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数字で振り返る上田桃子のプロ20年【国内女子ツアー豆知識】

  • 2024.11.8

今シーズンも残り少なくなりましたが、いきなり飛び込んできたのが上田桃子プロツアー撤退のニュースです。そこで今回は上田プロの20年間に及ぶツアー生活を数字で振り返ってみましょう。

◆プレーオフでは負け越していた

上田桃子プロがプロテストに合格したのは05年で19歳のときでした。プロデビュー戦は05年のマンシングウェアレディース東海クラシックで、予選落ちを喫しています。以来、ツアーに出場したのは448試合を数え、今週の伊藤園レディスが449試合目となります。

その間、優勝を飾ったのは16回あります。ちなみに、11年のミズノクラシックも制していますが、このときはUSLPGAの資格で出場しているため、国内ツアーの通算勝利数には含まれていません。したがって、プロ生活20年でのツアー優勝回数は16+1の17回です。

上田プロのすごいところは、06年のシーズンから今シーズンまで12年シーズン以外、すべて賞金ランキングの50位以内(22年からはメルセデスランキング50位以内)に入っていることです。しかも、米ツアーを主戦場として、国内ツアーの出場試合が少なかったにもかかわらず、50位以内をクリアしたシーズンが何度もあります。

さらに、賞金女王のタイトルも07年に獲得。賞金ランキングのトップテンにも7回入っており、日本の女子ツアーを大いに盛り上げてきたことは間違いありません。生涯獲得賞金は10億9476万4906円で、ランキング6位につけています。

ベストスコアは64で過去5回記録しています。面白いのはプレーオフの回数です。過去11回経験しており、対戦成績は5勝6敗と一つ負け越しています。6敗のうち4敗は1対1のプレーオフでした。

◆平均ストロークを16年ぶりに更新

21歳だった07年に賞金女王になっていますが、この年は平均ストロークが1位で70.8268でした。しばらくの間、この数字を上回るシーズンはありませんでしたが、なんと昨年、70.3445をマークして19年ぶりに更新したのです。昨日の自分よりも成長することをその日の目標に掲げてきた上田プロですが、まさにその真骨頂がこの数字に表れているのでないでしょうか。

昨年はパーオン率こそ71.0118で22位でしたが、パーセーブ率は88.9510パーセントで2位につけていました。さらに、リカバリー率は68.7366パーセントで5位と高い数字をマークしています。これは、たとえグリーンを外してもしっかりパーを拾ってきた証拠で、ボギーを叩かなかったことも、平均ストロークを更新した理由といえるでしょう。

また、自身はドライバーの飛距離に関しては最近のほうが飛んでいると語っていましたが、今季のドライビングディスタンスは245.69ヤードで25位につけており、38歳という年齢を考えれば、確かに飛んでいるといえます。同記録は17年から計測していますが、241.98ヤードで23位でした。たしかに数字的には伸びていますね。

上田プロ自身に悔いがあるとしたら、国内メジャーのタイトルを獲得できなかったことでしょう。これまで何度もチャンスがありながら、ものにすることができませんでした。

今季もメルセデスランキングでは45位に入っているだけに、来季も元気な姿を見せてくれると思っていましたが、ツアー撤退は上田プロ自身が決めたことですから仕方がありません。次のステップでもぜひ活躍してほしいですね。

写真/Getty Images

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