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【「Snow Peak YAKEI SUITE」アウトドア施設をレポート!】 初心者でもラグジュアリーなキャンプ体験ができる!(福岡市油山)

  • 2024.11.9

「Snow Peak YAKEI SUITE ABURAYAMA FUKUOKA」とは

「Snow Peak YAKEI SUITE ABURAYAMA FUKUOKA」(以下「YAKEI SUITE)は、福岡市の油山周辺にある宿泊施設です。
 
JR九州のグループ会社が運営する複合体験型アウトドア施設「ABURAYAMA FUKUOKA」内にあり、スノーピークのフランチャイズ事業として運営されています。
 
一見キャンプ場のようですが、テントを張るのではなく宿泊施設に泊まるというスタイル。施設は「VILLA」「COTTAGE」「TENT」の3種類があり、いずれも贅沢なアウトドア体験ができます。
 
アウトドアといえば「自前の道具を持っていき、タープやテントを張って料理も自分でする」というスタイルを思い浮かべますよね?
 
しかしYAKEI SUITEでのスタイルはそれとは大きく異なり、
「宿泊施設に泊まり、食事は夕・朝ともに提供される」
という、どちらかというとリゾートホテルでの宿泊に近いスタイルになります。
 
にも関わらず、YAKEI SUITEではキャンプに近い体験ができます。
実際、筆者は頻繁に普通の(テントを張って自前の道具を使う)キャンプをしていますが、YAKEI SUITEにいる間は「キャンプをしている」と感じていました。
 
つまりYAKEI SUITEは、キャンプ初心者でもキャンプの楽しさを味わうことができ、そしてキャンプに慣れた人には新しいキャンプスタイルを発見させてくれる施設なのです。
 
そんなYAKEI SUITEとはどのような施設なのか、詳しく見ていきましょう。

【個性の異なる3種類の宿泊施設】

YAKEI SUITEには、3種類の宿泊施設があります。

1. 建物の中にいながら風を感じられるリッチな「VILLA (ヴィラ)」

「VILLA」は一棟貸しの宿泊施設です。
部屋は「リビング」「ダイニングキッチン」「寝室2部屋(ダブルベッド各部屋2つずつ)」。
主な設備として「洗面所」「トイレ」「浴室」「プライベートサウナ」「水風呂」などがあります。

VILLAの入口。本来は屋根用のアスファルトシングル材を壁にも用いることで、まるで1つの彫刻のような仕上がりに。

ダイニングキッチン(手前)とアウトドアリビング(奥)。

アウトドアリビングは部屋の1面に壁がなく、その名の通り半ば屋外のよう。中央にあるのがサウナ、右手には薪ストーブと談話スペースが。

アウトドアリビングからの風景。緑の濃淡を楽しめる森のはるか向こうに、福岡市街が広がっています。夜にはここが見事な夜景になり、空には星が見えるのです。

薪ストーブとソファー。火を囲んで語らうことができます。薪ストーブは焚火台と違って煙を浴びずにすみ、しかもガラス窓で炎を楽しめるのが大きな魅力です。

キッチン。コンロにオーブン、広い作業台に大きなシンクが備わっていて、キャンプ場では難しいような凝った料理も作れます。背面には作業台と冷蔵庫があります。

ダイニング部分は大きな窓で開放感があり、屋外のような感覚を味わえます。

豊富な食器類。スノーピーク製品を試すチャンスでもあります。コーヒーを淹れる器具も。

ベットが2つ並んだ寝室。天井から陽が差し込み、朝日とともに目覚めることができます。同様の寝室がもう1部屋あります。

寝室からの眺望。大きなガラス戸で視界が広く、開け放てばいっそう屋外に近い感覚に。

浴室。ここも大きな窓で明るい太陽光が採り入れられています。

浴室外側のベンチ。ここでくつろげは屋外と一体化しているかのような気分を味わえます。

大きな窓で明るいサウナ。手桶で「セルフロウリュ」もできます。

サウナから直行できる水風呂。途中のシャワーで汗を流すことができます。

VILLAは豪華な一軒家のようでありながら、床から天井までの大きな窓や、壁がなく開放された面によって、半分屋外にいるような感覚を味わえるのが大きな特徴です。

2. プライベートサウナも眺望楽しめる「COTTAGE(コテージ)」

VILLAと同じく、一棟貸しの宿泊施設です。
部屋は「寝室(ツインベッド)」「アウトドアリビング」。
主な設備として「洗面所」「トイレ」「シャワー(浴槽なし)」「プライベートサウナ」「水風呂」などがあります。

