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「クロノ・トリガー」クロノ&ルッカに扮するコスプレイヤー「シルエットにこだわり鳥山明作品の雰囲気再現」<TGS2024>

  • 2024.11.8
「クロノ・トリガー」ルッカ/やそにゃんさん(写真左)とクロノ/向井さん 撮影:ソムタム田井
「クロノ・トリガー」ルッカ/やそにゃんさん(写真左)とクロノ/向井さん 撮影:ソムタム田井

【写真】「クロノ・トリガー」クロノのコスプレを披露した向井さん

漫画やアニメ、ゲームといったコンテンツと並び、今や日本が誇る文化として、海外でも広く親しまれているコスプレ。9月26日~29日にかけて千葉・幕張メッセで開催された、世界最大規模のゲーム見本市「東京ゲームショウ2024(TGS2024)」でも、出展タイトルを盛り上げる要素としてコスプレを導入。屋外にはコスプレ撮影エリアも設けられ、こちらも好評を博していた。

4日間で27万4739人が来場。過去最多となる44の国・地域から985の企業・団体が出展するなど、2023年を上回る盛り上がりを見せた「TGS2024」。そんな同イベントの数ある見どころの中から、会場を彩ったコスプレイヤーにクローズアップ。新旧さまざまなゲーム作品のキャラクターに扮(ふん)したレイヤーたちに「コスプレに対するこだわり」などを話してもらった。

「TGS2024」を彩ったコスプレイヤーたちのこだわりとは?

■「クロノ・トリガー」クロノ/向井さん

今回のコスプレではウイッグの再現にこだわりました。原作絵の雰囲気になるべく近づけるように、ボリュームや束感を調整しています。特徴的な髪形なので、実際に被ったときのバランスにも気を付けて。頭でっかちにならないよう、シルエットのカッコよさを意識しつつ、こちらの形に仕上げました。

■「クロノ・トリガー」ルッカ/やそにゃんさん

鳥山明先生の衣装デザインは一見するとシンプルに感じますが、実際に作ってみるとなかなか難しくて。鳥山作品のコスプレをする際は毎回、試行錯誤しながら衣装制作に取り組んでいます。こちらのルッカは帽子の造形が特徴的なので、各パーツのバランスや被ったときのサイズ感に気を付けながら制作しました。

■「ゼンレスゾーンゼロ」ニコ・デマラ/天音ありぃさん

小道具の鞄は、造形が得意な友人にお願いして制作してもらいました。「東京ゲームショウ」は持ち込み可能な小道具の大きさに制限があるので(50cm未満)、その条件を満たしつつ、座っても壊れないよう、頑丈に作ってもらって。格好良く仕上げてもらえたので、すごく気に入っています。それと私個人としては、今回は眉毛の形にこだわりました。ニコは短い眉毛が特徴的なキャラなので、自眉を短く剃って。なかなかいい感じに雰囲気を再現できたんじゃないかな…と思うんですけど、いかがでしょう?

■「ゼンレスゾーンゼロ」ニコ・デマラ/Lizさん

今回は衣装制作にかける時間の確保が難しく、ウイッグは前日の夜に大慌てで用意しました。とはいえ、キャラクターの雰囲気を再現する上でウイッグはもっとも重要なパーツなので、そこは一切手を抜かず、納得のいく形に仕上げています。特に前髪部分はこだわってセットしたので、注目してもらえるとうれしいです。

■「ゼンレスゾーンゼロ」カリン・ウィクス/reoさん

カリンは臆病で気弱なキャラクターなので、撮影時は表情が明るくなり過ぎないように気を付けました。

2024年後半も全国で大型コスプレイベントが続々開催

こうして大盛況のうちに終了した「TGS2024」以降も、コスプレが楽しめる大型イベントはまだまだ多数控えている。特に「東京コミコン2024」(12月6日~8日、幕張メッセ)、「コミックマーケット105」(12月29日・30日、東京ビッグサイト)など、毎回大きな盛り上がりを見せるイベントは見逃せない。

はたしてこれらのイベントでは、どのような漫画、アニメ、ゲームのコスプレに人気が集中するのか? 今のうちからトレンドを分析しておき、会場で答え合わせをするのも面白そうだ。

◆取材・文=ソムタム田井

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