1. トップ
  2. おでかけ
  3. ランパンプス寺内は出禁!? 将門様を祀る江戸の総鎮守、神田明神にてランパンプスが合格祈願!

ランパンプス寺内は出禁!? 将門様を祀る江戸の総鎮守、神田明神にてランパンプスが合格祈願!

  • 2024.11.8

受験生を“みんな“で応援!『おうえんしナイト』

全国の受験生を応援するために、受験や教育と縁が深い、お笑い芸人・ランパンプスと一緒に様々な情報をWebコンテンツとして発信していく企画です。

全国の受験生を応援する『おうえんしナイト』、今回は東京都千代田区にある「神田明神」こと神田神社にやってきました。伝統を守りながら人気アニメともコラボするなど、新しい取り組みを積極的にしている神田明神にてランパンプスが合格祈願してまいります。

――さて、今回は参拝の前にお話をさせてください。あくまで噂なのですが、神田明神さんにはタブーがあるといわれてます。そのタブーに寺内さんが少々触れてしまっているのですが、身に覚えはございますか?

寺内:え? なんだろう?

――神田明神は「平将門」を祀っているのですが、平将門と成田山新勝寺の関係に曰くがあり、その結果、神田明神を崇敬している人は成田山新勝寺に参拝してはいけないという話があるらしいんです。

小林:つまり、寺内さんの出身が?

寺内:千葉県成田市出身です。成田山新勝寺生まれと言っても過言ではないです(笑)。

小林:境内で生まれ育ったの(笑)?

寺内:言われてみると、確かに一歩踏み入れにくいとはか――感じていました。

小林:今噛んだね(笑)。しゃべりにも影響が出てる! それにさ、なんかいつもより小さい気がする。

寺内:本当? それだと顔の大きさの違いだけが明確になるコンビになっちゃう(笑)。

小林:そういえば僕は神田明神のお祭りの日に来たことがあるんですよ。マジで人がパンパンのパンでしたよ。

――神田祭は江戸三大祭りのひとつですからね。それでは、境内に入って権禰宜の加藤哲平さんにお話を聞きに行きましょう。

加藤:加藤と申します。よろしくお願いいたします。

小林:ランパンプスと申します。よろしくお願いします。早速なんですけど、神田明神と成田山新勝寺には曰くがあると聞いたんですが、どういうことなんですか?

加藤:都市伝説というか……熱心に崇敬されている方がよくおっしゃるんですけれども、当社は御祭神として、平将門命(たいらのまさかどのみこと)をお祀りしておりまして、成田山新勝寺は、将門様を討伐する時に祈祷を行ったお寺さんなんです。なので、神田明神の崇敬者の方々は「将門様に対して討伐するための祈祷を行った成田山に行くのは、将門様に対して失礼じゃないか」ということで「成田山には行かないよ」と言う方もいらっしゃるんです。

小林:本当にいらっしゃるんだ!

加藤:ただ、あくまでも熱心な崇敬者の方や、古くからの方々はそういう考えを持たれることもありますけれども、新勝寺の僧侶の方々も、我々、神田明神の神職も「神様や仏様は寛容ですので、どうぞお参りしてください」と言っております。

小林:神は、器小さくないよと!

寺内:良かったです! 僕、成田市出身なんですよ!

加藤:そうなんですか(笑)。

寺内:千葉県生まれ。新勝寺育ちなんです。

小林:そんな人いないです。ただ、さっきから体が痛いと申しておりまして(笑)。

加藤:いえいえ、将門様はそういったことでは怒りません(笑)。

寺内:ただの寝違えだった! 良かったです(笑)。

小林:平将門公以外の御祭神はいらっしゃるんですか?

加藤:当社は、三柱の神様をお祀りしておりまして、一柱目が大己貴命(おおなむちのみこと)、通称だいこく様。縁結び、家内安全の神様、また出雲大社の神様であられる大国主様と同じ神様です。いろいろな名前がある神様ですね。

寺内:七福神のだいこく様だ!