アウトドアリビング。ダイニングテーブルとキッチンテーブルが置かれています。屋根がなく、壁も2面がないので、風が吹き抜ける構造です。チェアに座ると、傾斜のある豊かな森と、その奥に広がる市街地を見渡せます。

アウトドアリビングから見た、屋内リビングと寝室。こちらは戸を閉めることができるので雨の日や寒い日でも安心です。

リビングと寝室。広いソファーでくつろげます。

シンクがあるので、お茶を淹れたり簡単な料理をしたりも。シンク下には冷蔵庫があり、左側の扉はクローゼットになっています。

寝室は1面全体が窓になっており、まるで外で寝ているかのよう。こちら側の外には施設や通路はないので、視線が気になることもありません。

サウナ。セルフロウリュができます。

サウナからの眺望。こちらも視線が気にならない位置にあります。奥には水風呂も。

COTTAGEの前庭からの眺望。これが夜には夜景になるというわけです。
 
 
COTTAGEはコンパクトながら、2面が開放され天井もないアウトドアリビングは野外感が満載。それでいて、2面は壁なので守られている感覚もあります。サウナと水風呂を専有できるのも大きな魅力です。

3. テントなのにホテルみたい?「TENT(テント)」

TENTは、「LAND CAVE」(ランドケイヴ)という特殊なテントです。設営済みなので自分で張る必要はありません。
TENT内は手前のリビングスペースと、奥の寝室スペースに分けられています。トイレやお風呂・シャワーはなく、共同のサニタリー棟を利用することになります。

TENTの全景。手前のマットで靴を脱いでスリッパに履き替えます。見ての通り、テント幕の裾は地面から浮いており、光も風も入ってくる構造です。写真のように寝室の奥の幕を上げておくこともでき、端から端まで風を通すことができます。

リビングスペース。4人がけのテーブルと、2人用のローテーブル。奥には洋服かけやキッチンテーブルがあります。
「テント」という名称ではありますが、大人6人でもゆったり使える広さです。

キッチンテーブル。スノーピークのアイアングリルテーブル(IGT)に、グリルバーナー「雪峰苑」と「フラットバーナー」がセットされています。下の棚には作業台のほか、トングやワイングラス、鍋敷きといった道具が置かれていました。

リビングスペースから入口方向を見たところ。素晴らしい眺望が広がり、夜には市街地の夜景が見えます。

寝室の入口は幕が2重になっています。1枚はメッシュで、風を通しつつ虫を防げます。2枚目を閉じれば外から見えなくなり、風も通しません。

寝室内部。ふかふかでホテルのような気持ちよさ。パジャマも用意されています。ベッドサイドにはランプとコンセントも装備。

作業台には湯沸かしポットやティーセットなど、ここにもスノーピーク製品が置かれています。お茶は福岡市「アンドローカルズ」の「八女レモングラス緑茶」、珈琲は福岡県篠栗町「篠栗珈琲焙煎所」のコーヒー豆。地産品を味わえます。

アメニティは、持続可能性の高い竹素材を用い、パッケージも紙製に。ボティタオルも地球環境に配慮したコットン100%です。
 
 
TENTは、VILLAやCOTTAGEに比べると水場やサウナなどがないものの、よりアウトドア感を味わえる宿泊施設です。
テントにもかかわらず電源コンセントや照明があるのもうれしいところ。

4. 24時間利用可能なトイレ&シャワー

場内には、共同のトイレ・シャワーを備えた「サニタリー棟」があります。

サニタリー棟。24時間無料で利用可能です。専用の暗証番号で宿泊者だけが使えるので安心。
 
TENTにはトイレやシャワーがないため、サニタリー棟を使用することになります。
VILLAやCOTTAGEの宿泊者も使えるので、大人数で泊まるような場合はサニタリー棟も使えて便利です。
 

シャワールーム。手に持つタイプのハンドシャワーのほか、真上から全身に降り注ぐオーバーへッドシャワーで入浴のような心地よさが得られます。
 
「YAKEI SUITE」の3種類の施設は、それぞれに個性があり、
心地よい風と焚火、そして夜景を楽しむことができる大人の空間です。
アウトドアとラグジュアリーを同時に味わう唯一無二の時間を、
ぜひ大切な人と一緒に過ごしてみてみませんか?

YAKEI SUITE

〒811-1353
福岡市南区柏原710-2 ABURAYAMA FUKUOKA 内
TEL:092-235-1827

Photo & edit & text:Akito Yuasa
 
※画像・文章の無断転載はご遠慮ください
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