消化促進に免疫力向上、頭痛の緩和にも。ミントティーには健康効果がたくさん
爽やかな香りと味わいで人気が高いミントティー。北アフリカ諸国、特にモロッコでは生活の一部として根付いており、シルバーのティーポットから小さなガラス製のグラスに注いで振る舞うのが伝統的なスタイルだ。その効能は多岐にわたり、消化促進やリラクゼーション効果もあることから、世界中でも食後の一杯として広く親しまれている。
ミントティーの効能
- 抗菌・抗炎症作用があり、免疫機能をサポートする
- 鼻水や鼻づまり、のどの痛みや咳の緩和に役立つ
- 食べ過ぎによる胃もたれを軽減し、消化を促進する
- 鎮痛作用があり、頭痛や片頭痛の緩和に役立つ
- 胆汁の分泌を促進し、脂肪の消化を助ける
- 胃炎や胃腸炎の症状の改善に役立つ可能性がある
- 鎮静作用があり、ストレスや疲労感を軽減する
ミントティーを飲み過ぎると、人によってはアレルギー反応を引き起こす可能性があり、胃腸が弱い人にはお勧めできない。また、妊娠中はミントティーを控えるようアドバイスする専門家もいるため、気になる場合はかかりつけの医師に相談しよう。
モロッコ風ミントティーの作り方
【用意するもの】
- 水 4カップ
- モロッコミントなどミントの生葉 ひとつかみ
- 緑茶 大さじ1杯
※できれば中国の平水珠茶(ガンパウダーとも)を。小さく丸めた葉が特徴で、少しスモーキーな独特の風味がある。 - 砂糖 お好みで大さじ2ほど
- 直火対応のティーポットまたはソースパン
【作り方】
- 水を沸騰させる
- 温めたティーポットに緑茶と大さじ2杯のお湯を入れ、葉を数分間蒸らしてからお湯を捨てる。この作業を2〜3回繰り返す。
- 残りのお湯を加えて再び火にかけ、沸騰させる。
- ミントの生葉とお好みで砂糖を加え、3~5分ほど置いたら出来上がり。
- 伝統的なモロッコのスタイルで味わうなら、小さなガラス製のグラスに注いでみて。
ティーポットがなければカップで、生葉がなければドライミントで作ることも可能だ。大きめのカップに小さじ1杯ほどのドライミントを入れたら、お湯を注いで5分ほど抽出する。茶漉しで葉を取り除いたら、あとはお好みではちみつを加えて。
フレッシュな生葉で作る場合は、カップ1杯につき手で揉んで香りを出した5~6枚ほどの葉を入れてお湯を注ぐだけ。夏は冷蔵庫で冷やしたり、氷を入れてもおいしい。レモン汁を数滴入れ、スライスした桃を添えても◎。
Text: Alessandra Signorelli Adaptation: Motoko Fujita
From VOGUE.IT
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