていただきました。草下シンヤ先生のお名前は存じ上げていて、裏社会で起きている実情を熟知されている方が、それをベースに普通の大学生の若者を主人公に描かれているので、すごく面白く読ませていただきました。

――間宮さんは普段、舞台となっている池袋には行かれます?

東京芸術劇場でやっている舞台を見に行くときくらいかもしれません。スクリーンが大きいことで有名なグランドシネマサンシャイン池袋には行ってみたいと思っているんですが、まだ行けてないんですよね。

――東京で一番IMAXのスクリーンが大きい劇場ですね。

行きたいんですけど、人気のある作品だといつも埋まっていて……。


――池袋は草下さんのリサーチ現場でもありますし。『ハスリンボーイ』は裏社会実録ものに近い作品ですが、間宮さんのこれまでの出演作でもそのジャンルの作品が少なくありません。ルポルタージュやノンフィクションをよくお読みになるんですか?

そのジャンルの作品は、活字媒体はもちろんコミックもよく読みますし、映像化されているものは配信サービスなどで拝見しています。任侠ものだったりも最近はたくさん配信されるようになりましたしね。

――本作で演じられたタモツは、ちょっとしたきっかけで裏社会に入ってしまう大学生ですが、思わぬ才能を開花しますよね。

タモツは思い切り巻き込まれてしまった側で裏社会で生きるスキルはなかったはずなのに、すごく機転が利くタイプですよね。こういった役はこれまで演じる機会があまりなかったですし、このジャンルの主人公としても珍しい気がします。まずはコミックで描かれている見た目に近づけるところから始めましたが、コミックが原作だとかなり参考にさせていただいています。彼がもろもろのことで困惑したり、といったテンションも画力で伝わってきますし。すごくありがたかったです。

――役作りについて困ることがなかった?

草下先生が重ねてきた取材に裏付けされている、説得力があるキャラクターで、リアリティがあるからこそ、あまり困ることはありませんでした。それでいて、生々しく重たくなりすぎてないんですよね。原作を読み進めていくと、タモツのキャラクターがどういうものかを掴むことができました。原作にあったものを本作のお芝居でも踏襲したところが多いと思います。


――タモツの隠れた才能を描いた最たるシーンは、牛頭組の若頭・百瀬(駿河太郎)との電話対決でしたよね。一介の大学生が薬物依存のヤクザを相手にやりこめてしまう。

タモツとしてはほぼ意地でしたよね。原作でもとても面白いシーンなので、生身の芝居でできるところを引き上げたいと思いながらやりました。タモツはもちろん真剣なんだけど、見てる人が面白がれるトーンにはしたいな、と。

――百瀬を演じた駿河さんとは面と向かって芝居をしていないのに、ど迫力でした。

電話のやりとりのシーンなので、先に撮影していた(駿河)太郎さんの音声を流しながらやりました。太郎さんも僕と同じで、観てくださる方が面白がれるようなテンションでくるだろうなと思っていたので、その場にいなくても阿吽の呼吸でしたね。太郎さんとは何度も共演している大好きな俳優なので、絶対掛け合いが面白くなる、と撮影前から予感してました。

――駿河さんの芝居を聞いてどう感じました?

そうきましたか。とか、そのテンションでしたか、とかですね(笑)。芝居をしていて楽しかったです。完成した作品を観るまでは、どのような映像になっているのか分からないので、本編を観るのが楽しみでした。全話拝見しましたが、とても面白い作品になっています。

登場人物も多いですし、重い部分もあるじゃないですか。なので、どうしても“ずん”という進み方になるのかなと思ったんですけど、作品を見ると、ものすごいテンポ感がよく進んでいきました。

――ものすごくテンポのいいドラマですよね。かなり暗いテーマと物語のはずなのに、テンポのよさで一気に引き込まれる。

台本を読んで全部知っているはずなのに、すぐに次っていう感じで。一気に見ちゃいました。

――チャイニーズマフィアがからんでくる4話くらいまで、どんどん登場キャラが増えていって難しくなりそうなのに、本当にスルスル頭に入ってくるんですよね。

ものすごいスピードでタモツが落ちていきますし、先がどうなるか全く見えないのもよかったですよね。

――タモツにとって裏社会での兄貴的な存在になる村田ですが、演じられた竹原ピストルさんは……。

ピストルさんは人としても、ミュージシャンとしても、そして俳優としても大好きな方です。重いエピソードが多い中でしたが、ピストルさんとのシーンは楽しんでいました。


――1話でタモツが投資詐欺にあいますが、清水の舞台から飛び降りる感覚で200万円課金しますよね。買い物でもいいんですが、そういった経験はあります?

大きな買い物をしたことはありますが、タモツのように「うわあああ……」って言いながらという感じではなかったですね。おそらくですが、タモツが支払ったものは、実体がないものだったからだと思います。なので、あの感覚は味わったことがないんです。

――ということは、ギャンブル的なものは一切?

そういったものにハマったことはないですね。昔、先輩にパチンコ連れていってもらったことはあるんですが、僕には合わなかったです。例えば1000円とか2000円くらいを使ったとして、少しプラスになったらもう終わり、と思うタイプです。何にもなかったところから増えるだけで、お得だなと思うので(笑)。

――そもそもあんまりリスクは取らないタイプなんですね。

ハイリスクハイリターン、とかにあまり興味がなくて、激しい物欲もないんです。ただ仕事で、こういう役に挑戦してみたい、という意欲はあります。

――最後に読者へのコメントを。小誌の読者は間宮さんとほぼ同世代の女性ばかりなので。

sweetの読者さんは可愛い洋服などへの欲だけだと思いますが、落とし穴はどこにでもあることが描かれているドラマになっています。皆さんはタモツのようにならないよう、気をつけてくださいね。


連続ドラマW-30『ハスリンボーイ』

story:奨学金で大学生に通うタモツ(間宮祥太朗)は、投資詐欺にあい一瞬にして借金まみれに。その窮地を、池袋の裏社会で非合法ツールを扱う道具屋の九条(玉山鉄二)に救われ、彼自身も道具屋として働き始めることに。

監督:鈴木浩介
原作:草下シンヤ・作画:本田優貴(『ハスリンボーイ』小学館)
出演:間宮祥太朗 毎熊克哉 横田真悠 竹原ピストル 駿河太郎 遠藤雄弥 武田航平 山口祥行 後藤剛範 一ノ瀬 颯 / 玉山鉄二
11月1日より毎週金曜23:00から、WOWOWプライムにて放映、WOWOWオンデマンドで配信

連続ドラマW-30「ハスリンボーイ」第1話まるごと無料配信中!


photo : KAEDE HARA
styling : SHINGO TSUNO(impiger)
hair & make-up : AKANE MIYAKE
text : MASAMICHI YOSHIHIRO

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