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ボールが曲がる、上手く当たらないなら、アドレスチェックが有効です

  • 2024.11.8

正直、アドレスが正しくなければ、ボールが真っすぐ飛ぶ確率は低くなります。自分では目標を向いているつもりでも、そうではないことが多々ありますからね。というわけで、一度アドレスをチェックしてみては? ミスショットの悩みを解決できる可能性は十分ありますよ。

教えてくれたのは:りたまるゴルフコーチ/1996年生れ、東京都出身。160cm。LPGAティーチングプロA級。三觜喜一プロのもとレッスン経験を積み独立。華奢な体格から生み出されるパワフルなショットにはギャップ萌え必須。わかりやすくロジカルなレッスンに信頼を置く生徒が多数。現在はフリーでゴルフレッスンを行いながら、各種メディアにも登場。Instagram(@ritamaru_golf)

◆両肩を水平に構えることって正しいの?

問題です。アドレスしたときに、地面に近いのは右手? 左手? あなたが右打ちなら地面に近いのは右手です。だとしたら、右肩と左肩のどちらが低い位置にあるのが正しいと思いますか?

正解は右肩。つまり、アドレスでは両肩を水平に構えるのは不自然で、右肩を左肩よりも下げて構えるのが自然な形になります。

アドレスでは右手が地面に近い位置にくるし、左肩よりも右肩のほうが低くなります

無理に両肩を水平に構えると、右の肩が前に突き出てしまうアドレスになり、ダウンスイングで上体が左に傾きやすく、それが原因でボールの手前をダフったりもするので気をつけましょう。

両肩を水平に構えると、ボールを真上から見ようとしがちですが、右肩が左肩よりも低いアドレスでは、ボールを右斜め上から見ましょう。これはドライバー、アイアンすべて共通です。

両肩が水平だと、ボールを真上から見ようとします。右肩が低い位置にあると、ボールの右斜め上から見ようとします

右肩が左肩よりも低くなるアドレスに違和感がある人は、一度クラブを横にしたまま両手で持ち、そのまま両手を上に向かって伸ばしましょう。

足も開き、体を右に少し倒して側屈します。その状態から上体を前傾してアドレスすると、右肩が低い姿勢になります。

体を右へ側屈させてから、上体を前傾してアドレスすると、右肩が低い姿勢になります

◆目標に向かってアドレスしていますか?

女性ゴルファーに多いのが、目標よりも左を向いて構えることです。ただし、最初から左を向いて構えるわけではありません。いつの間にか左を向いてしまうのです。

その流れを説明しましょう。

まずボールの後方に立ち、目標を見ますよね。目標とボールを結んだラインをイメージしながら、アドレスします。この時点ではかなりの確率で目標に対してスクエアに構えています。

一度構えたアドレスはもうそのまま固定! それからさらに目標を見てしまうと、腰が開き、肩が開きます。一般的に女性の場合、男性よりも体が柔らかいので、開きやすい面もあるからでしょう。

ボールの後方に立ち、目標を見ます。ボールと目標を結んだラインをイメージしながら、ボールの位置まで歩きます。ボールと目標を結んだラインに対して、体のラインをスクエアに合わせればOKです
アドレスの姿勢から目標を見ると、体のラインが開いてしまい、目標の左を向いたアドレスになりがちです

体が開いた状態で目標を見ると、開いたラインに対してスクエアに構えてしまうので、目標の左を向いて構えるわけです。そのまま打てば、アウトサイドインの軌道のスイングすることになり、スライスを打つ確率が高くなります。

ボールと目標を結んだラインを見つけたら、それに対してツマ先、ヒザ、骨盤、肩のラインを平行に合わせましょう。

アドレスしてから目標を確認したいときは、それらのラインを崩さないように、顔だけを目標に向けてチェックします。

また、両足のツマ先を開いたり、閉じたりせず、真っすぐに合わせることもお忘れなく。開くイメージがあるかもしれませんが、開いている結果、体をクルンクルンと回しすぎてスライスする方が多いです。

両足のツマ先を開いたり閉じたりせず、真っすぐに合わせましょう
ボールと目標を結んだラインに対してツマ先、ヒザ、骨盤、肩のラインを平行に合わせましょう

撮影/山代厚男 取材・文/山西英希 取材協力/Golvi Golf Lounge Ginza

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