加藤:二柱目が少彦名命(すくなひこなのみこと)。通称えびす様。商売繁盛や医薬健康の神様ですね。

寺内:こちらも七福神なんですね。

加藤:そして、三柱目が最も有名な平将門命。除災厄除や勝負事の神様として親しまれています。

寺内:神田明神といえば将門様のイメージが強いですよね。

小林:ちょっと伺ったんですけど「神田明神」じゃなくて「神田神社」が本当の名前なんですか?

加藤:江戸時代からずっと「神田明神」「明神様」と親しまれておりましたが、正式には神田神社なんです。

寺内:僕もずっと神田明神って呼んでいます。

加藤:明治時代になり、神社の名前を決めるときに「神田神社」を正式な名前としました。ただ、江戸時代から明神様と親しまれておりましたので、街の方々や、一般の方々には「神田明神」で馴染んでおり、街の方々からは「明神様」「明神さん」と、今でも変わらずに親しまれています。

寺内:届け出は「神社」だけど、実質「明神」ってことですね。

加藤:「神田明神」の方が通り名ですね。

小林:マットと一緒だね。

寺内:マット?

小林:桑田真澄の息子のマット。みんな「マット」って呼ぶけど、正式な名前じゃないじゃん。

寺内:まあ、国への届け出は「桑田何某」だろうけどさ(笑)。

小林:僕は「マット」という名前でしか知らなくて、でも、国は「マット」としては認めてないわけじゃないですか。 多分、桑田真澄も息子のこと「マット」って呼ぶと思うんです。

加藤:なるほど(笑)。

寺内:加藤さんが納得してくださっている(笑)。

加藤:すごく答えづらいんですけど、おっしゃりたいことはよくわかります。私もマットさんの本名を知りません(笑)。

小林:僕もわかんないんですけど、彼は「マット」じゃないですか。神田神社もみんな「神田明神」だと思っているってことですよね。

加藤:「明神さん」「明神様」と親しまれています(笑)。

小林:つまり、マットです。

寺内:マットと明神をイコールにしないで(笑)! でも、境内に掲示しているものも「神田明神」になっていますよね?

加藤:ケースバイケースで「神田神社」と書かれている場合もあります。広報的に「神田明神」使うときには「江戸総鎮守神田明神」というような表記で使わせてもらっています。

寺内:江戸総鎮守とはなんですか?

加藤:少し長くなりますが、神田明神は現在の大手町に奈良時代の天平2年、西暦730年に創建されました。創建された大手町と現在の千代田区の外神田では2キロほど離れているんです。

寺内:1300年前!

加藤:江戸時代前に徳川家康公が三河から江戸城に入城した際、江戸城のすぐ近くの神田明神で天下統一を御祈願したと伝えられており、その後、関ヶ原の戦いで勝利を治めたことから、家康公は神田明神を徳川家の守り神として崇敬されるようになったんです。

小林:関ヶ原の戦いの立役者だったんですね!

加藤:二代将軍・秀忠公の時代、西暦1616年に江戸の街を作り変える大工事を行いました。当時のまちづくりで最も大切だと考えられておりましたのが、鬼がやってくる方角、「鬼門」の守りでございまして、この江戸城から見て表鬼門に当たる外神田に、江戸の町の守り神として、明神様をお移しになったんです。

小林:そんな経緯があったんですね。

加藤:また、表鬼門があるということは裏鬼門もあり、それは、南西対角線上の赤坂、永田町の日枝神社さんになります。日枝神社さんも、もともと江戸城の中にあったお社だったんです。

小林:そうなんだ! 確かにその線上にありますね!

加藤:そういった経緯があり、江戸の町の表鬼門を守る神様ということで「江戸の総鎮守」と呼ばれているんです。

小林:江戸時代から、神社として格が高いところに置かれた神社なんですね。

加藤:幕府を一番に守る神様ですね。また、当時、江戸はもっと小さくて神田明神の氏子区域が昔の古い江戸全域だったんです。具体的には、神田、日本橋、大手、丸の内、秋葉原の地域ですね。

寺内:江戸全体を守っていたから総鎮守なんだ!

