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「ホラー上級者もビビる…!」2010年代最高の本格ホラー映画(4)。これでもダメ…最悪の絶望感満載の一作は?

  • 2024.11.8
女優のカレン・ギラン【Getty Images】

ホラー映画紹介Vtuver・ミミカ・モーフ氏に、配信で観られる映画作品の中から「本当に怖い映画」を厳選してご紹介いただく本企画。今回は、映画としての完成度も高く、ホラー作品としての満足度も高い、“一石二鳥”な本格派ホラーをセレクト。2010年代を代表するホラー映画の傑作群をご紹介しよう。今回は第3回。

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『オキュラス 怨霊鏡』(2013)
上映時間:103分
製作国:アメリカ
監督:マイク・フラナガン
脚本:マイク・フラナガン、ジェフ・ハワード
キャスト:カレン・ギラン、ブレントン・スウェイツ、ロリー・コクレーン、ケイティー・サッコフ

【作品内容】

新居で仲睦まじく暮らす4人家族に突然、悲劇が訪れる。ある日突然、父親が狂気に憑りつかれ、妻を殺害。身の危険を感じた息子のティムは拳銃で父を殺し、精神病院に強制収容される。事件から11年が経ち、退院したティムは新しい人生を歩みはじめる。一方、ティムとともに生き残った姉のケイリーは、自宅にあった鏡が父親を狂わせ、事件を引き起こしたと信じており、真相を解明するために奔走するのだが…。

呪われた鏡によって人生を狂わされた姉弟を描く、サイコホラー。監督を務めたマイク・フラナガンは、低予算ホラーで注目を集め、本作を皮切りに、人気ホラー作家としてステップアップを果たした。

恐怖の対象への登場人物の対抗手段がかなり緻密に準備され、他のホラー映画よりも念入りに敵に対する研究がされている。しかし、あくまでこの対策は怪奇現象に対面した一般人ができる範囲にとどまるため、恐怖を薄れさせる方向には向かわない。

そのため、想定を超える襲撃をしてくる未知の恐怖に対して他作品以上に「ここまで準備したのにダメなのか」「これはもう対策しようがない」など、どうしようもない絶望感を感じさせる作品となっている。

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