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【有村架純】日本初の釜山国際映画祭に出展される『さよならのつづき』の世界配信がいよいよスタート

  • 2024.11.8

作品が常に注目される俳優・有村架純さんの次の出演作は2024年11月14日にNetflixシリーズで世界配信がスタートする「さよならのつづき」。待望の最新作について有村さんから作品の見所はもちろん、撮影中の秘話をお伺いします。

PROFILE
ありむら・かすみ/1993年2月13日生まれ。兵庫県出身。直近の出演作に大河ドラマ「どうする家康」、映画『ちひろさん』『ディア・ファミリー』など。現在、ドラマ「海のはじまり」(フジテレビ系・毎週月曜21時〜)に出演中。今後、映画『花まんま』が公開予定。

同じ人たちと仕事をするメリットも安心感もあるけれど、またみんなで別の世界にいかなきゃいけない、そんな覚悟が共鳴してできた作品

どんな作品、どんな役柄で私たちの目の前に現れてくれるのか? 有村さんは、“次の一手”に注目が集まる俳優でもある。待望の最新作は、坂口健太郎さんとW主演を務め、Netflixでは日本初の釜山国際映画祭に出展される『さよならのつづき』。有村さんは、プロポーズを受けたその日に恋人を事故で亡くす・さえ子を演じる。

「脚本の岡田(惠和)さんとご一緒するのは6回目。6回目というところがより難しさを感じました。岡田さんが紡ぐ言葉のリズムをわかっているからこそ、これまでの作品との違いを見せなきゃいけないのは挑戦でしたし、それが私に望まれていたことだとも思います。また国内だけではなく世界190カ国以上に向けて発信されていく点でも、世界の方からの見え方を意識しながらも、まずは日本の人たちに届けなければ意味がないよねとキャストとスタッフが心をひとつにして。岡田さんだけではなく、坂口健太郎さんや監督やプロデューサーも旧知の仲で、同じ人たちと仕事をするメリットも安心感もあるけれど、またみんなで別の世界にいかなきゃいけない、そんな覚悟が共鳴してできた作品でもあります。同じ場所、同じやり方、こんな感じだよね?と想定内やコンフォートなところから、みんなで抜け出そうって」

『人を愛し、人に愛された記憶は残る』ということをテーマに作り上げた物語

作中に描かれる“愛”のカタチがどのように捉えられるのだろうか? 不安がないといえば嘘になる、と有村さん。

「私が演じたサエ子は必然的にどうしようもなく大切な人を求めてしまう女性。最愛の人の記憶が生きていることを知って、気持ちが揺れ動きます。医学的なエビデンスはないそうですが、世界中で記憶転移を経験した人が実際にいるという報告から着想を得て『人を愛し、人に愛された記憶は残る』ということをテーマに作り上げた物語です。私自身も、さえ子としての視点、さえ子を見る側の視点を行ったり来たりしながらのお芝居は、悩み抜きましたし、今までにない難しさがありました。果たして自分のお芝居が正解だったのかは今もわからないですけれど、作品の中で生きる人たちみんなが愛すべき人であってほしい。すごくシンプルだけど、それが唯一の願いです


Netflixシリーズ 「さよならのつづき」 11月14日より全世界配信

事故で最愛の恋人を失ったさえ子(有村架純)と、その恋人に命を救われた成瀬(坂口健太郎)。北海道、ハワイの壮大な風景を舞台に、運命に翻弄されるふたりの美しくも切ない、“さよなら”から始まる愛の物語。

MODEL:有村架純 PHOTOGRAPH:酒井貴生(aosora) STYLING:岩田槙子 HAIR & MAKE-UP:尾曲いずみINTERVIEW&TEXT:長嶺葉月

※InRed2024年10月号より。情報は雑誌掲載時のものになります。
※画像・イラスト・文章の無断転載はご遠慮ください。

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