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「バカの娘はバカ」追い出されたバカな私と出来損ない娘、難関大卒の夫と義母に娘が実力で大逆転!?

  • 2024.11.9

夫は名門一家の生まれ。本人も義父母も、有名難関大学を卒業しています。私は義家族の気に入る大学を卒業しておらず、いつも嫌みを言われてばかり。現在受験生の娘もその対象で、年中発破をかけられています。秀才とたたえられた自分の孫娘がなぜ出来損ないなのかと、ありえない侮辱までする始末で……。

大学受験も迫ってきたころ、娘に反抗されたと、義母が私に怒りをぶつけてきました。ちっとも成績が上がらないと、1時間も長々と娘に説教をした義母。すると娘は勉強の邪魔だと言って、義母を部屋から追い出したそうです。

寝る間も惜しみ、夫や義母からのプレッシャーを感じながら、遊びも青春も犠牲にして頑張る娘。すこしくらいは彼女の努力を認めてあげてほしいのですが、義母は追い詰めるばかり。受験まで本当にあとすこし。娘を信じ、見守ってほしいのですが……。

娘が不合格なら縁を切る!?

出来損ないの私から生まれた、出来損ないの娘。義母には、そういう認識のようです。有名難関大学に受からない子はうちにはいらないので、不合格なら母娘で出ていきなさいと宣告されました。

夫を差し置いて、私たちの処遇を勝手に決めた義母。しかし、夫は自分の海外出張中に、娘の見張りを義母に頼んだくらいですから、きっと同意見なのでしょう。

そして、いよいよ合格発表の日。
「やっぱりバカの娘はバカね」
「大学受験に落ちるなんて」
「バカ娘を連れて出てって」


あれだけずっと義母にののしられても、どこか期待していた私。しかし、義母の態度が変わることはありませんでした。娘の努力は認められるべきだと私は思います。

そのため、堂々と胸を張って、次の人生へ進みたいと思います。
「わかりました、出ていきます」

優秀な夫と出来損ない娘の現実

娘は、義母たちの希望する有名難関大学には合格していませんが、ちゃんと名門といわれる大学には合格しています。さまざまな選択肢がある今、あの有名な難関大学がこの世のすべてではないと私は思います。

私がいくら何を言っても、義母には負け犬の遠ぼえにしか聞こえないことでしょう。しかし、最後くらい言い返したかったので、スッキリしました。将来、私たちと縁を切ったことを後悔したとしても、もう知りません。

あれから6年。

ある日突然、義母から私に連絡が。娘が起業し、経営者となっていることをどこからか聞いたらしいのです。うらんでいる父親に対抗でもしているのかと、嫌味を放つ義母。実は、夫も経営者なのです。

「出来損ないの娘に務まるはずがない」

「身の丈をわきまえたらどうだ」

社会人になってすぐ起業するなんて世間知らずもいいところ、どうせうまくいきっこないのだから損失の小さいうちにやめておけなどと忠告してきました。

私は義母の的外れな忠告に、笑ってしまいました。娘は事実経営者として働いていますが、起業をしたのは大学在学中。3年前のことです。そして、今では年商5億。婚姻中、良かったときでも、夫の会社の年商はその半分にも満たなかったと記憶しています。

義母は私の言葉を信用しませんでしたが、その後娘の会社のことをいろいろと調べ、現実を知ったそうです。

誰でも成功を勝ち取ることができる

後日、再度電話をかけてきた義母。謝罪し、立派に成長したと娘をほめてくれました。あれだけ出来損ないとののしっていたのに、よく言います。いきなり態度を変えるとは、何かねらいがあるのではないか。私は疑いました。

案の定、義母には魂胆があったのです。このとき私は、夫の会社が傾いて倒産寸前だと知りました。出資してほしいと義母は助けを求めてきましたが、私たちは追い出されるときに、今後はお互い助けを求めない、縁を切ると言われていました。

そもそも有名難関大学卒の夫が、そこまで経営状況を悪化させることがあり得るのでしょうか。本当にその大学を出たのでしょうか……。

私に、娘の育て方を間違ったのではないかと言い続けていた義母。自分こそ、育て方を間違ったのかもしれません。彼女の学歴も、本当かどうか疑わしいものです。とにもかくにも、娘が彼らより優秀だということは間違いないでしょう。

この1年後、夫の会社は倒産。もう赤の他人なので、私たちにはまったく関係ありませんが、2人は生活に苦労しているようです。一方娘の会社は順調そのもの。仕事ができるばかりではなく、人としても立派に育ってくれた娘は、今でも私にやさしく、孝行してくれます。

成功とは、自ら進んで努力し勝ち取るものなのではないでしょうか。自分を信じ、挑戦する気持ちを大切に、進んでいきたいですね。また、自分と関わる相手が努力しているなら、あたたかく見守り応援してあげたいものです。自分にとって幸せな人生を思い描き、信じて進むことが大切なのかもしれませんね。

【取材時期:2024年10月】

※本記事は、実際の体験談をもとに作成しています。取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。


著者:ライター ベビーカレンダー編集部/ママトピ取材班

ベビーカレンダー編集部

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