1. トップ
  2. 恋愛
  3. 「突然の余命宣告…」父のがん宣告で崩れ落ちた私。父の最期の言葉に涙が止まらない【体験談】

「突然の余命宣告…」父のがん宣告で崩れ落ちた私。父の最期の言葉に涙が止まらない【体験談】

  • 2024.11.7

約6年前、父の大腸がん発覚の知らせは、私の足元を崩れさせるほどの衝撃でした。ステージ4、余命2年という厳しい診断に、家族全員が動揺しました。

突然の余命宣告

医者嫌いの父のために、訪問診療を選択しましたが、進行したがんに対して手術の効果は期待できず、痛みを和らげる対症療法が主な治療となりました。

余命宣告から2年が過ぎ、父の症状は悪化の一途をたどりました。おむつ交換や、時に自暴自棄になる父への対応など、家族の疲労は限界に達していました。しかし、負けず嫌いの父は最後まで闘い、余命を1年延ばして息を引き取りました。

みとりで感じたこと

がんとの闘いは壮絶で、言葉では表現しきれない経験でした。それでも、最期に父が痛みを感じずに眠るように旅立ってくれたことは、せめてもの救いでした。

振り返れば、もっと事前に準備をしておくべきだったと後悔が残ります。予想以上に高額な医療費や、想像を超える介護の大変さに、何度も涙しました。父の弱っていく姿を見るのはつらく、自分の弱さに嫌気がさすこともありました。

家族が救われた言葉とは

しかし、最期に父が「ありがとう、本当にありがとう」と言ってくれたとき、家族全員が涙を流しました。その言葉は、これまでの苦労が報われた気持ちにさせてくれました。

この経験から、がんに対する事前の知識や対策の重要性を痛感しました。同時に、家族の絆の大切さも再認識しました。父との最後の日々はつらいものでしたが、今では大切な思い出となっています。

まとめ

がんは予期せぬかたちで私たちの人生に入り込んできますが、この経験を通じて学んだことを、今後の人生に生かしていきたいと思います。

※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。

※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。

著者:浦田真/30代男性・会社員。

※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2024年9月)

シニアカレンダー編集部では、自宅介護や老々介護、みとりなど介護に関わる人やシニア世代のお悩みを解決する記事を配信中。介護者やシニア世代の毎日がハッピーになりますように!


シニアカレンダー編集部

「人生100年時代」を、自分らしく元気に過ごしたいと願うシニア世代に有益な情報を提供していきます!


監修者:医師 医療法人ONE きくち総合診療クリニック 理事長・院長 菊池大和先生

地域密着の総合診療かかりつけ医として、内科から整形外科、アレルギー科や心療内科など、ほぼすべての診療科目を扱っている。日本の医療体制や課題についての書籍出版もしており、地上波メディアにも出演中。

ベビーカレンダー/シニアカレンダー編集室

元記事で読む
の記事をもっとみる