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東京の“今”をアートで感じる。都内の展示をバスで巡る、4日間限定の「アートウィーク東京」が開催中

  • 2024.11.7
戸村英子による「ランドスケープがつくるBAR」の空間 © eiko tomura landscape architects
戸村英子による「ランドスケープがつくるBAR」の空間 © eiko tomura landscape architects

アートウィーク東京(AWT)」は、東京における現代アートの創造性と多様性を国内外に発信するイベント。都内53の美術館・ギャラリーが個々に展覧会を開催し、無料シャトルバス「AWT BUS」でそれぞれの会場を巡ることで、東京のアートシーンの“今”を感じることができる。メイン会場はあえて設置せず、各施設を自由に巡ることができ、美術史に名を刻む巨匠から注目の若手まで、多彩な作品に触れることができるのが特徴だ。

森美術館では、20世紀を代表するアーティスト、ルイーズ・ブルジョワの大規模個展を27年ぶりに開催。 国立新美術館では、ポップアートの巨匠 田名網敬一と、パフォーマンス・アーティストの荒川ナッシュ医の個展を同時に実施。アーティゾン美術館では、2024年ヴェネチア・ビエンナーレ日本館代表作家の毛利悠子が、石橋財団コレクションとコラボレーションした展覧会が行われる。

そのほか、世界最大級の日本の現代美術コレクションを誇る高橋龍太郎コレクション展(東京都現代美術館)、 内藤礼と銀座メゾンエルメスフォーラムとのコラボレーションによるインスタレーション(銀座メゾンエルメスフォーラム)、 水をテーマにした渡辺志桜里の個展(資生堂ギャラリー)など、個性豊かな展覧会が目白押しだ。

南青山には、会期中限定で「AWT BAR」がオープン。ランドスケープアーキテクトの戸村英子が設計を手掛け、自然と都市が融合した空間を演出する。フードは、「ゴ・エ・ミヨ 2023」でベストパティシエ賞を受賞した青山「EMMÉ」の延命寺美也が担当。“花”をイメージした「新ゴボウとベーコンのケークサレ」と「タタンモンブラン」を提供する。さらに、AWT参加施設で展示を行う荒川ナッシュ医、小泉明郎、束芋の3名のアーティストとコラボレーションしたカクテルも楽しめる。

シンポジウムでは、フランクフルト近代美術館(MMK)館長のスザンヌ・プフェファーが基調講演を実施。 またオンラインでも、村上隆と大竹伸朗や毛利悠子とミン・ウォンのトーク、美術史学者の中嶋泉によるレクチャーなど配信する。

さまざまな角度から多様な作品に触れることができる本イベント、どこから巡るかによって見えてくるものが変わるのも魅力の1つだ。

小泉明郎「Ritualistic People:祭民」
小泉明郎「Ritualistic People:祭民」
束芋《あいたいせいじょせい》2015年
束芋《あいたいせいじょせい》2015年

アートウィーク東京

開催日時/11⽉7⽇(⽊)~10⽇(⽇)10:00~18:00

会場/都内53の美術館、インスティテューション、ギャラリー

https://www.artweektokyo.com/

Text: Aya Hasegawa

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