加藤:対して日枝神社さんは江戸城から見て南西で、武家屋敷の方を守っています。なので、今でも日枝神社さんは、落ち着いた武家さんの神社といったイメージ、神田明神は下町の賑やかなイメージを持たれる方が多いですね。

小林:確かに華やかですもんね。

加藤:江戸時代から庶民に親しまれていたので、その色合いが今でも出ているのかなと思います。

小林:将門様を祀られているということなんですけど、勝ち運的な部分は受験生にも役立ちますか?

加藤:徳川家康公が将門様をご崇敬していて、神田明神をお参りし、天下統一への道を開いたという意味では、受験とも近いと思います。当社では、そのご由緒から「勝ち守り」というお守りを授与しております。受験生のみならず、ビジネスマン、ご商売される方、スポーツされる方、様々なジャンルで「勝ち運を」という方がいらっしゃいます。受験も勝負事の1つだと思いますので、是非、将門様、明神様のご利益で受験闘争を勝ち取っていただければ。

小林:他に変わったお守りとかありますか?

加藤:秋葉原の氏神様でもありますので「IT情報お守り」というものがございます。「パソコンやスマートフォンが壊れませんように」「情報漏洩しませんように」というお守りになります。珍しいお守りなので、海外からも、その守りを求めて多くの方がいらっしゃいます。

寺内:そのお守りは「たいらのなにかど様」が由来なんですか(笑)?

小林:平関係ないから(笑)。

加藤:秋葉原の氏神様なので、明神様のご利益で電気街として発展したという考え方ですね。また、ビジネス面でも、今のIT企業さんは大手町、丸の内でも活躍されていますので、そういった方々にも人気がございます。

寺内:実際、情報漏洩の問題は、今は全ての企業に関わってきますよね。平気でどんな場所でも個人情報が載っているパソコンを開くのは吉本興業ぐらいですから(笑)。

小林:吉本は漏洩が広告だと思っているからね。

寺内:広報と漏洩の区別がついてないんだ(笑)。

小林:僕、2、3年前に神田祭りに来たんですよ。すごく賑やかで、人がパンパンで、そこで目を引いたのが「ラブライブ」とコラボだったんです。これはどういった経緯だったんですか?

加藤:私が担当したわけではないんですが、アニメになる前の声優さんのユニットから始まったとのことです。その舞台として秋葉原、そして、神田明神があって、人気が出てきて、アニメ化され、そのアニメのキャラクターが神田明神でアルバイトをしている設定なんです。また、主人公たちの特訓の場が神田明神の傍にある「明神男坂」だったりと、そういったことで作品の中に出させていただいて、ファンの方々が今でも変わらずにお参りにきてくださっているんです。

小林:聖地巡礼が神社だとややこしいですね(笑)。

加藤:今でも東京ドーム等でイベントがある時には、ファンの方が必ずお参りに来てくれるんですけど、すごくマナーが良くて、しっかり並んで、ちゃんと二礼二拍手でお参りされていて、本当に素晴らしいんですよ。ラブライブのおかげで、若い方々のお参りも、目に見えて増えましたので、我々としてもありがたいと思っています。

寺内:神社仏閣に興味がない層の人たちにもリーチしたんですね。

加藤:本当に小学生から、老若男女の方々にお参りしていただくきっかけになっています。

小林:お祭りも活気ありましたもんね。本当にすごかった。

寺内:その時期はここら辺一体、近寄れないくらい人がすごいですよね。

加藤:神田祭は2年に一度のお祭りで、日枝神社さんの山王祭と1年毎に交互にやっているんです。来年の令和7年5月が神田祭ですので、ぜひ皆様見学にきてください。にぎやかに行いますので。

小林:Don’t miss itですね。

加藤:神社の周りだけじゃなく、それこそ氏子の108町会、神田、日本橋、大手、丸の内、秋葉原が全部お祭り一色に染まりますので、もうそれはそれは。

小林:その時期に、秋葉原から歩いてきたんですけど、道も人パンパンでしたもん。

加藤:町の方々もお祭りが大好きですので、この時期はもう神田祭の話題ばかりです(笑)。

寺内:かっこいい!

