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グリコ傘下【グリーンスプーン】"映える"冷凍宅食の実力を栄養士がジャッジ! おすすめメニューベスト5

  • 2024.11.8
グリコ傘下【グリーンスプーン】映える冷凍宅食の実力を栄養士がジャッジ! おすすめメニューベスト5の画像1
GREEN SPOON

野菜たっぷり! が売りの冷凍宅食「グリーンスプーン」。2024年6月にグリコグループ入りしたことも話題になりました。おしゃれなパッケージやゴロっとした野菜が"映える"と人気のようですが、その実力はどうなのでしょうか。今回は管理栄養士の猪坂みなみ先生に、サービスの特徴やおすすめのメインディッシュベスト5を教えてもらいました。

目次

【グリーンスプーン】特徴・コスパ・デメリット・食べる際のポイント
・【グリーンスプーン】第5位:白身魚とズッキーニのアクアパッツァ
・【グリーンスプーン】第4位:ひよこ豆と赤パプリカのタンドリーチキン
・【グリーンスプーン】第3位:ブラックペッパー香るローストチキンと彩り野菜のアヒージョ
・【グリーンスプーン】第2位:彩り野菜の本格チキンガパオ
・【グリーンスプーン】第1位:完熟トマトのナポリタン風チキンソテー

グリーンスプーンの特徴・コスパ・デメリット・食べる際のポイント

――冷凍宅食「グリーンスプーン」のメニューについて、特徴を教えてください。

猪坂みなみ先生(以下、猪坂) グリーンスプーンは、野菜を中心としたいろいろな食材がとれる冷凍食品を定期便で届けてくれるサービスです。

最初はスムージーやスープからスタートしたサービスでしたが、今では、メインディッシュやご飯もの、パスタ、サラダなど多くのメニューが増えています。

ごろっとした野菜がたくさん入っているメニューが多いので、野菜を摂りたいという人におすすめです。パッケージやデザインもとてもおしゃれなので、冷凍庫にあるというだけでも気分が上がるサービスだと思います。

――コスパ的にはどうでしょうか?

猪坂 グリーンスプーンは1回あたりに届けてもらう商品の個数設定によって金額が異なるシステムになっていて、例えば「単品4食プラン」の1食あたりの単価は、870〜975円です。

お値段的にはやや高いと感じる人もいるかもしれませんが、120種以上の素材を急速冷凍しているので栄養価も味もほぼそのまま。栄養補給したい方にはうってつけですよ。

普段あまり自分では買わないような食材(イタヤ貝、芽キャベツ、モロッコいんげんなど)や、珍しい味付けのメニューなどを楽しみつつ、さまざまな栄養が摂れる、レンジでチンするだけでOK、といった点を考えると、魅力が上回ると感じる人もいると思います。

メニュー紹介ページには、そのメニューに含まれる食材の栄養情報も記載されているので、その栄養素の効果を意識しながら食べることができる点も良いと思います。

――デメリットはありますか?

デメリットというデメリットではありませんが、トレーなどには入っていないので、自宅でお皿を準備する必要があります。そのため、「職場などで食べる」「洗い物を減らしたい」という時には向かないかもしれません。

――食べる際に注意すべきポイントがあれば教えてください。

猪坂 スープやサラダ、スムージーの場合、それ一品だけでは食事が完成しないため、ご飯やほかのおかずは自分で追加する必要があります。

また、さまざまな食材が摂れるメニューばかりではありますが、たんぱく質が少なめのメニューも多いので、1品だけではおかずとして成り立たないこともあります。

「たんぱく質を摂りたい」「野菜を摂りたい」など、ご自身のニーズに合わせて選ぶようにすると良いでしょう。

【グリーンスプーン】おすすめのメインディッシュ第5位:白身魚とズッキーニのアクアパッツァ手軽に魚の栄養を補える

――メインディッシュは34品とバラエティ豊富ですが、栄養素的に見たおすすめを教えてください。第5位は?