加藤:お祭りが終わった後は、鉢洗いという直会(なおらい)打ち上げやるんですけど、各町で皆さん、もう「次の神田祭りは」ってやっていますので(笑)。

寺内:お祭り男がいっぱいいるんだ。

加藤:神田っ子、江戸っ子ですので本当に熱い方々ばかりです。

小林:最後になるんですが、今頑張っている受験生にメッセージいただけますか?

加藤:神田明神は将門様をお祀りする勝負事の勝ち運の神様でございますので、是非とも受験という戦いに勝ち抜いて、合格していただければ幸いでございます。受験頑張ってください。

小林:ありがとうございます。

寺内:最後に改めて確認なんですが、成田の人も来て大丈夫ですか?

加藤:もちろんでございます(笑)。

寺内:ありがとうございます。お世話になります!

――さて、勝ち運の神様を祀る神田明神さんはいかがでしたか?

小林:成田山の秘蔵っ子こと寺内さん、神田明神に来られたことに関してどう思っていますか?

寺内:入った瞬間、ビビビってちょっとバリアを感じたんですよ。それで、境内に入ってすぐ調子が上がらないというか、なんか体に違和感を覚えて……怖いなって。

小林:……気付いているか?

寺内:何?

小林:お前、1個もボケてないぞ?

寺内:そうなんだよ……だけど、加藤さんに聞いてみたら関係ないって言われて……ただコンディションが悪かっただけだった(笑)。

※一度もボケずに御朱印をもらう寺内氏。

小林:神のお力ではなく、ヒューマンエラーだな。俺が「マット」って言わなかったら1個もボケがなかったからな。

寺内:危なかった。マットのおかげだよ。申し訳ない。

小林:ただ、マットもカットになる可能性がある(笑)。

寺内:だったら情報としてこの記事を読んでいただくしかないね。

小林:情報バラエティにしたかった(笑)。でもさ、平将門って、歴史上の人物だから「平将門」って言っちゃうのよ。加藤さんが「様」を付けていたから申し訳ないって思ったな。

寺内:「タモリ」とか言っちゃうみたいなことだよね。うちの妻はどれだけ言っても「シソンヌ」って呼ぶもん(笑)。もういちいち「さんつけろ」とは言わないけど(笑)。

小林:(笑)。華やかで綺麗な神社で勝ち運もつくということなんで受験生にはおすすめでしたね。

寺内:令和7年5月、神田のお祭りが、2年ぶりに行われるってことで是非行ってもらいたい。間に合えば、僕らも大判焼きくらいは……やりたいなあ……なんて。

小林:まだ調子悪いですか(笑)?

寺内:これやっぱ成田山のせいだよ(笑)。

小林:ボケ探していたのかなと思ったら、そのまま喋り切ったから怖かった。

寺内:全国の皆さま、成田出身の方々も是非、参拝してください!

※全国の受験生の合格祈願をするランパンプス。

「神田明神」は江戸時代から庶民に親しまれながらも、革新的なことにも挑戦している神社でした。神様は懐か深いので、どんな方でも、お近くに立ち寄られた際は、是非、ご参拝してみてください。

さて、次回の『おうえんしナイト』は芝浦工業大学にて取材をしてまいります。ご期待ください!

『おうえんしナイト』では頑張る受験生を応援すべく、リスナーの皆様からのご意見や情報を募集しております。ランパンプスの二人に取材してほしい“あなたの街のおすすめスポット”や“合格祈願にまつわるスポット”など受験生に役立つ情報を特設サイトまでお寄せください。

元記事で読む
の記事をもっとみる