猪坂 「白身魚とズッキーニのアクアパッツァ」になります。脂質の少ないタラをズッキーニやチェリートマトと合わせて、魚介だしの濃厚ソースで和えたメニューです。

エネルギーは114kcalと、他のメニューと比べてもかなり低いため、ダイエット中の人でも安心して食べることができるでしょう。

お魚は普段あまり摂れないという人もいると思いますので、こんなメニューで手軽に魚の栄養を補えるのはうれしいですね。

――組み合わせにおすすめの副菜があれば教えてください。

猪坂 これだけではたんぱく質が足りないため、蒸し鶏やゆで卵がトッピングされたサラダなどを副菜として足してみてください。

【グリーンスプーン】おすすめのメインディッシュ第4位:ひよこ豆と赤パプリカのタンドリーチキンたんぱく質豊富! 筋トレ中にも◎

――おすすめ第4位は?

猪坂 「ひよこ豆と赤パプリカのタンドリーチキン」になります。脂質の少ない鶏むね肉をスパイシーに味付けしたタンドリーチキンです。

カリフラワー、赤パプリカ、モロッコいんげん、キャベツ、ヨーグルト、ひよこ豆、トマト、にんにく、生姜、ココナッツオイルなど、さまざまな食材の味や風味を楽しむことができます。

たんぱく質は23.7gときちんと1食分入っているので、筋トレ中の方にもおすすめです。

――組み合わせにおすすめの副菜があれば教えてください。

猪坂 たんぱく質は追加しなくても大丈夫ですので、ミニトマトや蒸しブロッコリーなどの緑黄色野菜を足して、ビタミンやミネラル、食物繊維を補給するのが良いでしょう。

【グリーンスプーン】おすすめのメインディッシュ第3位:ブラックペッパー香るローストチキンと彩り野菜のアヒージョ野菜が不足しがちな人にぴったり!

猪坂 「ブラックペッパー香るローストチキンと彩り野菜のアヒージョ」になります。鶏もも肉や、ブロッコリー、なす、じゃがいも、チェリートマトなどの栄養を摂れるメニューです。

たんぱく質は8.8gと少なめですが、食物繊維は5.1gと、今回のラインナップの中でもかなり多めに摂取できます。「野菜が不足しがちかも」という人に特におすすめです。

――組み合わせにおすすめの副菜があれば教えてください。

猪坂 これだけですとたんぱく質が足りないため、ゆで卵やお魚のカルパッチョ(スーパーのお刺身にハーブソルトとオリーブオイルをかけるだけでOKです!)などを追加すると良いでしょう。

【グリーンスプーン】おすすめのメインディッシュ第2位:彩り野菜の本格チキンガパオ血流促進に役立つビタミンEが摂れる

――おすすめ第2位は?

猪坂 「彩り野菜の本格チキンガパオ」です。鶏むね肉や、なす、パプリカ、モロッコいんげん、ヤングコーンなどの食材を摂取できます。

含まれているたんぱく質の量は26.1gと、他のラインナップの中でもトップクラス。

パプリカなどから、手足の血流促進に役立つビタミンEも補給できるので、寒くなるこれからの時期にはぴったりです。

――組み合わせにおすすめの副菜があれば教えてください。

猪坂 たんぱく質はしっかり摂れますので、野菜やきのこ、海藻類のおかずを追加すると良いでしょう。ビタミンCは少なめなので、柿を使った和え物などもおすすめです。

【グリーンスプーン】おすすめのメインディッシュ第1位:完熟トマトのナポリタン風チキンソテーたんぱく質と食物繊維のバランスがいちばん良い

――おすすめ第1位は?

猪坂 「完熟トマトのナポリタン風チキンソテー」を選びました。鶏もも肉にブロッコリーやピーマン、トマトなどの緑黄色野菜を合わせたナポリタン風ソテーです。緑黄色野菜には細胞のサビつきを防止してくれる、βカロテンが含まれています。

たんぱく質が20g近く含まれているというだけでなく、食物繊維も4.4gと、他のメニューと比べて多めに入っており、両方のバランスが最も良いことから1位に選びました。

――組み合わせにおすすめの副菜があれば教えてください。

猪坂 こちらのメニューだけでも野菜はある程度摂れますので、他にはきのこのマリネなどを追加すると、さらに食物繊維やビタミンDなどを補うことができます。

猪坂みなみ(管理栄養士)
管理栄養士。大学卒業後、大手食品メーカーにて商品企画や研究開発などに従事。ダイエットアドバイザー、料理研究家助手、医療ヘルスケアベンチャー企業の商品企画職等を経て、現在はLINEで気軽に取り組めるパーソナルダイエットプログラム「ダイエットナビ」の運営や、ヘルスケア領域の新規事業開発アドバイザリー、法人向けの健康経営サポート等を行う。

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